2017年02月15日

冬の脱穀〜1月共同作業日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。年度の終わりのあたって、この冬のつくし農園の様子をまとめて振り返ってみました。12月の脱穀・精米から、1月の2回の共同作業日まで、それぞれお楽しみください。

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Hさんの田んぼでとれた今年のハッピーヒルをバックに、昨年のハッピーヒルを炊いたおにぎりをパチリ。美味しかったですね〜!

●脱穀・精米の様子
12月から1月にかけての1ヶ月間、プレーヤーさんそれぞれのご都合に応じて脱穀・精米作業を行いました。今年は聴講生も、ご自身の田んぼで育てたというお米を持ち込んで、一緒に脱穀を楽しみました。
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これが冒頭の写真にもあった、ハッピーヒル。ビルマ系の独特の穂のたっぷりと頼もしい様子は、夏の出穂から稲刈りまで、ひときわ目を引きました。
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足踏み脱穀機を経て、藁に残るのは中身のない籾と茎葉たち。
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「持ち出さず・持ち込まず」が原則の自然農では、食べる部分以外はもとの田んぼにお返しします。なるべくばらけるように、区画全体に均等に広げて撒いておき、翌年の恵みへとつなげます。
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脱穀後はひと粒のお米もムダにしないよう、脱穀機の周囲を小さな箒で掃き、籾粒をきっちり集めます。
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おおまかに大きな藁くずを取り除きます。ふるい網を使っても、手作業でざっざと取り払っても構いません。
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その後、唐箕にかけて風の力で細かな藁くずや籾がらを吹き飛ばし、循環式精米器にかけて籾すりをして、やっと食べられるお米になりました。
今年の新米、みなさんもう味わいましたか?

この日は日暮れ間際まで作業が続き、暗くなる中で大慌てで片付けをしました。
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●1月14日共同作業日の様子
畑実習では、霜枯れの進んだ実習畑から大根などを収穫しました。
共同作業は小屋の大掃除!でしたが、中身を出していて「何だか出入り口の床がベコベコする!」ということで調査したところ・・・建設当時はブロックの上に乗っていたはずの小屋が、吹き寄せる土と小屋内の重みとで、ずぶりと地中に埋まり、木材がボロボロに朽ちてしまっていることが分かりました。
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なんとか床下にブロックを積んで応急処置を終えましたが、手前の板を引っ張ってみるとこの有様。
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もうしばらく、だましだまし使っていければ・・・といったところです。

また、延期になっていた菊芋掘りも実行しました。
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たっぷり収穫した菊芋は、プレーヤーさんにそれぞれ必要な分だけ持ち帰っていただきました。
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生命力旺盛で毎年確実に収穫でき、生・焼き・蒸し・揚げ・煮る、どんな調理法でもおいしい菊芋は、強くおすすめしたい作物のひとつです。(ただし畝に植えると、どんどん増えて畑が占領されますのでご注意ください♪)

午後の田んぼ実習では、役目を終えた干し場を解体し、片付けました。強風の中での作業は大変でしたが、みなさんのお陰で無事、来年も使えるように資材をまとめることができました。
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ふゆみず田んぼ?いえいえ、天然の沁み水による「天水田」です。冬空が映る姿も美しいですね。奥の方にはまだ片付けられていない鳥除けネットが見えますが・・・。
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●1月28日共同作業日の様子
一年間の最後の集まり。翌年のための資材を刈り出しに出かけました。つくし農園で最も頻繁に使うのは、細くて支柱などに活躍する篠竹です。田んぼでも畑でも重宝するこの竹を、みなさんと一度に刈って束ね、保管しました。
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毎年恒例、締めくくりは自然農野菜のけんちん汁です♪自然農のお米と、自然農野菜の完全自家製「ごはんの友」も数多く並びました。
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里芋、菊芋を中心に、小さな人参なんかもゴロンと入れました。足りない野菜は、田んぼプレーヤーとして今年復活されたYさんのお店(近江屋商店さん)にて自然農野菜を購入し、使わせていただきました。
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午後はゆっくりと自分の心に耳を傾けながら過ごす、ワークショップ形式での振り返りを行い、つくし農園の一年が終了しました。
2016年度プレーヤーならびに聴講生のみなさま、一年間本当にありがとうございました!

さて、2017年度の集合日は2月18日(土)、数日後です!参加予定のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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2016年11月22日

稲刈りの様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。つくし農園の今年の稲刈りを、写真で振り返ってご報告します。
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この秋は雨が降ったり止んだりでなかなか皆で揃っての稲刈りとはならず、プレーヤーさんそれぞれが個別に稲刈りを済ませる年となりました。

それでも初めての稲刈りを迎えるプレーヤーさんには、なるべく管理人と予定を合わせて稲架(おだ)の説明をさせてもらいました。しっかりとお米が乾く干し方の秘訣を理解していただけたかと思います。
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お米を干すための干し場は、今年も鳥除けネットで完全防備。(しかし11月上旬にはこのネットをスズメが体ごと穴にぶつかり、無理矢理に突破してお米をついばんでいる様子が確認されました。来年はもっと細かい目のネットにするべきでしょうか・・・)
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奥のMさんのお米には、スズメがネットを突破して侵入した場合に備えて最後の防御ネットがかけられています。
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味が良いからか、特に古代米は鳥よけネットを張ってもなおスズメのターゲットとされ、稲刈りをするタイミングが少し遅れるとここまでスカスカになっていました。
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Hさんのハッピーヒルが奥の稲架にズシリと架かっていきます。今年は管理人も種を分けてもらってハッピーヒルに挑戦。福岡正信さんが開発したというこのお米。育てやすいだけに、味を確かめる日が待ち遠しいです。
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一人、また一人と稲刈りが済み、水が空を映しています。湿地を利用した天水田ならではの、稲刈り後の風景です。
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最後に残された区画を健気に守るカカシの姿。今年はたくさんのカカシで田んぼが賑やかでした。
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今年は苗代も順調で、多くの区画で大きい苗を1本植えすることができました。また、夏場の水不足もなく、ザリガニの被害もほとんど見られませんでした。

例年なら9月上旬の周囲の稲刈りによって9月中にいっきにスズメの被害が進むところ、今年は偶然にも9月上旬から中旬にかけて雨が続き、慣行農の田んぼの稲刈りが遅れたことで、つくし農園の稲刈りにも猶予がありました。

さらに、温暖な秋のためか、早くに稲刈りを終えた田んぼでは切り株から蘖(ひこばえ)が伸びて再び稲穂をつけ、11月になるとスズメの被害が再び分散されたような印象があります。

農園としてはなかなか集まっての作業とはいきませんでしたが、ずっしりと充実した稲穂に、感謝の気持ちを抱かずにはいられません。
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稲刈りを終えたみなさん、お疲れ様でした!


11月19日(土)の共同作業日は、残念ながら雨のため開催できず、次回の共同作業日は12月17日(土)。終了後は忘年会です!みなさまのご参加をお待ちしています。


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2016年09月28日

9月共同作業日【秋分】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。久々のレポート記事です。9月24日(土)の共同作業日の様子をかいつまんでお届けします。

秋の最重要ミッション、田んぼのスズメよけネット張りに向けて、まずは雑草屋自宅で竹刈りを行いました。
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ネットの支柱用に、太すぎず細すぎず、手頃な径の竹を選んで伐り、余計な枝や節を落とします。
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田んぼではほとんどの品種が開花を終え、稲穂が充実してきました。
スズメたちがつくしの田んぼに狙いをつけるのも時間の問題です。
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(これはハッピーヒルという品種の稲穂。ムックリ♪)

ネット張り実習では支柱立て、ネットの下準備、レール張り、ネット張り、地ぎわの固定などの作業を来られたメンバーで行いました。(今回は少数精鋭でした!)
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スズメがネットに乗っても稲穂に到達しないよう、高い支柱の先に上部を切ったペットボトル(底が丸いもの)を挿したものを、区画内に数本ずつ立てます。ネットを張るときは外側に向けて少々斜めに倒しておき、最後にまっすぐ立てるとネット内に広い空間ができます。
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一人でやると本当に孤独で大変な作業ですが、人と一緒だと楽しくやり終えることができますね。(農園での作業にご家族やご友人を誘ってみると、楽しいと思います。)

つくば周辺では多くの田んぼが稲刈りを終えようとしています。今年は雨続きの為に少し稲刈りが遅れているようですが、それもあと1〜2週間ほどでしょう。そうなるといよいよ、スズメたちは餌を求め、残された私たちの田んぼへと死に物狂いで隙間を探し、侵入してきます。ネットなど必要なかった数年前が信じられません。つくばエリアの乱開発の影響もあるのでしょうか、年々勢いが増してきます。


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2年前からは、ネットの側面もきっちりと地面に固定する必要が出てきました。区画の外側にピンと引っ張り、竹などを土に対して斜めに挿してネットをしっかり固定しました。


昼頃からは強い雨が降ってきたため、実習はここまでで解散することに。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!


