2016年01月30日

1月集合日および1月臨時集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。なかなか集合日のご報告ができずすみません。
1月9日(土)集合日、1月23日(土)臨時集合日の様子をご報告します。

1月9日年明け最初の集合日。気持ちの良い青空が広がりました。昨年2月の立春を過ぎてスタートしたつくし農園のひとめぐり、今年度もいよいよ最後の実習日です。

この季節、基本的に露地栽培の畑では、作物への作業はそれほどありません。霜柱で根っこが上がらないように麦の芽を抑える麦踏みや、寒さに負けずに育った冬野菜の恵みをいただく程度です。その分、3月以降の春作業に向けて、畝直しなどの土を動かす作業に力を注げる時期でもあります。実習では畝の微修正の作業を行いました。この様子は2月の集合日で詳しくご紹介します。

畑の作業のあとは、1月恒例の小屋の大掃除。一年使って埃がたまり、散らかった小屋の荷物を一旦全部取り出して、藁を束ねた即席の箒で大掃除。また来年度も気持ちよく利用できますように♪
また、昨年積みあげた刈り草の山が、一年ほったらかしで完熟の草堆肥になりました。畝直しの後や地力の欲しい畝などに乗せて、上手く利用したいものですね。
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午後は田んぼでは稲架(おだ)の解体と、鳥除けネットの片付けなどを行いました。スズメとの闘い(共生?)に大活躍したネットは、丁寧に取り外して畳み、また来年の活躍までひと休みいただくことになります。
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ネットの片付け、稲木の運搬など、寒空の中本当にお疲れまでした! 


帰り際、プレーヤーのMさんにいただいた立派な野沢菜です。
緑の部分は野沢菜漬けにして臨時集合日のランチへ。
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カブのように育った下の部分は、食べてみるとまるきりカブでした。
Mさん、ありがとうございました。



1月23日の臨時集合日は地主さんのご厚意で、たくさん篠竹が茂っている場所で農業資材としての篠竹刈りをすることができました。
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参加されたみなさん、寒い中、本当にお疲れ様でした。

昼は雑草屋宅に移動して、自然農ランチ。
自然農けんちん汁、自然農の新米(豊里)、香り米や古代米のMIX米、前述の野沢菜、MさんやH元さんの差し入れなどが並びました。
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ダシ以外はすべてつくし農園で育った自然農野菜!のけんちん汁。大根、人参、冬瓜、菊芋、里芋、長ネギ。わずかにジャガイモも。野菜の甘みがぎっしりたっぷりの煮汁に、12月の懇親会でHさんよりお預かりした新巻鮭が、さらに美味しくしてくれました。
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まだ、なかなか全てが立派に育つとは言えない畑のため、雑草屋もここまでALL自然農野菜の料理は普段口にすることができません。一年に何度かの贅沢なのです。味付けは自家製自然農味噌で。美味しかったですね!
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午後は屋内に移動し、自然農と共に過ごした一年間を「話す・聴く・気づきのワークショップ」形式でじっくりと振り返りました。

一年を過ごし、目を閉じて、畑に立つ自分、田んぼに立つ自分をイメージした時にどんな光景が浮かぶか。そんな導入から過ごした3時間ほど。田畑の具体的な悩みや、それぞれの課題、対策、などの自然農の話題はもちろん、途中の焼き芋ブレイクの後は生活スタイルからヴィパッサナー瞑想まで、様々に話が膨らんだ会となりました。


2015年度の活動はこれで終了を迎えました。大寒を過ぎ、節分の翌日は立春。春の産声がもうすぐ聞こえてきますね。今年度ご参加いただいた皆様、ご一緒に過ごせたことを心から感謝いたします。どうもありがとうございました。



さて、つくし農園の2016年度もまもなくスタートします。
初回の集合日は2月13日(土)、開墾・苗床作りです。
みなさまのご参加をお待ちしております。


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2016年01月18日

12月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。すっかり月日が経ってしまいましたが、12月12日(土)の集合日&懇親会の様子をご報告します。
今回詳しくご紹介する作業は、「空豆の寒さ対策」と「足踏み脱穀」です。

●空豆の寒さ対策
ずいぶんしっかりと育った、実習畑の空豆。この日は冬の寒さに備えて、寒さ避けを行いました。
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まるでこの作業のために茫々と生やしてあったかのようなチガヤを刈り取り、
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この時期筑波山から吹き降ろしてくる筑波颪(つくばおろし)から守るために、空豆の北西側に埋め込みます。近隣の農家さんでも藁などを使って風よけをしていますね。
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(畑が整ってきた証でしょうか。アブラムシがたくさん集まってきていました。)
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畑を歩いていて目に入ったのが、こぼれ種から自然発芽した大根。花を咲かせた大根が種を落としたのでしょうか、何かの拍子に大根の種がここに落ちたのでしょうか…。
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自然農では「こぼれ種はよく育つ」と言うとおり、すっくと立ち上がり、生育良好です。
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この大根(写真奥)を、実習畑で育てた大根(写真手前)と比較してみました。大きいですね!
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この日は見学の方もいらしていたので、せっかくだからとプレーヤーさん達の畑を見て回ることに。
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こちらはMさんのこぼれ種の野沢菜。畑でも何でもない場所にぽつんと、巨大な野沢菜が育っていました。見事です!
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狙って育てられるわけではない、こぼれ種の生命力。驚かされます。

暖かい日が続いた12月、コウサイタイも花を咲かせていました。
花ごと炒めると美味しいんですよ。
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各自の自由作業のあと、昼前には共同作業で、恒例の菊芋掘りを行いました。掘りあげた菊芋の一部は、農園の境界線に植えることに。来年は境界一面に菊芋が育っていることでしょう。
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焚き火をおこし、掘った菊芋をアルミホイルで包んで、焼き芋に。同時に実習畑で育てたさつまいもも焼き芋にしました。どちらも、ねっとりと甘かったですね〜。
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共同作業の締めくくりにみんなでいただいて、お昼休みとなりました。
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午後はまず田んぼへ向かい、脱穀を待つ稲束を下ろしにかかりました。
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畦道で育てた大豆もすっかり乾いていたので、お米の傍らで脱穀することに。
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もともとが湿地であるつくし農園の田んぼは、稲刈りを終えた後も水が満ち、冬の青空を映しています。
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●足踏み脱穀機
2台の足踏み脱穀機は、管理人(小松)がネットオークションで買ったものです。古い農具はあちらこちらの納屋で眠っているようですが、手に入るようなご縁がない場合、インターネットが便利です。
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もともとはカバーがついていたらしいのですが、中古でカバーがないため、囲いをつけます。脱穀後のお米が出てくる場所に手箕(てみ)を設置し、2ヶ所に支柱をつけます。
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そして周囲を板とゴザ(使用済みの畳表など)で覆ってゆきます。
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左右を板で囲ったのち、上面からもゴザやスダレで覆って、何か重石を乗せて、完成。稲刈りの際にぎっちりと束ねた稲束(詳細はこちら)を、1束ずつ足踏み脱穀機にかけていきます。
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片足でペダルを踏みながら、両手で稲束を押し当て、広げたり裏返したりして束全体の籾が外れるようにします。それでも稲藁に残る籾は、触ってみれば空っぽなので、そのままにします。慣れてくると手早くできるようになります。

西日に照らされるお米。輝いています。
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プレーヤーさんそれぞれに丹精したお米が、次第に「ごはん」に近づいてきます。
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こちらは赤米・モチの「神丹穂(かんにほ)」。禾(のぎ)が長い品種です。つくし農園で長年作り続けています。
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そしてこちらは白米・ウルチの「豊里(とよさと)」。ところどころに見える赤米や黒米は、前年度の田んぼのこぼれ種が今年の豊里の中に混じって育ったものです。
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何とか脱穀が完了した頃に夕暮れが迫り、精米はまた次回に持ち越しとなりました。