次回の共同作業日は10月8日(土)です。ご参加お待ちしております。

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ラベル:9月 スズメ対策
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2016年07月03日

自然農の田植え ─6月共同作業日【夏至】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。この土日は田植えの最後のチャンスということもあって、特に早朝や夕方、プレーヤーさんたちで田畑が賑わっておりました!早くに田植えが済んでいる方々は、田植え後の草刈りにいらしてましたね。さて、6月25日(土)の共同作業日(田植え集合日)の様子をお届けします。

6月上旬にはすでにベテランプレーヤーHさんが田植えを始め、中旬には新規プレーヤーAさん夫妻も田植え開始。管理人小松が「この雨の少なさだと、田植え集合日は1週早くすべきだったな・・・」と呟いた、月末の集合日早朝。一番涼しくておすすめの5時半〜の部では、新規田んぼプレーヤーの方はいらっしゃらず、小雨の降る中、各自で作業開始となりました。
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この日はMさんが早朝から作業開始。夕方まで田植えされて、1日で1区画を済ましてゆかれました。
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自然農の田んぼは、毎年の草たちが枯れては「亡骸の層」となって土を豊かにしています。田植えより前にひととおり草刈りをしておいた区画では、すっかり枯れた草たちがゆるやかな分解の営みへと進み始めていました。
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7時からはつくし農園・こぐま塾共同での田植え実習。
昨年の使い古しの篠竹を再利用して、目印となる棒を立てていきます。長方形の区画の長辺に立てます。お隣との境界線から20cmほどあけて立てることで、共通の通路が40cm確保できます。
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棒の間隔は40cm。これは、後に草刈りに入る際の通路の幅となります。毎年田植えをするメンバーは、40cmごとに印をつけた釣り竿や長い棒、紐などを繰り返し使っています。
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そのほかのプレーヤーさんは、40cmごとに結び目をつけた麻紐を作り、それを使って40cm間隔の目印を立ててゆきます。

さてこちらは苗代の写真。スコップで横から土ごと起こし、一定のかたまりを持ち上げるようにします。
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雨の少ない6月でしたが、この日は雨上がりということもあって苗の根もとはややしっとり、ほぐしやすくなっていました。根を傷めないようにそっと、小さなかたまりに分け、そこから1本1本にわけて準備してゆきます。傍らには水を張ったバケツを用意し、少しずつ水につけながら進めると根の損傷が少なく作業できます。
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ちなみに苗の根っこがどういう状態にあるか、土をすっかり洗い落とすとこんな状態。全ての根をちぎることなく苗代から取り出すことは不可能ですが、どんな形で根を張っているかを知っておくと、苗代からの取り出し作業がスムーズになると思います。
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苗の用意ができたら、田植えに取りかかります。区画の長方形のうち短辺に目安紐をわたし、その手前に植えていきます。植える前に、少なくとも2列分ほど草を刈って、刈り草をまとめておきます。
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これから苗を植える直線上は、踏み固めてしまわないように注意しましょう。土を出した場所とすじ状にまとめた刈り草とが縞模様を描きますので、刈り草の上を踏むようにして作業すると安心ですね。

田んぼに生える草は水草が多いため、つくし農園では草の管理がしやすいように刈り草をロール状に丸めます。田植え後、2週間以内に草刈りに来る必要があります。このとき、水草ですから刈り草の茎の節々から新しい根が張ってしまっていますが、ロール状にしてあることで、再び丸めてひっくり返しやすくなるのです。
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40cmの目印の箇所に植えてゆきます。新たに草が生えていたら、少なくとも植える箇所だけでも鎌で土をしっかり出し、土にグサリと鎌を入れて植え穴を作ります。これは移植ゴテでもかまいませんが、鎌1本でできると思えば荷物が楽です。
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苗を傷めてしまわないよう、なるべく土と根の部分を持って取り扱い、植え穴に差し込むようにして植えます。開いた土をきゅっと閉じておしまい。
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植える深さは、茎と根の境目から1cm上のところまで。1本植えの自然農では、きちんと育つと1本の苗が(多ければ)20本以上(?!)まで旺盛に分けつします。深く植えてしまうと、稲の分けつを妨げてしまう事もありますのでご注意ください。
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次の40cmの目印にも苗を植えます。
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そして、その中間にもう1つ、苗を植えます。つまり、列内での苗同士の間隔は20cmとします。現在のつくし農園では、横20cm、縦40cmの間隔がほどよいようです。
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区画の端(境界線近く)に植える苗は、踏まれたり人にぶつかったりスズメについばまれたりが想定されますので、取り上げた苗の中の小さいものにするとよいでしょう。

作業の進め方はそれぞれのお好みで。ひととおり草刈りをして列を出し、草をすべて丸め、いっきに苗を植えていく方もいれば、2〜3列ずつ草刈りをして少しずつ苗を用意し、植える方も。管理人は後者のタイプです。
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ちなみに、雨が少ない日が続くカンカン照りの中での田植えでは、土や苗の根もとが乾燥してしまわないよう、少しずつ進めるのがいいでしょう。

昨年の田植えとは大きく異なって、今年はしっとり曇りで絶好の田植え日和。一度にたくさん苗を用意しても心配ありませんでしたね。
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気温が次第にあがってきて迎えた9時〜の実習。到着した方に改めて田植えの説明をしました。
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向こう側に見えるのはAさん夫妻。
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6月中旬に個別に田植え実習を受け、田植えを進めてきたAさん夫妻はいよいよラストスパート。2人だと話しながらできるのがいいですね。
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この日も無理せず長めの昼休みを各自でとり、日中はそれぞれに作業を進め、夕方16時からは共同作業として畦草を刈りました。
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これまた人数に応じて無理はせず、1本の畦道の半分まで。
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朝からの田植えに続いての共同作業、ありがとうございました〜!

27日(月)の平日集合日には、Kさん夫妻が田植えを終えました。
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みなさま、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は7月9日(土)です。ご参加お待ちしております。

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2016年06月18日

6月共同作業日【芒種】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。6月11日(土)の共同作業日の様子をお届けします。プレーヤーさんのご都合により開始が田んぼ実習からとなり、まずは少人数で始まりました。
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ベテランHさんはすでに田植えをスタート。
空梅雨が心配される今年は、6月の早いうちに植え終わりたいものですね。
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共同苗代の草管理を行いました。
田植えで忙しくなる前に、少しでも雑草を取り除いておくと田植え本番の作業効率がグッと上がります。
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前回の苗代の手入れでもお伝えしたように、ハサミは先を閉じて苗代に向かい、狙った雑草1本に刃先があたって初めて、小さくハサミを開きます。
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上手に育てれば1粒がお茶碗1杯にもなる自然農の苗。間違って稲を切らないよう、丁寧に雑草だけを切っていきましょう。

こちらは田んぼに茂っている雑草の様子。水路がなく、水管理をしない天水田のつくし農園では、これから田植えシーズンを迎えるにあたって、田んぼの中の草刈りを今のうちにしっかり済ませておくことが重要です。
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この草は水草ですので、茎の節々から根を張るのですが、ブチブチと引きあげてみると、大元の根もとは以外にも少なく、そこを狙って刈って行けば、楽に草刈りが進められると思います。

大切なのは、茎や葉を残さないこと。土が見えるくらい地ぎわからしっかり刈っておくことで、夏場の草刈りが1回分減ります。ぜひ今の時期に草刈りを頑張りましょう。

共同作業では、念願の新バイオトイレ作り。穴だけは掘り、ティピの骨組みだけはできていたものの、人数が集まらず何ヶ月もトイレが完成していなかったのです。今回、ついに着手することができました。
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骨組みに細い竹を追加し、以前の共同作業で集めてあった、新しい葦を立てかけてゆきます。
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雨よけに防水シートを固定したら、
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この上に前のバイオトイレで使っていた古い葦を再利用して立てかけます。
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これでほぼ完成!隙間にはまた少し葦を足せば大丈夫でしょう。
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以前よりずいぶん広く出来上がりました。