終了後は馴染みのお店に集まって、懇親会。ユニークなみなさんの個性溢れるトーク、楽しかったですね。
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ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした!
1月9日の集合日の様子については、また追ってレポートいたします。


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2015年11月22日

11月集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
雨で1日順延となって11月15日開催となった集合日。参加者は少ないものの、ゆっくりと田畑を見て回る贅沢な時間が持てました。ありがとうございました。

前日まで続いた雨で、稲架(おだ)が1つ倒れてしまい、その修復からスタートしました。
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水をたっぷり吸った稲束からは、ぽたり、ぽたりと絶え間なく雫が垂れています。稲架の一部に不安定なところがあったようで、雨で3〜4倍の重量になった稲束に耐えきれなかったと思われました。
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田んぼプレーヤーさんの中には、ご自分の稲束がどれかわかるように手作りの名札を下げていらっしゃる方も。区画近くの桑の木から作ったそうです。
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実習区画に使っていた鳥除けネットを丁寧に畳み、来年使うときにも困らないように片付けました。
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ずいぶん稲刈りが進み、水面が光るばかりとなってきました。
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まだ刈り終えていない管理人の神丹穂には、スズメやキジが集中しています。来年から、ネットのサイズはひと回り大きく、区画を側面まで隙間なく覆えるものにしなくては・・・


それから畑に移動して、実習畑から根もの野菜の収穫をしてみました。
数日前の試し掘りでは豊作だった落花生は、ネズミにあらかた食べ尽くされていました。
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麦は各種、順調に育ってくれています。
霜が降りるようになったら数回、麦踏みをします。
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試みとして、畝直しも兼ねて20cmほど土を起こした畝に植えたサツマイモは、しっかり大きく育っていました。嬉しいですね。
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こちらは草の中に直接植えつけたサツマイモ。ありのままのつくし農園の土の状態としては、まだ実りは小さいようです。
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10月下旬に一度下りた霜で枯れたはずのジャガイモが、いつの間にか復活していました。秋ジャガ収穫となるでしょうか?
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秋蒔きの葉物野菜にカブ、大根などが、次々に芽を出しています。
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適切な時期の間引きがいかに大切かを示す面白い畑を、プレーヤーのMさんが見せてくださいました。

右端はきちんと間引きをしたところ、右から2番目の列は間引きを全くしなかったところ。奥のほうは後から間引きをしたところなど、実験的に1週間ごとに作業をずらして結果を比べておられました。
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間引きはつい億劫で後回しになりがちですが、こんなに生育に差が出るなら、やはり適切なタイミングで間引こうと思いますね。

葉物野菜と柔らかい雑草たちが、ふわふわと生い茂る様子。
とても自然農らしい、美しい眺めです。
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9月蒔きの野菜たちはすっかり大きく育っていました。
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Mさんは、枯れたトウモロコシを空豆の支柱として活用するそうです。
素敵ですね!
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水菜も旺盛に茂っています。
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いろんな野菜がイキイキと育っている畑を見ると、元気が湧いてきますね。
周辺のプレーヤーさん達の区画もひととおり見学させていただきました。

立派なカブ!
こんなに見事に育ったカブは、管理人も久しぶりに見たそうです。
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こちらはずらりと並ぶジャガイモ。
秋ジャガが待ち遠しいですね。
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生姜の生育状況は今ひとつ。草刈りに手が回らなかったためと思われます。
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毎年、種おろしの時期に悩む空豆。種まきが遅れた実習畑では発芽して間もなく、この時期にこのくらいですと、冬を越すにはまだ小さいようす。この秋のあいだにもう少し生育して、寒さ対策などして春を迎えられといいですね。
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時期をずらしながら種をおろしたり、品種を複数にしてみたり、みなさん工夫しながら秋蒔き野菜を育てていらっしゃいました。


それぞれの作業をするべく、集合日は早めに終了となりました。
参加された方、お疲れ様でした!

次回集合日は11月28日(土)臨時集合日です。

終日脱穀作業を予定していましたが、先週の集合日が順延だったこともあり、希望者及び参加者がいらっしゃいましたら、午後に畑の実習を行いたいと思います。ご参加お待ちしております♪


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2015年11月10日

稲刈り集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
10月31日の稲刈り集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。
※今回は「稲束の縛り方」について詳しくご説明します。

曇り空で肌寒い日でしたが、なんとか稲刈りを午前中に敢行できました。
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刈る稲束の目安は、女性の手で親指と人差し指で丸を作ったくらい。男性だと人差し指の第一関節と親指で丸にしたくらいで束にして、1束ずつ交差させながら刈っていきます。
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刈ってから干すまで、穂先に泥がつかないように注意します。

ズシリと重みのある稲を刈るのは嬉しいもの。
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一方、たくさんスズメに侵入された区画は「藁を刈ってる気分です・・・」という声も。スズメのしわざと思しき籾殻を、あちらこちらで見かけました。
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時折、稲霊(いなだま)にも出会います。かの有名な寺田本家さんでは、稲霊からとれた稲麹でお酒を作っているそうです。
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畦に植えた大豆は見事に熟し、はじけ始めました。こちらも嬉しいですね。
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●稲束の縛り方 (※一部の写真は別の日に撮影したものです)
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天日でじっくり干すためには、しっかり縛らなくてはなりません。
後で稲架(おだ)にかけて干すために、稲刈りした束は、3束ずつを1束に束ねてゆきます。

稲束を縛るのに使うのは、昨年の藁。
予めよく水につけておき、4本くらいを上下交互に揃えてまとめ、軽くねじって用います。
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交差するところでねじり始めます。結び目は作りません。
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なるべくしっかりねじります。
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ねじった部分はこのくらいになります。
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乾燥したら茎が細ることを考慮して、きつく締めあげます。
穂先を下にし、ねじり箇所を指先で強く持って立ちます。
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できるだけ稲穂を振り回さないように、稲束を竹とんぼの軸、持っている腕を竹とんぼの片翼のイメージで回します。稲束を包む円周が小さくなるよう、ねじりを内側に増やすイメージで、稲束と藁の隙間をなくします。
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ぎゅっと隙間が詰まったら、最後の仕上げへ。
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ねじり箇所を円周と稲束との間に差し込みます。
ちゃんと締まっていると、親指が痛くなるほど固いですが、グッと押し込みます。
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これで稲束の縛りが完成です。
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この束をどんどん作っていき、全て縛り終えたら干し場へ移動。
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稲束は左右を1:2に分け、向きを交互にしながら竹にかけてゆきます。
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1:2に割った稲束を交互にかけてゆくことで、上部・下部それぞれ4つの突起がある状態で組み合わさります。外側(1の部分)は雨に濡れやすいが乾きやすく、内側(2の部分)は密集してはいるけど雨に濡れない、総じて、全体が同じくらいに乾いてゆくことになります。
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ネットに侵入するスズメを想定して、今年は干した稲自体にも直接、ネットをかけます。花壇にも使っている、いただきものの寒冷紗がここでも活躍しました。
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最後に、おいしい持ち寄りランチで臨時集合日は終了♪
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参加されたみなさま、お疲れ様でした!そしてごちそうさまでした!


次回集合日は11月14日(土)です。ご参加お待ちしております♪


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稲刈り準備(干し場作り、稲架作り)の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
遅くなりましたが、稲刈り前に行っていた干し場作り&稲架(おだ)作りの様子をお届けします。

10月18日、田んぼプレーヤーの有志が集まり、干し場のネット張りをしました。前回集合日、みなさんと共同作業で作った干し場スペースに柱となる竹を深く立ててゆきます。
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田んぼと違って竹が刺さりにくいので、細いスコップや移植ゴテなどで深い穴をあけ、力いっぱい突き立てます。
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田んぼと同様にネットを張っていきます。
干し場はお米が密集し、時期的にもますますスズメに狙われるため、ちょっとお値段高めの、網目の小さなネットを張ります。(これでも命がけで押し入ってくるのです)
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地面ぎりぎりまでネットをピンと張ります。
このままでは地面すれすれの隙間が残ります。
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そこで、どんな隙間も残さないよう、刈り草を大量に積み上げます。
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これで、四方と上面をネットで囲んだ干し場が完成しました。
Mさん、Hさん、ありがとうございました。

そして10月26日には、稲束を直接かけて干すための稲架(おだ)を用意。
こちらは農作業体験の方と一緒に作成しました。

基本構造は3本脚で、両端の脚を組みたてます。ここには荒縄を用います。
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脚と脚の位置関係は、ハの字になるよう配置します。中ほどにも複数の脚を設けますが、それが2本脚であれ3本脚であれ、隣り合う脚同士がハの字に並ぶようにします。
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きちんと作れば、大人1〜2人がぶら下がっても大丈夫です。
(この竹はちょっと古くて割れ目が入っているため、ぶら下がらずにおしまいです)
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LONOFerのYさん、ありがとうございました。


このあと、31日の稲刈り集合日を迎えました。
その様子は追ってご報告いたします。


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2015年10月22日

10月集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
10月10日の集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。
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今回、自然農特有の農作業は「えんどう豆の種おろし」を詳しくご紹介します。

実習畑ではまず、秋まき野菜の様子を確認しました。
順調に芽が出たカブは、まだ競い合って成長している時期。ハサミで慎重に雑草だけを刈りました。もう少し大きくなれば間引き菜も楽しめそうです。
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6月に種まきした大豆は、蒔きどきが遅かったのか、
実入りがほとんどありませんでした。
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5月に別の場所にまいてあった大豆は、順調に膨らんでいます。
枝豆の季節到来です!
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この畑に移ってきて8年目。ついに、ズッキーニが大きく実りを見せてくれました。緩やかに、良い畑へと変わってきたのを感じますね。
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5月の集合日に植えた里芋は葉が大きくならずじまい。生姜はほとんど芽が出ず、1つだけ出た芽も葉が大きくならないまま秋を迎えています。育てやすい作物だと油断していたらこの有様。試行錯誤ですね。
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長ネギが立派に育っていたので、掘り起こし、分けて植え直しました。
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後でじっくりソテーにしましたが、旨みが濃く、辛さも爽やかで、美味でした。
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ムカゴから自然発生した山芋は、ゆっくりと大きくなっていきます。ムカゴから育てると収穫まで3〜5年だとか。楽しみですね。
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●えんどう豆の種おろし・・・点まき
こちらは自然農の畑で育てたえんどうを、種採りしておいたものです。
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自家採種した一昨年の種なので発芽率が落ちているために、念のために市販の種も用意して、自家採種分で芽が出なかったら、後日市販のものを蒔き直すことにしました。市販の種はよく、鳥に食べられないように薬品塗布済みのため、食用防止の目印に派手な色がついています。
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もちろんこだわりの種屋さんなどで、薬剤処理なしの固定種などをお試しされてもいいと思います。

まず植える箇所に目印の棒を立てます。
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のこぎり鎌で丸く草を刈り、大きな根や小石などを取り除きます。
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指を入れて四方八方にもぐら穴チェック。
穴があれば土を入れて潰しておきます。
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えんどう豆を一箇所につき4〜5粒おろしていきます。
(通常は2〜3粒撒きますが、古い種の発芽率を考えて4〜5粒としました。)
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4粒見えますね。
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豆と同じ厚さ程度の土をかけ、手でならします。
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周囲の刈り草をランダムにかけていきます。
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つくし農園周辺のカラスは、「丸く青草をかけてある場所=おいしいものが埋まっている場所」と覚えてしまったようなので(参考記事:「攻防」)、周囲と等しい見た目になるように草を散らすのをおすすめしています。


共同作業では、8年前、駐車スペース付近に(購入してまで)植えてあった彼岸花を掘り出して、畑の花壇に移植しました。来年のお彼岸には、花壇に彼岸花が咲き乱れるかもしれません。


午後の田んぼ実習では、軒並み倒伏していた稲のケア方法をお伝えしました。
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背の高い品種を植えた方を中心に、強風対策として4〜6束、または8束ずつをねじるように束ね、麻紐で縛ってあったのですが、10月はじめの大風で束ごと傾いてしまったものが多く見られました。
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紐の輪っかに遊び(隙間)があると、前後左右に揺れる稲束の、上へ上へとずり上がってしまうようで、その結果斜めに傾いてしまっています。
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倒れてお米が水面につくと、発芽してしまう場合がありますし、泥につくと精米しても土が残ることも。やはり倒伏しないに越したことはないため、その後の自由作業で各自、麻紐をきつく縛り直しました。

香り米を植えている一角だけ、集中的にスズメがネットに侵入していることも発見しました。特に美味しいので、スズメが超低空飛行でネット下部の隙間から集団で出入りしては貪っていったのがわかります。
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これにはネット下部の隙間をすべてふさぐことで対応しました。

さて、気になる稲刈り時期の目安は「稲穂の3分の2までが黄色くなったら」、さらにその状態の稲穂が「区画の3分の2になったら」だそうです。
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つくし農園の田んぼは全国的にも珍しい天然の湿地を利用した天水田(てんすいでん)なので、一般的にイメージするような、田んぼの中で稲束を干すことはできません。そこで田んぼ横の雑草エリアが活躍します。(そのために空けてあるのですが)
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共同作業でいっきに草刈りをして、広いスペースができました。
(奥に見える茂みは湿地内にある葦です)
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ここ数年のつくし農園では、スズメに狙われないよう、大きく鳥除けネットを張った空間内で稲穂を干します。ネットの裾は地面につけ、更に刈り草で覆ってスズメの侵入を防ぎます。

まずは四辺を草刈り。土が出るように刈っていきます。
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ここまで刈れば草刈りは終了です。
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稲木の組立て方も実習しました。ここは太いワラ縄でないと重さに耐えられません。
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しかしワラ縄の用意が足りず、2つめ以降は演習用に麻紐で作っています。
横に竹を渡したあと、大人2人でぶら下がって、たわわに実らせた稲の重さに稲架(おだ)が堪えられるかをチェックします。
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刈ってすぐの水分を含んだ稲束は、稲架にかけると支柱の間隔によっては50〜100kgにもなることもあります。大人1〜2人程度ぶら下がっても大丈夫なら、安心ですね。

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仮設置ではありましたが、田んぼ実習はこれにて終了!
見学者の方にもたくさん手伝っていただき、ありがとうございました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!

※その後のネット張りや稲木組みの様子は、別途ご報告いたします。


次回集合日は10月31日(土)稲刈り集合日です。ご参加お待ちしております♪


・2015年度の集合日予定カレンダー ならびに募集要項 ・交通案内
・つくし農園の見学・体験について ・自然農について
・つくし農園で育てやすい野菜 ・自然農Q&A(いただいた質問に対して)
・雑草屋Facebook ・雑草屋ホームページ
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2015年09月18日

9月集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
9月12日の集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。

集合日は涼しい風が吹き抜け、過ごしやすい一日となりました。
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畑実習では秋蒔き野菜の大根、ニンニクなどの蒔き方・植え方を実習しました。
大根は、ここ数年の共同研究で成果が確かめられつつある、草の厚敷きを採用して、植える箇所だけかきわけて種をおろしました。
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前回の集合日に種をおろしたニンジンは芽を出していますが、数がごくわずか。
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種まきの時点で人為的に水をかけた場合、ずっと水やりを必要とするのかもしれません。ただこのままでも地中の種はいつか発芽するとは思いますので、あまり気にせず。

先月地主さんにお返しした未の区画から、せめてもの遺産としてゴッソリ運搬してきた「亡骸の層」もご案内しました。何年ものつくし農園の積み重ねを、プレーヤーさんそれぞれの必要に応じて使っていただければと思います。
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共同作業では花壇や小屋周辺の草刈りを行いました。

田んぼ実習ではスズメ除けネットを張るはずが、見事に稲の開花と重なり、ネット張りは見送ることに。稲の開花は数日間しか見られませんが、とても可憐で美しいです。
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自然農のお米は倒れにくいですが、背の高い品種は倒れることもあります。
つくし農園で育てている品種で言えば、香り米と神丹穂の2つが背の高い品種。
稲穂が実ったあとに台風などで倒伏すると、お米が濡れる、土がつく、発芽してしまう等の恐れがあるため、倒伏予防の方法も実習しました。

稲は6つをねじりながら1つにまとめ、麻紐を使って優しく結えます。
こうすることでどの方向から力が加わっても倒れにくくなります。
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そのあとはみなさんの区画を見学して回りました。Hさんの田んぼは新しい品種にチャレンジ。畦豆も種まき後の最初の一ヶ月にしっかり草刈りをされ、見事な育ちぶりです。
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Mさんは例年通り、桑の木に近いほうがよく育ち、茂みに近いほうが育ちにくいとのこと。毎年の状態をよく観察しておられます。
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田植えの二週間後に草刈りができたかどうかで、田んぼの出来が左右されています。今年は難しかったと感じる方も、ぜひ来年に活かしましょう。

最後に共同作業として畦道の草刈りをして終了!みなさんお疲れ様でした!