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参加されたみなさん、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は6月25日(土)です。ご参加お待ちしております。


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ラベル:自然農 苗代 6月
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2016年06月05日

さつまいもの植付け/苗代の手入れ ─5月共同作業日【小満】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。雨上がりの潤いに満ちた5月28日(土)の共同作業日、気持ち良かったですね!
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畑の野菜や田んぼの様子、そして実習からは「さつまいもの植付け」「苗代の手入れ」を詳しくお届けします。

畑ではまず、ゆっくりと野菜たちを見て回りました。
4月末に植えた里芋が、発芽していました。生姜はまだのようです。
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4月中旬にまいた自家採種2年目のきゅうりの種は、勢いよく芽を出しています。自然農の畑で自家採種を繰り返すほど、丈夫な野菜になる気がします。これからの成長を見守りたいですね。
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同じく4月中旬〜月末にかけて移植した長ネギ。
すっかり新しい芽を出して大きくなってきました。
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レタスは苗を移植したときのサイズのまま、ここ1ヶ月くらい大きくなっていないのが気にかかります。もともとが別の畑(管理人の庭)にぎゅうぎゅうに芽生えたレタスを、間引く意味でこちらに試しに植えてみたものです。もとの畑では旺盛に育っているのに、環境の違いか、移植の負担があったのか・・・。
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麦はそろそろ収穫の時。
雨上がりでなく、晴れの続いた後、スズメに食べられる前に刈りましょう。
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昨年の農地返還で、プレーヤーのみなさんで引っ越し作業をしたいちご。
なんとか実りを見せてくれてほっとしました。
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味が濃く、香り高く、甘くて酸っぱくて・・・美味しかったですね〜〜!!
自然農のいちごの味わいには毎年感動させられます。

夏の枝豆用として早めに蒔いてみた大豆も、大きく育ってきました。
キジよけネットはもう不要なので外し、周囲を草刈り。
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急に畝の草を全て刈ってしまうと虫たちが棲みかをなくし、微生物のバランスも崩れるため、今回は外側の草を刈りました。

夜明けには毎日たっぷりと夜露に濡れている自然農の雑草たち。
日常的な水やりが不要なのもうなずけます。
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湿度の高いこの日は、10時頃までたっぷりと潤っていました。
歩くだけでズボンがぐっしょり濡れるほどでしたね。


●さつまいもの植付け(つくし農園の場合)
つくし農園の土がまだまだ豊かになる途上にあるということなのか、さつまいもは例年、“自然農的な”植え方をしてもなかなか収穫は芳しくなく、小さな芋がころりころり。

昨年の実習畑で比較実験として「耕さない畝」「耕した畝」のそれぞれにさつまいもを植え、収穫を比べてみた結果、収量・サイズともに「耕した畝」に軍配があがったため、さつまいもに関しては、数年は畝を耕してあげるほうが収量がよいのでは、という結論に達しました。

草に覆われたこの畝をさつまいも畑にする予定。
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さつまいもの苗はホームセンターで買ってきました。
普通の芋と安納芋とでは値段が倍近く違いました。
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まず、ノコギリ鎌で畝の地表が出るくらいまで草を刈り、それから耕します。
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ここでは備中鍬(三本鍬)を使いました。自然農で普段用いる鍬は耕す作業よりも、均す、鎮圧するなどに向いていますが、土を起す際や芋の収穫などは備中鍬も重宝します。
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手で土をほぐします。土というか、根っこというか・・・。
半分以上は草の根っこのようです。
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畝の土が整ったら、耕したエリアの目印として大きく竹を挿し、刈った草を土の上へ均等に戻します。これで畝の用意ができました。
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いよいよ苗の植付けです。さつまいもの苗はこのようになっており、茎の先端にはあちこちに根っこが出始めているのがわかります。
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植え方は、地面に対して横に挿す、縦に挿す、斜めに挿す、などがあります。土中に接する根っこ部分の数で、成長する芋の数が変わってきます。横に挿せばその分、土中の根が増え、縦では少なくなります。芋の数が多いと、芋自体の大きさは小さく、数が少ないと、芋一個の大きさが大きくなる傾向があるのだそう。

つくし農園の畑では、芋の大きさはなかなか大きくなりませんので、芋の数を少なく、大きさを選ぶのが向いているとのことでした。そのため実習では、芋の苗を縦に植えることにしました。
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かけた草をかき分け、土に植え穴をあけて、苗を立てかけて土を寄せます。この日は雨上がりなので補水は不要でした。晴れ続きの場合は根の活着を促す意味で、植付け前後に水をあげるといいそうです。

これでさつまいもの植付けは終了!
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秋の収穫が楽しみです。


こちらは5月中旬に移植したかぼちゃの苗。大きくなってないですね・・・。
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月の満ち欠け理論では、適していない時期に移植したのが良くなかったかもしれない、とも考えられます。移植には満月後の半月〜新月にかけての時期が適期といいますから、5月末から6月初旬までに移植した苗ならどうなるのか、今後観察していきたいです。

4〜5月にかけては、にんにくの芽が旺盛に伸びてきますが、地中のにんにくを太らせたいので芽は付け根から収穫します。柔らかいところは炒め物に、硬い茎は醤油漬けにすると美味しいですよ。
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にんにくの葉は、そろそろ枯れてくる頃。完全に地上部が枯れてしまうと、枯れ草と区別がつかなくなるので、茎が立っていて見分けがつくうちに、地中のにんにくを収穫したほうがいいとのことでした。
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空豆、今年はよく育ちました!冬越しをするため、冷たい筑波颪(つくばおろし)が直接吹き付ける場所ではなかなかうまく育たない年もあったのですが、今年は森の近くに植えたので、風除け効果が高かったのかもしれません。
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収穫は、角度が下を向いた頃、または赤い斑点が出はじめた頃。
莢の1つ1つを見ながら収穫します。
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特に見事な株は種取り用として株全体に目印をつけ、来年の種にします。

お隣でグリーンピースもよく育っていました。
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ぐるりとあちこちの畑を見て回ったあと、森に実っていた桑の実をみんなで食べました。毎年この時期だけのお楽しみ。美味しかったですね〜。
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共同作業をやるには人数が少なすぎて、今回もバイオトイレ断念。
人が多く揃う日を待ち続けています。
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昼の休憩を挟んで、午後は田んぼです。

●苗代の手入れ
苗代では、苗も雑草もぐんぐん育ってきています。放っておくと雑草に稲が負けたり、田植えで難儀したりするので、定期的にハサミを使って雑草管理をします。
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自然農の苗代では、雑草を根もと近くからハサミで切ります。抜こうとすると土の中で稲の根まで傷めてしまうからです。明らかにお米ではない、丸い葉っぱなどは簡単に見分けがつきますが、同じイネ科のヒエは、特に紛らわしいので注意が必要です。
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根もと近くが赤いのが雑草のヒエですが、古代米の黒米・赤米も根もと付近は赤いので、小さいうちはイネ科の雑草はとりあえずそっとしておくのも手です。大きくなってくると節のところに白い半透明のヒゲのようなものがあるのが稲、ないのがヒエ、と若干見分けがつきやすくなります。

ハサミの扱いも注意が要ります。雑草を目指して刃を開いた状態で切りに行くと、その手前にある稲も一緒に切ってしまいがち。苗代では常にハサミは閉じた状態で雑草に向かい、刃先が狙った雑草1本に接した状態で初めてハサミを小さく開き、雑草だけを切ります。

草管理をしていたら、オケラ被害を実感したので、ちょっと詳しく見てみましょう。つぶらな瞳、モグラのような前足でとても愛らしいオケラですが、苗代の種籾が大好物。モグラのように地中を掘り進んで、種籾はもちろんのこと、発芽後でもまだ実のつまっている種籾も食いちぎってしまいます。
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鳥除けネットでスズメ被害はなかったものの、プレーヤーさんによってはオケラでほぼ全滅という苗代も。それに対して例えばMさんは、上から大量の水をかけて土ごと鎮圧する、種籾をまき直す、などの手を打っておられましたが、今年は再びオケラに入られたそうです。

そして、種籾を食べられないくらいに苗が大きく育った状態でも、オケラの被害が出ることもわかってきました。こちらは前回の共同作業日に、オケラが入って浮き上がった土を念入りに押さえた苗代。稲の根がしっかりと土についているので、青々と茂っています。
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こちらは、生育旺盛だったはずの古代米の苗代。土の鎮圧は特に行っていませんでした。オケラが縦横無尽に掘り起こして浮き上がった土、晴れが長く続いたことなどによって稲の根が水分不足を起こし、葉先が枯れています。
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苗代の土をよくよく見ると、どこもかしこもふわふわと盛り上がっていました。
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指先で土を押してみると・・・ズボッと指が入ってしまうほど、土が浮いていることがわかります。
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稲の根を傷めないよう、根もとを優しく複数の指を使って押さえていきました。大雨が降れば水によって自然と土が鎮圧されるかもしれませんが、天まかせで枯れても悔やまれますので、念入りに苗代の土を押さえました。
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苗代はこういう状態ですが、一方で区画はというと、そろそろ草刈りの時期です。田植えより前に地ぎわから草刈りをしておくと、田植えの時期の負担がぐっと減ります。これは作業効率や疲れの点で本当に大きな差が出ますので、本格的な田植えシーズンの前に、一度草刈りにいらしてくださいね。

田んぼの共同作業は境界地の草刈りをしました。複数の地主さんが隣接するような土地ですので、除草剤をかけられてしまう前に、定期的に草刈りをしていきたいものです。
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参加されたみなさん、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は6月11日(土)です。ご参加お待ちしております。

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2016年05月27日

苗野菜の定植 ─5月共同作業日【立夏】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。これまた遅くなりましたが、5月14日(土)の共同作業日の様子です。今回は「苗野菜の定植」を詳しくお届けします。

つくし農園にしては早めに種まきをした、枝豆用の大豆。キジよけネットの中で無事、成長していました。みなさんいつも、大豆はこれくらい虫に葉っぱを喰われるとのことですが、不思議ですね。
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こちらは麦。もうすぐ収穫を迎えられそうですね。
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実習畑では、落花生の種まきをしました。
数日前、少し離れた隙にカラスが落花生の種の袋を見つけて食い破り、まるまる1袋食べられてしまったそうです。パッケージ写真から推察するのでしょうか?賢いですね。
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最近の管理人は、その野菜は本来どんな風に種を落とすのか、芽生えるのかを想像しながらまくのを楽しんでいます。落花生は恐らく2つ程度が、地中では殻が弾けることなく分解されるので、これくらいの間隔ではないか、といった具合。
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カラス除けに紐を張っておきました。この程度で防げるかどうか、ちょっとハラハラです。(過去のカラスとの攻防はこちらの記事をご参照ください)
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春の豆類は、賑やかに実りを見せてくれるようになりました。
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天を突くように実りを誇る空豆。角度がすっかり下向きになると採り頃なのだそうです。知りませんでした。
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こちらは遅れて播種した赤えんどう。背丈の低いまま花を咲かせてしまいましたので、実りはどうなることやら。
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自家採種のオクラの種もまきました。プレーヤーさん同士で引継がれてきた丸莢オクラは、収穫が多少前後しても莢が硬くなりにくく、お気に入りです。
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●苗野菜の定植
夏野菜の苗などはこれからが作業のピークですね。
月の満ち欠け理論では、満月後の半月〜新月にかけての時期(今年は5月末〜)が、力が地中に向かうため苗の定植に適しているとのこと。ですが、時期的にも比較のためにも、新月後の半月だった14日、とりあえず苗を移植してみることにしました。
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これまでのつくし農園では、かぼちゃを直まきしてもまず育たなかったため、ポットに種まきをして育てたものを移植する方法でかぼちゃに挑戦です。

ノコギリ鎌で植えつける場所の地表を出し、園芸用スコップや移植ゴテなどで苗の深さと同じくらいに穴を掘ったら、穴の中に水をやります。
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苗をそっとポットから取り出し、根を傷めるのが心配なので、そのまま植付けます。ポットの土も自然農の畑から取り出した土なので、そのまま畑に植えることができます。
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苗と土の隙間ができないように根もとを優しく押さえます。強く押すと苗自体を傷めますので気をつけて。
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掘った土も軽く被せて戻し、再びじょうろで水をやります。普段は水やりを行わない自然農ですが、ここでは苗の根っこの活着を促進させるために水をあげます。できれば、陽射しの強くない、朝夕がオススメです。
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土の乾燥を防ぐため、周囲の青草を刈って根もとにかけて完成!
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元気に根付いてくれますように。


畑実習では、じゃがいもの草刈りも行いました。

畝全体の草を刈ってしまうと、虫や微生物のバランスが一度に崩れてしまいます。じゃがいもの葉が日陰にならないよう、草に埋もれないよう、じゃがいもの周囲の部分だけを草刈りしていきました。
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畑のいちごは次第に色づき、どんどん食べ頃を迎えていきます。虫も鳥も小動物も狙うごちそう、植えているみなさんはお早目の収穫を!
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ごぼうの葉っぱも光合成を頑張っていますね。そろそろ雑草の手入れどき。
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あちらこちらで大根が花を咲かせていました。
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大根の未熟な莢は、すがすがしい香りが特徴。莢ごとみんなで齧っては、「大根おろしみたい!」「おいしい!」と楽しみました。種取り用の立派な莢以外を、これくらい青いうちに摘み取って醤油漬けにしておくと美味しいですよ〜。
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午後は田んぼへ。すっかり大きく育ってきた共同苗代の草管理を行いました。
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今年田んぼを始めたばかりの方々は、みんなで世話する共同苗代で苗を育てています。2年目からは自分の苗代で苗作りができるように、しっかり作業を覚えてくださいね。(育った苗だけ使わせてもらいまーす、というのは勿体ないですよ!)

今回はほとんど人がおらず、共同作業をまず断念。さらに、ご自分で作った苗代管理をされる方々が共同苗代のお世話をしてくださいました。MさんM沢さん、ありがとうございました。

こちらが1区画あたりに必要な苗代の大きさ。2年目以降のプレーヤーさんはご自身の区画でこのような苗代を作成して種まきをされています。
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写真は種まきを待つM沢さんの苗代。
Mさんも手伝ってくださり、時期的になんとか種まきが間に合い、ひと安心。
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参加されたみなさま、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は5月28日(土)。みなさまのご参加をお待ちしております。

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2016年05月16日

里芋・生姜の植付け ─4月共同作業日【穀雨】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。すっかり遅くなってしまいましたが、まずは4月30日(土)に行われた共同作業日の様子をご報告します。
今回は「里芋・生姜の植付け」を詳しくお届けします。今年はさておき、来年の参考にご活用ください。
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つくし農園では何年もかけて、少しずつ雑草の様子が変わってきています。慣行農の芝生畑だったというこの土地は、放棄後はススキやチガヤなどが猛々しく茂り、つくし農園が移転してきた後も何年もチガヤ、セイタカアワダチソウなどが主役でした。しかし、この春は優しげな雑草がずいぶん増えたように感じます。
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この可憐な白い花も、昨年までの実習畑ではほとんど見られませんでした。嬉しい変化ですね。

●里芋・生姜の植付け
満月のあと、新月に向かって月が欠けていくこの時期は、根菜類やセリ科、球根類の植付けに適しているとか。そこで実習では里芋と生姜を植えました。

表面の土を刈り、スコップで土を掘り上げます。深さは土地の水はけ条件次第ですが、つくし農園ではだいたい20cmくらいの穴を掘っています。
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掘った土は後で使うので、穴の隣に塊で置いておきます。
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里芋の種イモ。管理人は長らく「土垂(どだれ)」という品種を植えています。芋類の種イモは管理が難しいため、毎年ホームセンターで購入しています。
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芽の出ている方を上にして、穴の底に置きます。
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種イモ1つ分の厚さに土をかけ、水分保持のために青草を刈って散らします。
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脇に置いておいた土は、芽が伸びてくるごとに何度かに分け、“かけ土”を被せるのに使います。
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直射日光に晒しておくとカチカチの岩のようになってしまうため、この土の塊にも刈り草をかけておきましょう。
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生姜も同様に、購入した種生姜を植えています。つくし農園ではあまり小さく割りすぎず、小振りのものは1個そのまま、大きいものだけ半分に割って植えるのが良いようです。植えつけたものがヒネ生姜となり、その上に新生姜がつきます。収穫量はさほど多くはありませんが、自然農で育てた生姜は香りと辛さが普通の生姜の倍ほども強く、育て甲斐のある作物と言えます。