次回集合日は10月10日(土)です。ご参加お待ちしております♪


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2015年08月22日

8月集合日の様子

つくし農園プレーヤーの皆様

こんにちは、雑草屋の嫁です。8月8日(土)の集合日の様子をお届けします。
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今回から、集合日全体の流れは押さえつつ、なるべく自然農特有の農作業を詳しく追って記載してみます。8月は以下の3つです。
・にんじんの種おろし
・大豆の草刈り
・田んぼの草刈り

暑さを考慮して、今回はまず最初に共同作業(花壇の草刈り)を行いました。
今のところまだ隣接農地からつくし農園への除草剤散布は見られず、これまでに植えたマリーゴールドやホウセンカ、オシロイバナなどが効果を発揮してくれているようです。引き続き境界地付近は雑草をしっかりと刈りましょう。
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畑実習では、実習畑の各作物の様子を見て回りました。雑草がますます旺盛に伸びています。
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5月集合日にプレーヤーさんから出た仮説「芽かきをせずに光合成をたくさんしてもらう」にならい、実習畑の一部や管理人(雑草屋)の畑では、今年ジャガイモの芽かきをせずに育ててみました。結果はなかなか良好です。
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品種別にみると今年のジャガイモは、つくし農園全体でアンデスレッドが好調、きたあかりは不調。昨年と逆転しました。単年度の結果のみで作付の結論を出すわけにはいかないところは、面白くもあります。複数品種を育てることは強みにもなりますね。

ズッキーニのように、蜂の受粉を必要とする作物は、朝夕に蜂が花を見つけられるように草刈りをしっかりやっておく、または人の手で受粉を行う必要が出てきます。ズッキーニの花は茎の付け根付近にあるため、尚のこと草管理が重要になってきます。
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次々と実りつつあったトウモロコシは、鳥に半分近く食べられていました。
背丈が高くならずに結実したことで、地面に立ってついばむのにちょうどよい位置になってしまったようです。
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プレーヤーMさんの畑では、竹にキラキラテープを付けて鳥除けにされていました。恐らく、ランダムに動くキラキラが苦手なのでは、、、とのこと!
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●にんじんの種おろし・・・条まき(すじまき)
実習を行いました。表面の草を刈り、土を浅く削り、にんじんの種をおろします。
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にんじんの種は小さいので、自然農ではよく次のような方法を取ります。
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のこぎり鎌の背で斜めに筋をつけるように土に線を引いて行きます。これで種がまかれた表土がほどよく混ざり合い、薄く土をかけたような状態になります。
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全く雨が降らない日が続いている中、発芽を促進したいならばここで水をやります。しかし「水がある」と思わせて発芽を促し、発芽してみたら日照り続き、ということにもなりかねません。さじ加減が難しいですね。
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最後に刈り草をかけて土の乾燥を防ぎます。種おろしはこれで完了です。
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●大豆の草刈り・・・草の残し方
草が茂り、虫たちが心地よく潜むようになると大豆の葉が虫に食われやすくなります。実習畑の大豆はすでにレース状になっています。
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そこで風通しがよくなる程度に草刈りをします。一度に畝全体の草を刈ってしまうと、虫たちの棲みかがなくなってしまい生態系のバランスが大きく崩れますので、刈る部分・残す部分を決めて取りかかります。

ここでは畝の外側をぐるりと刈り、中央の雑草は残すことにしました。刈り始めの段階では、大豆と雑草が入り乱れ、大豆が埋もれかけているのがよく分かります。
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雑草も草丈が高く、大豆を追い越し始めています。埋もれながらの草刈りです。
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畝の中央も、大豆の高さより少し低いくらいのところで葉先を刈りました。これで虫の棲みかは失われず、かつ大豆に日光が当たるようになりました。
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田んぼ実習ではまず、雨の降らない中で水管理をしない田んぼがどんな状態になっているかを確認しました。どの区画も水は見えず、軒並み雑草が茂り始めています。
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それでも土を掴んで絞ると、こんなに水が滲み出てきます。雑草が保水してくれていることがよく分かります。
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稲の成長に必要な水分は地中にはあります。あとは日が当たるよう、ザリガニの害が出ないよう、しっかりと草管理をすることだけです。


●田んぼの草刈り・・・やる気を出すコツ
水がやや少ない今年は、雑草が旺盛に茂っていますので、ご自分の区画を見て、どこから草を刈ろうか、本当に終わるのか、ゲンナリされることもあるかと思います。

おすすめは、区画と区画の境界線を刈ってしまうこと。
通り道がすっきりすると、作業の見通しが立ち、精神的なゆとりが生まれます。
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余裕がある方は一列おきに刈って交互に済ましましょう。時間がなかなかとれない方は稲の株元を重点的に刈って、列の間(通り道)の中央は草を踏むだけにしておくと、虫の棲みかは残しつつ、稲の開花までにだいたいの草管理が終えられると思います。

草刈りで田んぼに入るのは8月下旬、稲が花穂をつけはじめる前まで。それ以降は田んぼに入るのを控えたいので、残りの期間、なんとか草刈りを頑張りましょう。


午後は、少人数でしたが、毎年恒例の意見交換会を行いました。
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のんびりと、少しずつ涼風が混じるテントの下、“話す・聴く・気づきのワークショップ”の手法も少し取り入れながら、「今の自分と自然農」に思いを広げていきました。

現時点での、「自然農」と「自分」というキーワードをつなげた時に思い浮かぶ10のことを、まずはゆっくりと箇条書きしてもらいました。技術的、具体的な問題点から、哲学的、思想的な問いかけに至るまで、参加者それぞれが思い浮かぶことを発表してもらい、その後は自由に、各々に、意見を交換しました。

草刈り、種まきの技術的な課題であったり、世界的な遺伝子組み換え作物への対応など、自然農というキーワードから膨らむ、広大深遠な四方山話に時間はあっという間に過ぎてしまいました。

参加されたみなさま、お疲れ様でした!


次回集合日は9月12日(土)です。ご参加お待ちしております♪

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2015年07月08日

7月集合日の様子

つくし農園プレーヤーの皆様

こんにちは、雑草屋の嫁です。7月4日(土)の集合日の様子をお届けします。
畑は雑草が勢いを増し、ジャングルのようになってきました。
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畑では大豆、小豆、ササゲなどの種まきがそろそろ終盤戦。豆類はつくし農園で比較的育ちやすい作物。一年目の方は7月中旬頃には種まきが済んでいるといいですね。ただし収穫にあまり固執せず、挑戦する楽しみもお忘れなく。つくし農園で育てやすい野菜を参考に、お手持ちの自然農の書籍などと照らし合わせながら、色々とチャレンジなさってください。

畑実習では、まず実習畑の作物を見て回りました。

トウモロコシは、充分に生育しきらないうちに花を咲かせる株もちらほら。種の選び方によっても、開花の時期が異なることもあるようです。プレーヤーMさんは、在来種や固定種、自然農の種などを吟味して順調に育てられていました。こうした違いの観察も、自然農の楽しみの一つかもしれません。
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ズッキーニも花が次々と開きはじめました。雨が続くと受粉がうまくいかないことが多いようですが、今年はどうなるでしょう。
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きゅうりも順調に育っていました。
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サツマイモの苗が根付きました。
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アピオスの花は濃厚な南国果実のように、強く甘い香りを放っています。
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里芋はやっと葉柄が長く伸びてきたので、土寄せを行いました。
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トマトは支柱を用意しました。
できればこの写真よりも底面を広めにしたほうがよいとのこと。
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伸びてきた本枝を支柱に麻紐で結えます。8の字結びにして余裕を持たせます。
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…と説明している最中、ポキンと本枝を折ってしまいました!
幸い、わき芽をかいてなかったので、下のわき芽から成長してくれそうです。
支柱はもう少し大きくなってからでよかったようですね。

モロヘイヤの種をまいた畝では、モロヘイヤの発芽が確認できました。
それよりもカラシ菜のこぼれ種から立派な葉が茂っていますね。
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こちらは大豆を植えた畝です。
大豆は雑草管理が大切で、草に覆われているとそれだけ虫たちが集まり、
葉っぱや茎を食べられやすくなってしまいます。
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ですので、なるべく風通しのよい状態を保つとよいとされています。
ここも草刈りが必要ですね。

とはいえ、虫たちの棲みかを考慮して、一度に畝全体を刈ってしまわず、畝の両側を刈って中央を残す、畝の手前半分を刈って奥は残す、などを日をずらしながら行うのが理想です。

実習畑をひと巡りし終えてからは、プレーヤーさんのQ&Aタイム。
ジャガイモの葉が黄色く枯れてしまったというTさんの畑を見に行きました。
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土を掘ると、ちゃんとジャガイモが育っていました!良かったです!

同じTさんの畑で目を引いたのが、こちら。
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ラディッシュが種をつけたのだそうです。みんなでまだ青い莢を摘んで味わってみると、辛みのある大根おろしのよう。このままでお洒落なおつまみになりそう、と盛り上がりました。

Tさんのジャガイモから派生して、雑草屋の育てているジャガイモ畑で収穫をしてみることに。実習として特別に雨上がりの土から掘りましたが、できるだけ晴れが続いたときに掘るのが良いそうです。
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掘り上げたジャガイモは、少しの間お日様にあてて表面の湿気を充分に乾かしてから保管します。日光にあてたままにすると緑化してしまいますのでお気を付け下さいね。

地上部の茎がまだ残っている(目に見える)うちにジャガイモを掘ると収穫しやすいとのことで、実習後の自由作業時間にはジャガイモを次々に掘り上げるTさんの姿がありました。
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雨もぱらつくため共同作業(花壇の草刈り)はなし。
お昼休みをたっぷりとり、午後は雨の中、田んぼ実習へと移りました。

集合日直前の雨で、ついに、たっぷりと水の張った田んぼの姿を見ることができました。田植えはやりにくくなりますが、水不足はひとまず解消でしょうか。
身勝手なもので、背丈の低い苗を植えたところは、今度は冠水が心配になってきます。田植えがまだ残っている方は、目安棒のライン(植える列)は踏まず、間だけを歩くようにして作業されると、足跡で深さが増すことが避けられ、苗の背丈の心配が減るかと思います。
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畦道には田植え集合日に植えた大豆がぴょこぴょこと葉を広げていました。
「畦豆(あぜまめ)」という言葉があるくらい、田んぼの畦と大豆は昔からの組み合わせだったようです。
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田植えから2週間もすると、雑草が稲の背丈に追いつき始めます。
稲を倒さないよう、刈らないよう、気をつけながら雑草だけを刈り、再び俵状にまとめたものをくるりと返します。こうなってみると、田植え前の草刈りがいかに楽だったか実感されることと思います。
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共同作業では畦豆(大豆)の周囲の草刈りを行いました。よく育ちますように!
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雨の中、手早く作業を終え、早々に自由作業(解散)となりました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!

次回集合日は8月8日(土)です。
みなさんのご参加お待ちしております♪

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2015年07月01日

田植え集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。6月20日(土)の田植え集合日の様子をお届けします。ついに夏の陽射しとなり、暑さの中で田植えを行いました。みなさまお疲れ様でした!今回は田植えの手順を詳しく追ってみます。

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現在のつくし農園の田んぼでは、縦40cm、横20cm間隔で苗を1本植えしています。40cmは人が除草で入りやすい幅、20cmは今の田んぼで稲が伸び伸びと成長でき、収量も得られるちょうどいい間隔。もっと豊かになると、例えば奈良の川口由一さんの田んぼなどは60cm(!?)間隔でもしっかりと育つようです。

田植えの手順としては、まず縦に40cm間隔で棒を立てます。
資材は毎年1月の臨時集合日で準備する篠竹を、古いものから使います。
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40cmごとに麻紐に結び目を作り、目安紐とします。メジャーがなくても大丈夫なので、何かと便利です。
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田んぼは、区画全体を土ぎわギリギリまで草刈りをします。
このときの草刈りが甘いと、田植え後の草刈りの負担が増しますので、なるべく地面が見えるくらいまで丁寧に刈っておきましょう。後で思えば、苗のない時の草刈りは本当に楽なのです。
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実習では釣り竿に20cmごとに印をつけたものを目安棒(バカ棒とも言います)として使いました。
刈り草は田んぼから持ち出さず、一列ごとにまとめ、細巻き寿司をくるりと回すようにしてまとめていきます。地面についた箇所から雑草が根を張りますが、次回の草刈りでこの塊ごと、くるりと天地を返せば根が切れます。
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雨水と滲み水だけで管理するつくし農園の田んぼ。苗代も灌水なしで育てます。

今年の共同苗代は、種蒔き後の菜種梅雨による浸水を想定してやや高めに作りました。しかし雨が少なく、結果として苗の成長が遅く、小さいうちに田植えとなってしまいました。苗代の高さは毎年判断が難しいところですね。
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苗代から鍬などで苗を土ごとから取り出します。深さは5〜10cmほど。ざっくりと土を除きながら、今度は一本一本にわけます。根っこが必要以上に千切れないよう根元の泥を軽くまとめ、苗箱やバケツに並べてゆきます。(この日は暑く、根が乾いてしまうため、1〜2列分ずつ取るようにしました)
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地面に鎌や細いスコップなどで切れ込みを入れ、指先で広げて苗の根元を差し入れ、土を閉じます。
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茎の分けつを妨げないよう、また、倒れないよう、深すぎず浅すぎず。根っこのはじまるところの僅かに上のあたりまでが土に埋まるようにします。
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目安紐などで20cm間隔に植えます。40cmの結び目の箇所に植え、その中間に植えていくとだいたい均等に20cm間隔となります。(写真は釣り竿ですが)
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各自が自分の目安紐を作ってから、草刈り、田植えへと移ってゆきました。
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実習区画では、聴講生のJさん、見学のNさんらが田植えをしてくれました。「あと何列あるんだろう…」よりも「もうこんなに植えた!」と植えた場所を見渡すほうがモチベーションを維持できる、という話を皆でしていました。
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昼休みのあとは再び各自の作業。
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ひととおり刈り終えてから一列ずつ田植えに取り掛かるもよし、
一列ごとに刈っては植え、刈っては植え…もよし。そこはお好みで。
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田んぼ経験二年以上のプレーヤーさんは、
ご自分の区画で育てたマイ苗代から田植え。
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苗代の世話から道具の準備、改良、手際の良さ…。みなさんさすがです。
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共同作業では、畦道に大豆を植えました。
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大豆の反対側は草刈りをして、共同作業も終了!
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夜は夏至の直前ということで、キャンドルナイトパーティー。「立夏」で夏が産声をあげ、「夏至」で春より夏が勝り、「立秋」を迎える頃には夏が最大となる傍らで秋が生まれ…そんな季節の捉え方について話をして、宴が始まりました。
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出張料理人ふくだみどりさんの“五感で味わう”料理の数々、そしてみなさんの持ち寄りのパンにお酒、お菓子などがズラリ。ひとつひとつに驚き、感動する夕餉となりました。
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リビング、廊下、洗面所、トイレ、玄関までキャンドルを灯し、ゆっくりと時間を過ごしました。楽しかったですね!
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次回集合日は7月4日(土)です。
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2015年06月09日