何度かに分けて植えたじゃがいものうち、霜に芽を枯らされてしまったじゃがいもを掘ってみました。すると・・・
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地上部はすっかり枯れているのに、新ジャガができていました!驚きました〜。
「もうだめだ・・・せめて子芋を作って果てよう・・・」とでも言わんばかり。

こちらはアンデスレッドという品種のじゃがいも。
きたあかりよりも少し遅れ気味でしたが、順調に芽を出してきました。
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とうもろこしも芽が出て、実習畑は賑やかになってきました。
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大豆はまだ時期ではありませんが、今年は実験的に、大豆用で長年栽培している木下豆をこの時期に植えてみました(夏に枝豆を食べようという管理人の企みです♪)。このぷっくりと厚みのある芽(豆だった部分)がキジの大好物なので、キジ対策が必要です。
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キジは歩いてやってくるので、大人の膝の高さくらいまでのネットを張って防げます。飛ぶのは逃げる時だけのようで、飛んで中に入るという知恵は(今のところ)無いみたいです。おすすめは自然に還る麻布&麻紐。なるべく発芽より前、種まきのタイミングでキジ対策も済ましておくのがいいですね。
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山芋のつるがひょろひょろと伸びていました。この後で支柱を立てたら、わずか1日でぐるぐるに巻きついていて驚かされました。
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前回、竹で穴をあけたところにひょいひょいと入れて移植完了となった長ネギ。しっかり根付いていました!
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共同作業では、バイオトイレの小屋(ティピ)の完成を目指していましたが、強風のため断念。管理人が建てた骨組みの前でおおまかに説明をしたあと、田んぼ付近まで遠征してティピの材料集めを行いました。
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とても背の高い葦の、特にまっすぐなものを見極めて集めていきます。
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各自で束にしてバイオトイレ付近まで運びました。(ティピの設営は、風の強くない、人数の多い共同作業日に・・・と思っているのですが、未だ完成に到りません)
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境界地の草刈りも行いました。
今回は、花壇の向かいにある芝畑のふちに生えている雑草を刈りました。
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左側は草刈り完了。
今後は中央の通路と、右側の花壇とを草刈りしていきましょう。
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午後は田んぼに移動して田んぼ実習。共同苗代の雑草管理を行いました。
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4月30日の時点ではまだ葦以外に目立った雑草はなく、かけてある藁を取り除くのは2週間後に見送りとしました。
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つんつんと発芽してきたお米たち。
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この状態ではまだ米粒としてもおいしく、スズメたちの標的となってしまうため、鳥除けネットも引き続きかけておきましょう。
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田んぼの共同作業では畦道の草刈りを行いました。

写真の手前半分は、所用で先に帰られるベテランプレーヤーのYさんが、予めささっと一人で刈ってくださった畦道。土がくっきりと見える、見事な畦草刈りです。Yさん、ありがとうございました!
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モグラがかなり畦道をボコボコにしていたため、側面から踏みこんで穴を潰していきました。

もう一方の畦道は、なんと花盛り。
刈るのがもったいないと、片側だけの草刈りとなりました。
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満開のところを刈り払うのは気が引けます。
花が終わった頃にまた刈りましょう。
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参加されたみなさま、お疲れ様でした!

この後の共同作業日は5月14日(土)で、もう終了していますので、追ってレポートいたします。

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2016年04月28日

苗代への種まき ─4月共同作業日【清明】の様子(田んぼ編)

4月16日(土)の共同作業日の様子、畑編に続きまして、田んぼ編です。「苗代への種まき」を詳しくお届けします。ご自分の区画でこれから苗代に種まきをされる方は参考になさってください。また、今年度初めての田んぼ参加者で種まき作業に出られなかった方も、共同苗代のことは理解しておいてくださいね。
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●苗代への種まき
3月上旬の共同作業で準備しておいた苗代には、もう様々な草が伸び始めていました。
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にょっきり生えているのは葦(あし、よし)です。このあたりはもともとが湿地で、葦田になっているのです。

雑草管理を行うため、藁をめくって近くにまとめておきます。藁はまたあとで使うので、揃えて扱います。
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大きな葦は抜き取り、小さな雑草は鎌先や手先を使って取り除きます。
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つくし農園は水管理ができない天水田なので、一般的な自然農の(水管理ができる)田んぼの苗代とは作り方が異なります。これまでご紹介してきた苗代の作り方は、高さも含めてつくし農園の経験則からなるオリジナル手法です。

水がふんだんにある中での作業。土の表面をならすのにまず水を適度にかけます。
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泥をシャベルの背や手で均していきます。このときに手で触れてわかる大きな根があれば取り除きます。
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次に、細かい土をふるいにかけて苗代にふりかけます。泥に直接種まきをしてしまうと、種が泥にまみれてしまい、均等に並べ替えができなくなるからです。

ふるいにかけるためには湿った土では困るので、陸地の草を剥いだ地中から土を掘り出し、一輪車の中でよくほぐしておきます。雨上がりなどは朝のうちにこの土を用意しておくと、乾いて作業がしやすくなります。
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小石や根っこもよく取り除いて、ふるいの作業効率を高めます。

種まきをする苗代全体に、細かく均等に土をふりかけた状態。
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種籾は、昨年の田んぼの中で品種ごとに特に立派な株を選んで、稲刈りの際に真っ先に刈り取って個別に保管しておいたもの。種まき前に種籾を水につけて、浮いたものは取り除き、沈んだものだけをザルにあけて乾かします。乾いていたほうが種籾同士がくっつかず、作業しやすいのです。
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自然農の苗代の大きさは、川口由一さんの手引きを参考にしています。目安として、1畝(約30坪)の田んぼで1.2m×2m。つくし農園の一区画は約0.4畝ですので、1.2m×1mで余裕のある大きさです。
また、種籾の量は1畝で約0.7合ですから、つくしの区画では半合もあれば十分すぎる程ですね。


まずは全体におおまかに種籾を散らしていきます。几帳面な人はこの時に端から等間隔に並べるとか・・・?
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自然農の田んぼでは、なるべく大きく育った苗を1本1本手植えしたいので、みんなで1.5〜2cm間隔になるよう、種籾を並べ直します。
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男性陣は、この種籾の作業が一年で一番苦痛だとか。一人で黙々と、ちまちまと並べ直す作業はかなりつらいとのこと。共同作業日にみんなで進めるととても捗りますね。

だいたい各自の持ち場が完了したところで、ポジションチェンジをすることに。
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別の人の作業後に改めて並べ替え。
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足りない箇所に種籾を補い、仕上げていきます。
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種籾の上にも、ふるいで細かな土をかけます。
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ふるいの作業はコツがいるうえ、土が重いので意外に重労働。
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年に一度だけ活躍するローラーで、土が動かないよう表面を優しく鎮圧します。
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種籾の発芽までの土壌の保湿と、適度な日光を確保するため、近くの陸地からイネ科のツンツンした葉っぱを選んでふりかけます。このとき雑草の種が入ると雑草の種まきになってしまうので、草はよくよく選びます。
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最初に揃えて取っておいたかけ藁を、再び均等に広げます。お米の発芽まで、かけ草だけだと強風で吹き飛ばされて地表があらわになってしまう恐れがあるので、藁でおさえるイメージですね。
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草と藁をかける量は、うっすらと土が見えるくらい。伝え方が難しいとのことですが、赤ちゃんの頭のイメージ、だそうです。うーん。


大規模伐採・大規模開発が進むつくば市では、スズメの被害が深刻になっています。つくし農園の周辺地域では、雑草も除草剤で軒並み枯らされるので、エノコログサなどスズメの餌になるような雑草の種が実る場所も非常に少なく、スズメが困窮しているようです。

スズメ対策を何もしないでいると、種まきした種籾は100%食べられてしまうので、厳重に鳥除け対策をします。
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このあたりは自然農の本とは大きく異なるところですね。

竹と麻紐を駆使して、目の細かいネットをピンと張ります。鳥除けネットだけは天然素材とはいきません。ネットの張り具合は、スズメが数羽乗っても苗代に届かないくらい。集団で襲われることを想定して、しっかり張っておきました。
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ネットのふちにはたっぷりと枯れ草をのせ、横からの侵入を防ぎました。
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苗代への種まきはこれで終了!参加されたみなさま、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は4月30日(土)。みなさまのご参加をお待ちしております。

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2016年04月23日

点まき/条まき2/長ネギの移植 ─4月共同作業日【清明】の様子(畑編)