6月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。6月6日(土)の集合日は、曇り空で冷たい風が吹いたりカンカン照りになったりと、天気の入り乱れる一日でした。参加されたみなさん、お疲れ様でした!
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畑実習では、この季節の各種種蒔き、苗の定植、手入れなどについてQ&Aタイムを設けたのち、実習畑の様子を見ました。
昨年くらいからやっときゅうりが種から順調に育つようになりました。
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ズッキーニも葉を伸ばしています。
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こちらは落花生。モグラやネズミに負けずに育ってほしいですね。
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4月に試しとして早蒔きした大豆は5月の遅霜にあたって枯れてしまいましたが、じゃがいもはキタアカリがやや小ぶりながらも順調、アンデスレッドは元気いっぱい。育てやすかった秋蒔きのカラシ菜は、種をはじけさせていました。種を集めて粒マスタードにしてもいいですね。
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トマトの苗では試みとして、周囲に棒をぐるりと土中に刺してモグラ避けの要塞を作ってあります。一部、棒の隙間が大きくてモグラが入った形跡が見られたので、穴を上から押しつぶし、棒を刺し直しました。
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過去に金カブを蒔いてあった畝は、もうカブが育たないように見えたため里芋や生姜を植えていましたが、ここにきて金カブが見事に復活。青々と葉を広げ、小さいながらもぷっくりと丸く育ってくれました。
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里芋は芽が出ました。生姜の出芽はもう少し先のようです。
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雑草屋が自家採種を重ねてきた大豆類を、希望者の方と種蒔きをしました。「つくし農園で育てやすい野菜」でもご紹介しているように、大豆はよく育つ作物のひとつ。6月のうちにしっかり蒔いて育てたいですね。大豆は豆類の中でも特に鳥に好まれるので、キジ対策、カラス対策もお忘れなく。
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共同作業は花壇の草刈りと、マリーゴールドなどの苗の定植を行いました。多年草・耐寒性のお花や観葉植物など、引き続きお裾分け大歓迎です。(聴講生OGのOさん、花ニラなどありがとうございました!)
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お隣の芝畑ではそろそろ除草剤散布の時期。除草剤の“お裾分け”が花壇で少なくなるといいですね。

畑の最後は、プレーヤーのみなさんの畑の観察会。固定種の種を取り寄せて試したり、自宅で食べたカボチャやスイカの種を苗に育ててみたり、自家採種を重ねたりと、みなさんそれぞれに工夫を楽しんでいらっしゃいました。
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この日の筑波山は雲をかぶって幽玄な姿でした。
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長いお昼休みを挟んで、午後は田んぼです。
田んぼ実習では、苗代の草管理についてお話しました。
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稲はずいぶんしっかりと育ってきました。
間に伸びてきた雑草をハサミで切ってゆきます。
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妙に背が高いのは稗(ヒエ)であることが多いです。上の写真にもありますね。稲と稗はとても似ているので、苗代の雑草管理ではよくよく見極めが必要です。毎年恒例ですが、両者の違いをみなさんに観察していただきました。
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「根元が赤いのがヒエ?」
「そうですね〜。では赤米の苗はどうでしょう?」
「あ、赤い!うーん・・・」

悩ましいですが、葉の付け根にヒゲがあるのが稲、ヒゲがないのが稗です。自信がないときはそのまま切らずに、田植えのときにはじいてもよいとのことでした。

ハサミを開いたまま雑草を狙って切ろうとすると、手前の稲まで切ってしまいます。これはよくやるので要注意。ハサミは閉じたまま雑草サーチしましょう。
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5月の集合日に新しく作った苗代も手入れをしました。
今年は苗代にオケラが入り込んでいるようで、あちらこちらの苗代で稲の根元を浮き上がらせています。そっと土を押さえれば稲の根がまた土につくのですが、稲が密集していると難しいですね。プレーヤーMさんの情報によると水攻めが効くとのこと。たっぷり水をかけて水の重みで浮いた土を落ち着かせるようです。
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オケラの被害はつくし農園始まって以来、おそらく初めて。毎年色んな事が起こりますね!

田植え前の草刈りのポイントについてもお話しました。
ついつい、目に見える雑草の青いところをザッザッと刈って済ませたくなりますが、鎌でしっかり根元(土ぎりぎりのところまで)を刈るようにすると、田植えの時期まで雑草の勢いが戻りにくく、結果的にぐっと負担が減ります。頑張りましょう。
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次回は6月20日(土)の田植え集合日!

夜はキャンドルナイトパーティーです。
みなさんのご参加お待ちしております♪

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2015年05月16日

5月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。5月9日(土)は新規プレーヤーさん3組、新規聴講生1名を迎え、賑やかな集合日となりました。参加されたみなさん、お疲れ様でした!

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畑実習では、里芋・生姜を植えました。里芋は葉が大きくなり育てやすいですし、生姜はつくし農園でも比較的よく育つ作物のひとつ。この時期に植えておくと楽しみが増えますね。

有機栽培と慣行農、2種類のトマトの苗を植え、ズッキーニの種まきをしました。から植えるか、苗床で育てて移植するか、購入苗を植えるか。どれが育ちやすいかを試すのも面白いですね。どうしても育ててみたい野菜なら、適期に畑に種をおろして、保険で苗床でも種をおろして、そのどちらもうまくいかなかったら苗を買ってきて植える、というのもいいと思います。

実習畑では、落ちたムカゴから芽生えた山芋のつるに支柱を作って育てることにしました。山芋を植えて増やす場合は1〜2年で山芋が収穫できるようですが、ムカゴからの繁殖では3〜5年かかるそうです。気長に待ちましょう。
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スナップエンドウが膨らんでいました。あとひと息で収穫です。
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じゃがいもの芽かきも行いました。
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芽かきをするのは慣行農では当たり前ですが、自然農では必ず必要とも言えず、(本などを見る限りは)奈良の川口さんも芽かきはしていないそうです。プレーヤーさんからも「今年は芽かきをせずにたくさん光合成をしてもらおうかと思う」といった試みが聞かれ、夏の収穫でどんな結果になるのか楽しみです。
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共同作業は竹の運搬。長い孟宗竹を手分けして担ぎ、小松宅から畑まで運んできました。おかげさまでテント用の支柱がリニューアル♪
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つくしテントに歴史あり。過去の記事を読んでいただくと、テントに愛着がわくかもしれません。   ⇒白テントについて ⇒テント復活♪

お昼は車座になって四方山に語らいました。子どもたちの交流も微笑ましく、今年のつくしキッズも賑やかになりそうな予感です。

田んぼ実習では、苗代の様子を確認しました。例年より稲・雑草ともに伸びがゆっくりだったため、大きな葦を切った以外は、来月の田んぼ実習へ持ち越しとしました。
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自由作業の時間には、新規プレーヤーさん用の苗床を作りました。

自然農では、苗代も草の生えた田んぼの中に作ります。
まずは、苗代にしたいエリアの草刈り。土が出るくらいまでノコギリ鎌で刈ってゆきます。
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四隅に棒を立て、四辺の目安をつけてから、残っている大きな雑草の株元を刈ります。
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スコップで周囲の土を掘っては乗せ、掘っては乗せ、土のかたまりをスコップや手で砕きます。湿っているうちは扱いやすく感じる土のかたまりも、乾けばのようにカチカチになるため、なるべく丁寧に。
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どんどん土のかたまりをほぐしつつ、大きな草の根っこを見つけては、苗代周辺にできた溝に落とします。このとき、根っこをポイとそのへんに投げてしまうと、将来田んぼにする場所に根を張ってしまうので、必ず溝(水に浸かり続ける場所)に入れます。
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別の場所から土を運んできました。草の種の入らない土、というのが肝心で、そのためには地表の草の種をできるだけ避け、スコップで深く掘り、深いところから土を持ってくる必要があります。
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草の根を除き、土を手で細かく砕いては、ふるいで苗代全体に土をかけていきます。どのくらい細かくするかですが、種籾が土の小さなかたまりの間に落ち込んでしまうとうまく発芽できない、そこから考えるとわかりやすいそうです。

ふるいは網が交換できるようになっていて、網目の大きいもので土をふるったのち、細かいものに換えて再び細かな土をふりかけます。この工程を丁寧にすることが、稲の順調な発芽を支えるようです。
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田んぼの一角では衝撃の光景が・・・
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Mさんが丹念に研いだ草刈りホー(写真奥)で、田んぼの休憩スペースの草をかなりのスピードで刈ってくださいました。自然農の本で時折見かける草刈りホー。立ったまま稲の間の草刈りができるもので、間近に威力を見せてもらいましたが、これはすごい!です。道具の手入れが丁寧だと、素晴らしいパワーを発揮しますね。MさんNさん、ありがとうございました。
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共同作業は畦道の草刈りを行いました。草の根っこは畑の土を耕して柔らかくしてくれます。つまり、畦草を放置すると、大事な畦道が柔らかくなって崩れてしまいます。ですので、自然農でも畦草はきちんと刈ります。
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自生するセリに気づいて収穫したり、プレーヤーさん同士で色々にお喋りしながらの共同作業タイムとなりました。最後までみなさん、お疲れ様でした!
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次回の集合日は6月6日(土)。みなさんのご参加お待ちしております♪

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2015年04月15日

4月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。雨で1日ずれて、4月12日(日)に実施となった集合日の様子をご報告します。日程が変わったため、誰も来れないんじゃないか・・・なんて心配をしながら畑に向かうと、あちらこちらにプレーヤーさんがいらしてホッ。

畑の実習では、皆さんの課題を伺った後で、それに準じて夏野菜の種まき(果菜類)、エンドウ支柱の説明などを進めていきました。4月から5月にかけては、一年で最も種まきにふさわしい時期です。この頃はホームセンターでも固定種、伝統野菜、有機栽培などの種や苗が少しずつ購入できるようになってきましたね。この日は伝統野菜のカボチャや、有機栽培のトマトの種などもまきました。

共同作業では、隣接する芝畑との境界地にお花を植える花壇作戦。一般的な農家さんの雑草憎しの精神はどうしても自然農の畑とは相容れず、我々も適宜草刈りをして誠意を見せなければ共存が難しくなってしまいます。少なくとも「雑草を生やしている=管理していない」と思われてしまうことは、肝に銘じておく必要があります。
(※2004年、雑草屋の例:在り難き心遣い

ただ、それでも(ご厚意で)除草剤のおすそわけをいただくことがゼロではないため、昨年から花壇を作ってきました。お花が植えてあり、ネットが張ってあれば、除草剤をこちらまで散布する勢いが心持ち削がれるのではないか・・・という希望を込めた作戦なのです。
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この日植えたのは、つくし農園内であちこちに咲いていたスイセン。花が咲いている時期しか見つけられないので、エイヤッと掘り起こし、花壇に移植しました。そばにはプレーヤーHさんの黒い老紳士が鎮座しており、頼もしい限り。
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お昼休みを挟んで、午後は田んぼへ。
いよいよ田んぼも種まき(苗代作り)です。

まずは苗床の調整。3月のうちにカマボコ状に泥を盛り、台形にならして用意しておいた苗床は、表土の状態を確認します。
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この日は生えてきた雑草をきれいに取り除き、再び泥を加えて平らに直しました。
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自然農ですが、苗代作りにおいては発芽した芽が雑草に負けないよう、こうしたひと手間が必要なのだそうです。
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種籾は選別しておいたものを水につけ、沈んだ種籾だけを使います。濡れたままの種籾だと、指先にくっついて蒔きづらいため、選別後はしばらく乾かすこともお忘れなく。
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苗床へ種籾を指の間からばら蒔いていき、ひと粒ひと粒が2cm間隔程度になるよう調えます。
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この作業が最もつらい!と田んぼ経験者同士が盛りあがりました(笑)。
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人と一緒にやると、話しながらできるし、あっという間に終わりますね。

上からふるいで土をかけます。
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種籾が見えなくなるまで、均等に細かい土をかけたのち、ローラー型の農具で押さえます。
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この日は土の湿り気が強く、農具に土がくっついてしまうため、手のひらで鎮圧しました。
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この上に青草を刈ってかけます。
枯れて細くなるような、イネ科などの細長い雑草が向いているそうです。
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さらにその上に藁をかけ、なるべく風で飛ばない程度に枯れ枝を乗せます。
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つくばでは大規模な開発により、学園の森などの鳥の棲みかが大伐採されています。そのせいか、鳥の勢いが凄まじく、この状態で苗代を1日でも置いておくと(運が悪ければ)スズメが食べ尽くしてしまいます。スズメも必死です。
そこで、鳥よけの網を張ります。
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スズメが乗っても種籾に届かないようにピンと貼り、周囲もスズメの入る余地のないよう枯れ草をしっかりかけます。
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自分自身が飢えたスズメの視点になって、入り込む隙間がないか確認していきました。ここまでやればひとまず安心できそうです。

残りは自由作業となり、それぞれにプレーヤーさんご自身の田畑をお手入れ。
Mさんは田んぼでドジョウを発見!さすが自然農の田んぼ、豊かです!
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苗代にはたくさんのザリガニ穴が空いていました・・・!
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この日、偶然にも見学の方がいらっしゃいました。直売で何度かお話したご縁で、たまたま集合日に自転車でつくし農園を訪れたお二人。簡単に畑の様子を見ていただき、雑草のこと、畑作りのことなどをお話しました。I様、J様、ありがとうございました。

次回の集合日は5月9日(土)。もしかして超大型連休(最大12日!?)を過ごされる方もいらっしゃるでしょうか。みなさんのご参加お待ちしております♪

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2015年03月20日

3月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。3月14日(土)の集合日の様子をご報告します。
この日はプレーヤーさんがご家族で参加されたり、OGさんや見学者の方も家族連れでいらして、にぎやかな集合日となりました。ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした!

畑では、まず実習畑の様子を見て回りました。枯れ草を厚めにかけておいた空豆は、湿気がたまって凍りやすくなったのか、はたまた雑草の体温がなくて寒さに負けやすいのか、枯れていました。一方で枯れ草がほどほどで生き残った空豆は、なんとか春を迎えることができました。撒き時から越冬の手入れまで、やはり空豆は毎年試行錯誤です。

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カラシ菜は、気温が緩んで甘さが薄まった印象。皆で食して、その変化を味わいました。

次に、ジャガイモの種イモを植える際のコツなどをお話して、実際に植えていきました。種イモは小さいものはそのまま、大きいものは切って使います。芽が頂点から螺旋を描いて位置していることを意識しながら、縦に切ります。1つあたり芽が3つ以上あるように、また真横に切らないように気をつけて切ってください。切り口は生傷のようなものですから、陽にあてて乾かすか、草木灰をつけたものを植えるようにします。

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植える場所にモグラの穴が見つかることもよくあります。モグラの通り道を確認して、避けて別の場所に植えるようにします。モグラはジャガイモを食べませんが、モグラ穴を利用してネズミが食べにきます。穴を踏み潰し続ければ、モグラが根負けして地中深くや別の場所を掘るようになる、とも聞きますが、今のつくし農園にはエサのミミズがたくさんいるため、まだまだモグラがたくさん集まってきます。モグラ対策も楽しんでみてください。