こんにちは、雑草屋の嫁です。先日のお花見、楽しかったですね♪
4月16日(土)に行われた共同作業日の様子をご報告します。春の作業はたくさん!この記事では畑編として、「種まきの仕方 点まき編」「種まきの仕方 条まき編2」と「長ネギの移植」を詳しくお届けします。
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4月7日の新月から22日の満月に向けて、前半は葉物・穀類、後半は果菜類・豆類の種まきに向いていると言われます。この日は果菜類をメインに種まきしてゆきました。

●種まきの仕方 点まき編
自家採種1年目のトマトの種を蒔きました。昨年の試みとして枯れ草を厚く敷いた元大豆畑の畝に、ノコギリ鎌の先を使って丸く地面を出します。
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鎌の先を少し土に刺し入れるようにして、雑草の根を切ります。大きな根が出てきたら取り除きます。

土の表面を手で平らに均します。
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種を保管する際、変色していない優良な種だけにしておくと、春の種まきが楽ですね・・・。黒い種は使いませんでした。
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丸く土が見えているところに種をおろしていきます。
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購入した種なら発芽率がある程度保障されているので3〜4粒まきですが、自家採種で発芽率が不安なため、5〜6粒にしておきました。
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やっと畑じゅうに茂ってきた青草をかけます。枯れたら程良く日光が種に届くよう、細長いツンツンの葉っぱがおすすめです。
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●種まきの仕方 条まき編2
トマトの畝の片側に、バジルをまくことにしました。これは昨年の実習畑で育ちの良かった組み合わせ。コンパニオンプランツの本などでもよく紹介されていますね。

まずはすじ状に地表を出し、鎌で雑草の根切りをしておきます。特に雑草エリアと種まきエリアの境界線は、縦に深く鎌を入れて、しっかり根切りをしておくと後の雑草管理がしやすくなります。
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いったん鎌の背と手の側面を使って地表を平らにならしていきます。これは前回の条まき編では鍬を使いましたが、鍬がない場合や、少ない面積で作業する場合は、このようにノコギリ鎌1本だけでも均すことができます。
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改めて地表の根切りをします。斜めにスジを入れるように切ってゆき、目立つ根は取り除きます。
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根切りの途中、モグラの穴を発見しました。モグラ穴はひととおり潰すのも対応のひとつですが、そうすると別のトンネルを掘るべく、新たに縦横無尽に穴掘りが敢行されてしまいます。

そこで、既存のモグラトンネルはそのままにしておく作戦を取りました。トンネル部分に種まきしないよう、目印に草をかけ、種まき続行です。手で地表を軽く押さえるようにして平らにします。
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パラパラと種をまいてゆきます。
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種と同じくらいの厚さに土をかけます。奈良の川口さん方式で、隣の畝の側面中央あたりを鎌で水平に切り、少しめくりあげて土を取り出します。これは雑草の種が入っていない土を得るためです。
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両手ですり潰すように細かくしながら、全体に土をかけてゆきます。
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発芽に必要な条件は、光・湿度・温度。土の乾燥を防ぎ、適度な湿り気と程良い日光を確保できるように青草をかけます。ここでも幅広の葉っぱは避けます。
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このほか、昨年のモロヘイヤの枯れた幹を利用して、きゅうりを植えました。初期のつるの巻きつき先はモロヘイヤにおまかせして、春の農作業を少しでも軽く・・・というわけです。こちらも点まき。
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自家採種2年目のきゅうり。このところのつくし農園では、やっときゅうりが実るようになってきました。少しずつ豊かになっているのを感じますね。
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●長ネギの移植
長ネギも太く育ってきたので、移植することに。月の満ち欠け理論では満月から新月に向かう時期の後半、4月末から5月初旬が球根や移植に向いているようですが、比較にもなりますのでやってみました。

水戸地方の在来種という赤ネギは、つくし農園でもよく育ってくれました。
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まずはズボッと引き抜いて、1本ずつに分けます。これまでは根はそのまま、先端のネギ坊主は付け根で切って、ネギ内部に雨水などが入って病気にかかることのないように・・・という移植方法を取っていましたが、今年はずいぶん違いました。

根っこはおおまかにハサミでちょきんちょきんカット。移植したら新しい根が出るから?だそうです。そして、ネギ坊主はこんなに大胆にカット!どうも、ワケギは収穫をした後も無事に伸びてくるのと同じで大丈夫らしい、とのことですが、やっぱりドキドキします。
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移植先には竹を深く挿して穴をあけます。大きく土を掘り返すことなく長ネギを移植できる、とても自然農的なやり方ですね。先を尖らせた竹がおすすめ。
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長ネギの太い部分は土の中で日陰になってできるので、穴の深さは調節します。用意した長ネギをすとんと入れて、おしまい。ちょっとユーモラスな眺めです。
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こちらはエンドウの畝。竹と麻紐、藁で支柱を用意しました。
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エンドウの茎から伸びる巻きヒゲがからんでいけるように、稲藁を束ねたものを吊るして支柱にしています。蔓性の植物は、作物の特徴に合わせて支柱を設置することも必要です。
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こちらはじゃがいもの様子。実習畑では植付けを3度に分けて実施しましたが、2月下旬に植えた分は早くに芽を出したあと、一度霜にやられて芽が枯れていました。
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とはいえ、まるまる1個植えをしているおかげで、芽は複数。このあと新たな芽が出てくる可能性も高いので、見守っていきましょう。

3月中旬と3月下旬に植えた分は、発芽のタイミングが霜を免れたようで、芽も元気でした!
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畑編は以上です。このあと、田んぼ編に続きます。

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・つくし農園の見学・体験について ・自然農について
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2016年03月19日

条まき/じゃがいもの植付け ─3月共同作業日【啓蟄】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。3月12日(土)に行われた共同作業日の様子をご報告します。今回は「種まきの仕方 条まき編」と「じゃがいもの植付け」を詳しくお届けします。
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寒の戻りで、冷たい風に震えた土曜日。柔らかく伸びてきた春草もふっと縮こまり、曇天のもとで枯れ草ばかりが目に入るつくし農園でした。


●種まきの仕方 条まき編

春の種まきラッシュが始まりました。3月9日の新月から、次第に満月に向かって月が膨らんでいくこの時期は、葉物野菜の種まきに向いているのだとか。この先、芽が出た後の遅霜被害も考えられなくもないですが、時期をいくつかに分けてずらしながら蒔くのがやはり安心ですね。

実習畑でカブの種まきを行いました。種のまき方には点まき、条まき、バラまき等、色々ありますが、ここでは条まき。昨年の大豆の枯れ枝を刈り、その場に寝かせます。地中の微生物の構成を壊さないよう、作物の根も雑草と同様に抜かずに地上部だけを必要に応じて刈るのです。マメ科は根粒菌があるから尚の事ですね。
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種まきする場所は地表の枯れ草を地ぎわから刈り、畝の中で寄せておきます。雑草が多く生えているところに種まきする際、慣れていないと、刈った草を畝の外に置きがちですが、自然農では「持ち込まず・持ち出さず」。畝の土を豊かにしてくれる雑草や昨年の作物の残りは、そのまま畝の中に置くのです。
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地表を出してみて高低差が見られた場合は、均一に条まきするために鍬で平らにしていきます。高いところの土を低いところへ移動。
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そして鍬の先を地面と平行にして、全体を平らにならします。自然農専用の鍬は、耕すためではなく、こうした「均す(ならす)」作業に適した角度で作られています。
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だいたいならしたあと、ノコギリ鎌の先で地表を軽くひっかくようにして大きな雑草の根を切ります。
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細かなカブの種をパラパラとまいてゆきます。几帳面に地面の上にまくより、このくらい適当にまいたほうがよく育つと、ベテランメンバーの皆さん。意図的・確信的こぼれ種も狙っているようです。
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種を降ろした後は、土をかけます。上にかける土にもひと工夫するのが自然農。適当にそこら辺の土をかけてしまうと、昨年実をつけた雑草の種も一緒に振りまくことになり、その後の雑草対策が大変なことに。そこで自然農では、雑草の種が少ない土を選んでかけていきます。畝の使わない箇所の草の下5cm下の土や、通路を少し削った下の土などを利用するといいでしょう。土をかけたら手のひらや鍬の背などで軽く押さえ、土の湿り気が保たれやすいようにします。

普通の農業ではここで種まき終了ですが、水やりをしない自然農では、あとひと手間が待っています。刈り草をふりかけ、地表の水分蒸発を防ぐのです。

この春の刈り草ニーズを見越して、冬の雑草を刈り過ぎないことも大切ですね。このために残してあったかのようなチガヤの葉を近くから刈ってきました。
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長すぎると発芽後にからまりやすいので、束ねて折って、鎌で切ります。
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かけ草は、「枯れ草」と「青草」のどちらも使えます。時期的に枯れ草のほうが多かったですね。種をつけて枯れている雑草がほとんどですので、種のない、葉っぱのところを使うように注意します。また枯れ草は何日経っても縮むことがないため、密にかけると種の発芽を阻害してしまいます。やや少な目にふりかけましょう。

青草を使うと、数日は水分の蒸発を防ぎ、青草が枯れ始めて縮んだ頃が種の発芽タイミングとなって、ちょうどいいのだそうです。但し、スイバなど葉の面積の広いものは枯れても日陰を作りやすいのでNG。
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細い青草はあとで糸状に枯れてくれるので、ちょうどいいですね。
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また、葉が小さくてふわふわっとした青草もおすすめ。
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ご自身の区画をよく観察して、ちょうどいい刈り草をかけていきましょう。


●じゃがいもの植付け

じゃがいもの植付けピークは3月。今年は月の満ち欠けを考慮しつつ、比較のために、前回2月下旬の植付けに引き続き、今回、そして3月下旬にも植付けをしていく予定です。
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今回は共同購入した「きたあかり」「アンデスレッド」の種イモの配布を兼ねて、より詳しくじゃがいもの植付けについて説明がありました。

地力にばらつきの多い、そして全体的にはまだまだ豊作とはならないつくし農園では、種イモを切らずに丸ごと植えたほうが(手持ちの栄養が多いので)よく育つんじゃないか、というのが今年の管理人の仮説。そこでMサイズの種イモを購入し、なるべく丸ごと植付けできるようにしてみました。
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1個あたり80〜120g程度なら、そのまま植えることにします。130g以上の種イモの場合、包丁で種イモを切って植えますが、少々コツが必要です。

まず、種イモをよく観察してみましょう。芽があちこちに出ています。芽の出方には法則性があり、それを理解して切ることが大切。
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じゃがいもを地球に例えると、たくさん芽が集まっている箇所を北極、その反対側で芽がほとんどない箇所が南極。その北極から南極に向け、地軸に対してらせん状に芽が並んでいます。面白いですね。

せっかくの芽を切ることのないよう、全体を確認してから包丁を入れます。大きな種イモはないので、今回は2つに切るだけです。
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切り口はいわば生傷の状態なので、雑菌に負けやすく、このまま植えつけることはおすすめできません。太陽にしばらく当ててかさぶた状態になるまで乾かすか、切り口に草木灰をつけます。傷口にパウダー状の薬を吹きつける商品ありましたね。あんな感じでしょうか。

畑に植えていきます。植える箇所だけの草をかき分け、地表を出して鎌で雑草の根切りをします。石ころや巨大な雑草の根の塊などを見つけたら取り除きます。
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園芸用スコップでじゃがいもが植えられるだけの深さの土を掘り、手を入れてぐるりと穴の中を探ります。これはモグラ穴のチェックです。モグラの通り道になっていたら、植える場所を少しずらしましょう。

種も種イモも、植えたあとにかける土の厚さはだいたい「種と同じくらい」が目安。じゃがいもなら、じゃがいも1個分の土が種イモの上に乗るイメージです。
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植えたあとは目印に棒などを立てておきます。今は枯れ草ばかりで、この長さの棒でも大丈夫と思うかもしれませんが、春から夏にかけて草の勢いが増すと、あっという間に目印も埋もれてしまい、草刈りの際に難儀します。夏の草刈りを見越して、なるべく長い棒を立てることをおすすめします。セイタカアワダチソウの堅い茎は、年間を通じて何かと重宝しますよ。


実習では春に屋内(縁側)で種まき・育苗を試みた赤えんどう豆の苗も植えてみました。えんどうは空豆と同様に秋から冬に種まきをして冬越しさせるものですが、これは2月24日頃に種まきをしたもの。
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月の満ち欠けに添った農作業を考えると、移植は下限の月から新月までで、4月の第一週が望ましいようなのですが、ここでも比較のために3月12日に第一弾の移植をしてみました。寒さや霜の心配がまだ残るこの時期、家で育てた苗をいつ畑にデビューさせるかは悩ましいところですね。

畑実習のあとは各自で自由作業。じゃがいもの配布をしていると、子どもたちが可愛い春をみなさんに1つ1つ届けてくれました。
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お昼休みのあとは、田んぼ実習。全員分の苗代が完成しているので、未完成だった畦道の補修に集中しました。
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地ぎわから草刈りをしていくと、もうセリがあちこちで伸び始めていました。育ってきたら、みなさん少しずつ楽しんでくださいね。

草刈りの終わった状態。右側がつくし農園の田んぼです。左の慣行農の方の畑を見てもわかるとおり、このあたりは完全な湿地なので、雨が続いて水がたっぷりと滲み出してきています。
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作業しながらの雑談で「痩せたい人はなぜジムに通うのか?自然農をやればいいのに」という話が出ました。ベテラン組の回答は「つくし農園は、結果にコミットしないから(笑)」。必ず育つとか、必ず痩せるとか、そんなことは言わないので、結果が欲しい人は来ないんだそうです。なるほど!

土が泥状になって作業しやすかったですね。言い訳がましいですが、つくし農園の畦道は水管理と無縁のため、通路として機能すればよし。なのでこんな仕上がりでも完成なのです。
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筑波山から冷たい風が吹きつける一日だったので、みなさん早めにあがっていかれました。寒かったですね!

そして夜は再び集合して、懇親会!つくし農園ならではのマニアックな話で遅くまで盛り上がりました〜。
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参加されたみなさま、お疲れ様でした!参加できなかったみなさま、花見で集まりましょう〜!


次回の共同作業日は3月26日(土)。みなさまのご参加をお待ちしております。


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2016年03月06日

境界地の管理/田んぼの苗代準備2 ─2月共同作業日【雨水】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。2月27日(土)に行われた共同作業日の様子をご報告します。今回詳しくご紹介するのは「境界地の管理」、「田んぼの苗代準備2」です。
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2月23日に満月を迎えたのち、月が欠けてゆくにつれて土中の水分がどんどん下がってゆくこの時期。月の満ち欠けを意識しての農作業をするならば、地面より下方に育つ根菜類の種まきや植え替えに適しているということで、じゃがいも・アピオスの植え付けを行いました。
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じゃがいもは正確には根っこではなく肥大した茎の塊ですが、地中に育つという意味でここでは根菜扱いとなります。

こちらは秋じゃがいもを収穫後、放置してしまいすっかり芽が伸びきったじゃがいも。植えつければ復活するそうですが、果たして・・・?
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つくし農園でよく育つ品種は「きたあかり」と「アンデスレッド」の2つ(次回の共同作業日にて種芋の共同購入のご案内をします)。よく見かける「男爵」「メークイン」などはここではあまり育ちません。「インカ」とつく品種も生命力が強そうな名前ですが、実際は改良品種のためつくし農園ではほぼ育ちませんでした。

じゃがいもに限らず、野菜は全般に自然農に向く品種、向かない品種があるようなので、みなさん本などで調べて試してみてくださいね。

続いて北米原産のアピオス、これも根菜なので植えつけを行いました。実習畑で繁殖しすぎたものを掘り出します。
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アピオスは強靭な生命力を持つため、雑草に負けるということがありません。地中に生えるので、芝畑との境界地に植えてみることにしました。花壇の裏側です。
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ここはかつては隣接地から除草剤をかけられやすく、つい放置しがちなエリアでしたが、ネット張りや花壇によって除草剤がかかることもなくなったため、まずは地中に育つ作物を、という考えだそうです。

実習畑を見て回ると、白菜は、結球には至らないまま菜の花をつけ始めていました。
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世の中ではいちごが盛りですが、露地ではまだ、やっと寒さから復活したばかり。
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柔らかな春の草がどんどん出てきました。こういう草が増えてくると畑の状態が良いという目安だそうです。
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●境界地の管理
「雑草を敵としない」自然農は、一般的な農業の真逆の考えであるため、土地の境界地は特に注意が必要です。道路近くや隣接する畑ぎわなど、実は作物を植えていた畑も「草ぼうぼうだから草刈りしておいてやったよ」というのはよく聞く話です。直接会話できる関係であればいいのですが、草を生やしていることが理由で会話もできない場合もあります。借りた土地であれば尚のこと配慮が必要で、貸してくださった地主さんのためにも、耕作放棄地と間違われないよう定期的な手入れをします。