カブの種おろしも行いました。ノコギリ鎌の背で土が見えるようにならし、表面に鎌先を入れて、軽く既存の雑草などの根切りをします。

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種をばら蒔きした後は、雑草の種の混じっていない土をかけるか、鎌の背で斜めに筋を入れるようにして、土をかぶせます。最後に周囲の刈り草を振りかけて完了。この刈り草が土の水分蒸発を防いでくれます。


つくし農園で育ちやすい作物(大豆、ジャガイモ、米、菊芋、ネギ・ニラ・にんにく類、生姜など)、育ちにくい作物(果菜類、さつまいもなど)についてお話したあと、雑草管理によってどこまで畑の雰囲気が変わるかを見て回りました。強力な印象の雑草(チガヤやススキ、セイタカアワダチソウ)が繁りやすい畑でも、こまめに手入れをされると柔らかい、優しげな雑草(ハコベ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ)が地面を覆うようになります。

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ベテランプレーヤーのMさん曰く「夏は2週間放っとくと雑草がえらいことになる」とのこと。みなさんそれぞれのペースで週末農を楽しんでいきましょう。

畑の共同作業は、3月恒例のネット貼りを行いました。隣接する芝農家さんが、雑草の豊かな自然農のつくし農園に(ご厚意で)除草剤をかけてくださることのないよう、布を張っています。過去は自然に還る麻布を、ここ2年は受託栽培で廃棄となったマルチクロスを活用して作っています。

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花壇作戦もそろそろ始動ですね。花壇のように綺麗な花やハーブ類を目に付くようにあからさまに育てることで、「除草剤散布したら悪いな」という気持ちになってもらえないかという、「花で懐柔作戦」。既に花が咲いているポット苗、お値段お手ごろな苗、おすそわけ苗など、大歓迎です♪また、ご自分の区画にチューリップやスイセンの球根がありましたら、(この春は枯れるかもしれなくても)花壇に移植してくださると助かります。

お昼は子供たちが総勢9名!風は強いけれども、賑やかに過ごしました。おすそわけのスープがとても美味しかったです。OGのOさん、ごちそうさまでした。

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午後は田んぼへ。まず共同作業の畦道の補修に取り掛かりました。今回は東の長い畦を、半分まで直すことができました。例年より崩れが少なく、作業がしやすかったかと思います。続きは次回28日(土)の臨時集合日に頑張りましょう!

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OGのOさん、見学のAさんのご主人が子供たちを見て下さり、近隣公園や田んぼで思い切り遊ばせてもらっていました。ありがとうございました。天然の雨水だけで営むつくし農園の田んぼで、泥んこと戯れる子供たち。気持ちよかった?

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夜は雑草屋宅で懇親会ナチュカフェのオードブルに舌鼓を打ち、皆さんが持ち寄ってくださった美味しいお酒で日本酒祭りと相成りました。OBのIさんが参加してくださり、また、OBのYさんからも差し入れが。みなさんお一人お一人のお話に盛り上がり、お酒も進み、2015年度も面白いつくし農園になりそうな予感と共に夜が更けてゆきました!

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次回集合日は、3月28日(土)臨時集合日です。田んぼ仕事を終えたら、一緒にのんびりお昼を食べたいですね〜。ご参加お待ちしております!


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2015年02月20日

2月集合日の様子

こんにちは、雑草屋の嫁です。今年度は集合日のあとのご報告記事を担当して参ります。よろしくお願いいたします。

14日、強風吹き荒れる中で集合日にご参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした!雪で延期が続いた昨年度に比べると、無事2015年度のスタートがきれてほっとしました。

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最初に一の矢八坂神社にて、氏神様に参詣しました。
その後は畑に移動し、農園の簡単な紹介、自然農の概要について、そして当日参加されたみなさんで自己紹介を行いました。見学の方、初年度の方、ベテランプレーヤーさん、2015年もよろしくお願いいたします!


まずは実習畑の観察から。今年は雪が全く積らなかったつくば。冬を越し、春の訪れを待つ作物たちを見て回ります。空豆は12月に10cmほど伸びていたのが、霜にやられて枯れている姿もちらほら。枯れ草を厚めに被せておいた箇所は、なんとかこのまま冬を乗り越えられそうです。空豆をいつ植えるかは、毎年みなさん試行錯誤されますね。カラシ菜は秋には強烈な辛さで泣かされましたが、冬の寒さを耐える中で糖度を増し、とても美味しくなっていました。

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カラシ菜   キャベツ


共同作業では、卯の畑で区画ごとの目印となる杭を打ち直すため、協力して東西南北に紐を張り、新しい杭を打ってゆきました。

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ススキの巨大な根っこに阻まれつつ・・・


畑実習は、冬のうちに済ましておきたい作業の一つ、畝(うね)の修復作業です。1年のうちに崩れてしまった畝の立て直し、新しい区画の整理は、ジャガイモの作付けを皮切りに始まる春の種まきラッシュの前にやっておきましょう。土を移動する場所をあらかじめ草刈りし、青草を土の下にしてしまわないようになど、いくつかのポイントを確認しながら、新しい実習畑の畝を作り直しました。

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スコップで斬り込むように  → ぐるりと  →  土は早めにほぐします

足で踏み固められた土を、自然農の畑として変えていくために、少しだけ耕すという手間を加え、微生物豊かな土に育っていってもらうように、糠や枯れ草をたっぷり振りかけ、春を待つ。ただ「自然」のままを放置するのではなく、人のそばに自然を少しだけ引き寄せて育てていく「自然農」では、こうした作業も時折必要とされます。ただやりすぎてもバランスを欠くので、見極めが難しいところです。畑実習の終わりには、ポット苗の準備についてもお話しました。

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畝立て後に刈り草を重ねる  ポット苗作りは畑の土を使用


笑ってしまうほど強烈な筑波颪(つくばおろし)に凍えつつ、農具小屋前に密集してランチタイムを過ごしたら、午後は田んぼ作業。現代では全国的にもかなりレアかもしれない、水路なし、水管理なし、天水のみで営む湿地を利用した天然の田んぼです。

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冬も豊かに水が滲み出ている田んぼ


共同作業は毎年恒例、畦の修復。一年を経て崩れた畦に麻紐を張り、まっすぐな畦道に整えます。鎌一つ、スコップ一つで行う作業で、なかなか体力も必要ですが、人数が少なめだったこともあり、半分ほどの畦道を整え、残りは来月に持ち越しとなりました。共同作業は参加人数が多ければ多いほど楽に終えられるので、みなさんぜひいらしてください!

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大きく崩れた畦道 → 麻紐を張って作業 → 来月まで乾かします

使い終わった農具は、プレーヤーさんたちが草タワシ(刈り草や枯れ草を集めてこする)でどんどん綺麗にされています。ぴかぴかです。土を残さないことで、木の部分は腐食しにくく、刃の部分は錆びにくくなるとのこと。こまめにお手入れしながら長く使ってあげたいものです。

田んぼから畑の小屋に戻って農具を片付け、畑の引越しをされる方や新規プレーヤーさんの区画決めを行いました。

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さて、上の写真は自然農のための鍬(クワ)です。普通の鍬は「耕すため」の造りで、角度が大きく、柄が突き出ています。一方、自然農では畝直し以外で土を耕すことはほとんどなく、種おろしの際の「表土を削るため」「種を鎮圧するため」に使うことが多いので、自然農特有の作業がしやすいように角度が急で、柄が突き出ていない造りになっているのだそうです。

農具については、後ほど共同購入の募集案内を差し上げます。新規プレーヤーさんは、こちらの記事⇒農具を選ぶ を見てご検討なさってください。

来月の集合日は、3月14日(土)。終了後に懇親会があります!美味しいお店のオードブルで、雑草屋自宅にてのんび〜り気楽に開催したいと考えております。昼間は都合がつかない方、夜だけでもどうぞ♪みなさんと飲み語りするのを楽しみにしています!


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