つくし農園の土地は、非常に多くの地主さんの土地と接しているため、また地主さんが不明の土地とも接しており、毎年いろいろな気づきと工夫の繰り返しです。

この日は全体作業として、隣接する畑との境界地に垣根がわりの枝を積み上げる作業を行いました。
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写真の電柱より右側の畑の地主さんは、大型のトラクターで作業されており、つくしプレーヤーさんの田んぼと畑をつなぐ通路や森側の土地まで広く耕されることが多々ありました。そのため、かなり広めに境界地の幅を取った上で、木の枝を垣根のように重ね、つくし農園としては左側の森の中に新たな通路を作り、境界地を通らないようにしました。

このような変更を行って一年が経過し、ひとまず状態は良好なので、朽ちてきた丸太の上に、新しく枝を重ねました。ちょうど別の場所の境界地で伸び放題となっていた木々の大規模な剪定をしたところだったので、それを運ぶことに。
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このエリアの向こう側の地主さんは最近やっと判明。葛の繁茂が及ぶのを心配されているとのことで、畑をここまで広げて境界地の草管理をしやすくする予定です。
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みなさんと枝をどんどん運んでいきます。
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垣根作りは終了!葉のついているうちは高さがありますが、枯れると程良いボリュームの垣根になります。
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同じく境界地の対策として、お隣の芝畑に関しては除草剤のお裾分けをご厚意でもいただくことのないよう、ここ数年は花壇作戦を続けています。OGのOさんにいただいた花ニラが、可憐な花を咲かせてくれました♪
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●田んぼの苗代準備2
午後の田んぼ実習では、前回に引き続き苗代準備を行いました。前回の記事では書き損ねた部分があったため、補足します。
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前回すでに全体を地ぎわから草刈りしているため、その続きから。
土地の高低を考えて周囲を掘り、苗代に土をのせ、スコップでほぐします。
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子どもたちも一緒にやってみました。水分が多く、力のいる作業でした。
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ぐるりと周囲を掘ってあります。苗代の中央には通路を用意しました。これで夏の苗取り作業がぐっと楽になります。通路は高くしないだけで、深くは掘りません。
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ここからが前回の記事で書きそびれた部分です。
苗代の土が水分を含み、ごろごろと大きな塊が多いままだと、お米がそこに落ちてうまく発芽しないため、もっと均一に表面をならすための作業をします。

まず、田んぼの近くの乾いた陸地から、土を掘り出します。
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草の種が入らない地中の土を取るのが理想です。
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一輪車の上でよくほぐし、石や大きな草の根などを取り除いていきます。
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ほぐれた土を、田んぼの苗代にスコップで均一にかけます。
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大きな塊があればどんどん手でほぐして細かくします。このとき、苗代の縁も手で押し固めるように整えます。垂直をイメージして作業して、結果として台形になるとのこと。
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だいたい細かくなった土が均等に広がっています。
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毎年誰かが「チョコレートケーキみたい」と言う眺め。
美味しそうなチョコケーキが2つ・・・。
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あとは全体に藁を敷き詰めます。春の種まきの際に取り除きやすいよう、ランダムではなく、並べるように広げていきます。
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木の枝などで藁を押さえ、風で飛ばないようにしたあと、補いとしてわずかに米ぬかをふりかけます。
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これで苗代の準備は終了です。

この日は子ども達だけでなく、飼い犬2匹も集まって、いつも以上に賑やかでしたね。参加されたみなさま、お疲れ様でした!

次回の共同作業日は3月12日(土)、終了後には懇親会があります♪みなさまのご参加をお待ちしております。


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2016年02月18日

畑の畝立て/田んぼの苗代準備 ─2月共同作業日【立春】の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。
ついに始まった2016年度のつくし農園、2月13日(土)に行われた初回の共同作業日の様子をご報告します。今回は「畑の畝立て」と「田んぼの苗代準備」を詳しくご紹介します。

集合場所に続々と到着する、新たなプレーヤー&聴講生の顔ぶれにわくわく。
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まずは一年のはじまりに、農園の氏神様である一の矢八坂神社へ参詣しました。
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陽射しが暖かく、風もない、まさに農作業日和だったこの日。
畑では年度冒頭のお話として、基本的な自然農の概念と、つくし農園のおおまかな説明を聞いていただいたのち、畑実習に移りました。

●畑の畝立て
未開墾地にて、畝立て実習を行いました。
自然農ではこれだけ雑草が繁茂している場所でも、鎌・スコップ・鍬だけで畝を作ります。
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新しい畝作りや畝直しなどの土を動かす作業は、種まきラッシュの前の1〜2月がオススメです。
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まっすぐな畝にするための目安に麻紐を張り、紐に沿って作業していきます。草を刈り、表面の土を移動させて、畝立てした土の下に枯れ草や亡骸の層が埋もれないようにします。
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溝を掘った土の中から、菌類が浸食している虫の死骸が出てきました。
まるで冬虫夏草です。
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過去の集合日にみんなで集めた刈り草が、時間をかけて堆肥となった“草堆肥”。
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必要に応じて、この草堆肥や周囲の刈り草を畝に厚めに敷いていきます。


育苗ポットで苗を育てる場合も、畑の土を使います。
畝立ての機会に土を用意しておくと、春の作業がひとつ楽になりますね。
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実習のあとは、各自の区画で自由作業。新規プレーヤーさんは、ススキやセイタカアワダチソウが茂った区画に挑んでおられました。
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午前の全体作業では、隣接する芝畑との境界線に張ったネットを張り直しました。
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除草剤を多用する芝畑との共存策として、境界地付近は草刈りを行い、花壇を作り、ネットを張り、なんとか“除草剤のお裾分け”をいただくことのないよう工夫を重ねています。
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お昼休み、お弁当を持参したメンバーは小屋前に集まって昼食を取りました。暖かくなってくると、みなさんでお話しながらのお昼もまた楽しみな時間です。
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(Yさんお手製の男前弁当!)


午後は田んぼに移動して、自然農の田んぼの一年の流れをお話したあと、苗代作りの実習をしました。

●田んぼの苗代作り
自然農では、田んぼの中に苗代を作ります。
すっかり草ぼうぼうとなっているので、まずは草刈りから。
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昨年の苗代跡地が見えてきました。表面になるべく草を残さないよう、鎌で地ぎわから草を刈ります。
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一区画に必要な大きさに目安の棒を立て、今回は一番手前の苗代から実習を進めます。
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だいたい地表に草のない状態になってきたら、スコップや鍬で崩れた苗代を整えなおします。
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手で苗代の縁をしっかり固めつつ、表面に飛び出す草の根や茎などを取り除きます。
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天然の湿地で水管理なしのつくし農園。今年は比較的水分が少ない状態で、作業がしやすかったですね。さらに仕上げに、乾いた畑の土で整えました。
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苗代の土台はこれでほぼ完成です。

乾燥を防ぎ、土壌中の微生物層に大きな影響を及ぼさないよう、この冬に脱穀を終えた稲藁を敷きます。
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田んぼでとれた作物の亡骸は、田んぼに還すのが自然農の原則であり、また、雑草を敷いてしまうと雑草の種も苗代にまいてしまうことになるため、ここでは稲藁を使います。

種蒔きまでに微生物の活動を増やすための手立てとして、米ぬかをわずかに振り掛けます。
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風で稲藁が飛ばされないよう、枝などを数本載せておきましょう。
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2月の苗代準備はこれでおしまいです。3〜4月に雑草が芽生えてきたら、摘み取ります。


実習後は全体作業として畦道の修復を行いました。畦草を地ぎわから刈り、目安の紐に沿って土を斜めに掘り出し、畦道に塗りかためていきます。
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水管理をしないため、畦道に期待する機能は“通路”だけ。厳密に気密性を追求しなくてもよいのと、まだ水分が少ないのとで、ひととおりスコップで作業しました。
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束の間の小雨に気持ちが焦りましたが、なんとか1本の畦道は整えることができました。参加されたみなさま、お疲れ様でした!


次回の共同作業日は2月27日(土)、土起こし・畦道修復・種まき(えんどう豆・空豆)などを予定しています。みなさまのご参加をお待ちしております。


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