2014年01月13日

1月集合日の様子

厳寒の朝となった新年の11日、つくし農園の集合日がありました。今回は神奈川からいらした見学者も交えて、厚さ5cmを超える氷(!?)も観測される寒さの中、畑の実習からスタートです。

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真冬の自然農の畑は実に殺風景。つくし農園ではまだまだなかなか大ぶりの冬野菜が育ってくれません。9月に播種した葉物野菜は軒並み小ぶりで止まってしまっています。せっかく育ち始めたところで、寒さにあってこれ以上大きくなりにくいのですね。ここ数年の反省を教訓に、しばらくは冬野菜は8月が播き時かもしれない、とプレーヤーさんたちと共に今年の再挑戦を誓いました。

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プレーヤーのMさんの畑を見学しながらの一コマ。
大根が草に囲まれて育っています♪

さて、ソラマメや大根など冬越しを待つ野菜の一部に対し、寒さ対策として籾殻を利用してみました。このところ続く強烈な冷え込みで、大根の上部が凍ってしまう様子が見らる畑ですが、そこで籾摺り時に出たお米の籾殻を大根の上部にかけて寒さを防ぐことに。実習畑で年明け前から実施してみたのを確認してみると、どうやら今のところ効果ありといった様子です。ソラマメの苗にも防寒で籾殻を振りまいておきました。こちらも今年の冬を乗り越えることができるか今から楽しみです。


自然農の畑に立つと、目に付くのは野菜たちの成育だけではありません。秋のどのタイミングで草刈りや手入れをしたかで、冬から春にかけての冬草の様子に大きく違いがでます。早めに草刈りしておいた畝には晩秋からたくさんの日があたり、カラスノエンドウなどの雑草が畝を覆っています。一方草刈りが遅くなったり、草刈りしていない畝は、背の高い枯れ草の陰で冬草が芽吹かずに雑草がほとんど育っていません。この時期での冬草雑草の生育の差は、早春の畝に緑が包まれるか否かに繋がってきます。雑草を敵とする他の農法ではほとんど考えられることのない視点かもしれないですが、3月、ジャガイモの種芋を、冬草の茂みをかき分けながら植えつけていくのと、枯れ草と土しかない畝に植えつけていくのは、温もりというか暖かさというか雰囲気がまるで異なります。個人的には、草に包まれている畑は、心が安らいでしまうのですが皆さんはいかがでしょうか。


実習の後の共同作業では、1年間利用した農具小屋の清掃を行いました。荷物を一度全部出して、鍬もスコップも長靴も棚もいっさいがっさいを小屋から出し、茅(チガヤ)を束ねた簡易箒で土ぼこりを掃き落としました。おかげさまですっかりキレイになりましたね!

共同作業のあとは、自由時間。雑草屋は見学者にお手伝いいただいて、一昨年から積み上げていた枯葉堆肥の移動を行いました。堆肥場では、昨年の冬に積み上げた枯葉堆肥が1年たって完成し、今期はこれから作る予定です。そのためには堆肥場に出来上がった昨年分を隣に移さなければなりません。そこで隣にまだ残っている一昨年の分をさらに移動してスペースを確保するわけです。畑を肥やすために皆で作った枯葉堆肥、自由に使ってくださいとお伝えしていてもあまり利用されないプレーヤーの皆さんの姿勢、なんとも「自然農」的で面白いですね。

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なかなか腰が入っています!



午後の田んぼの実習では、今年の振り返りと、資材の撤去を行いました。順調だった苗作りに始まり(苦労されたプレーヤーさんもいましたが)、空梅雨、ザリガニ被害、スズメの猛襲と三重苦に見舞われて散々だった今期の米作りを思い出し、改めて2014年への強い思いへとつながったようです。作業では、取り除けネットの撤収と、稲木の解体および運搬を行いました。再利用できるものは丁寧に畳んでまた来期へ、損傷が激しいものは残念ながら処分することにしました。

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また午後の共同作業としては、農園および農園周辺の近隣道路のゴミ拾い清掃も行いました。自分たちのフィールドと、利用している周辺住民への感謝の気持ちを込めて、どこからか迷い込んだ(捨てられた?)燃えるゴミ空き缶空き瓶農業資材もろもろを、ゴミ袋4袋分集めて回りました。こうしたゴミ袋の中の様々なゴミを眺めるにつれ、「持続可能な社会」、「自然環境」、「大量消費社会」などへの想いと、「自然農」の存在意義を改めて強く感じた集合日でした。

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参加された皆さん、見学に来られた皆さん、どうもありがとうございました。

また2月、2014年度のつくし農園でお会いできることを楽しみにしております。
posted by 雑草屋 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月19日

12月集合日の様子


このところ、薄氷が張るような寒さがつくばにも訪れています。先日の集合日に来られた皆さまお疲れ様でした。集合日の朝も冷え込みましたが、ほんわかとした陽射しの中、日中は焼き芋などもしながら気持ちだけでも暖かく過ごすことができました。

午前中は畑の実習。毎朝が降りるような季節となり、露地栽培を基本としているつくし農園では種まきシーズンは終わりですが、畑でできる作業はいろいろあります。秋に種をまいたソラマメやエンドウマメの苗への風除けをこしらえたり、霜柱で根が上がってしまわないように麦踏みをして土を抑えたり。また、周囲の枯れた植物を集めての、枯れ草堆肥作りなどの説明もいたしました。

畑の外では、大豆の脱穀作業も行いました。カラカラに乾燥させた大豆の莢は、軽くたたくだけで弾けて豆がこぼれ落ちてきます。脱穀方法は様々ですが、今回の集合日では、「くるり棒(別名:唐竿)」を使用しました。くるり棒とは、竹竿の先に回転する平たい棒を取り付けた年代ものの農具。大豆の枝を敷いたところを、くるり棒の先端を上手に回転させて叩くと、面白いように豆が外れていきます。ただ、回し方にはなかなかコツが必要で、まずは皆さん稲藁の上で練習しました。順調に練習も進みましたが、残念ながら本番前にくるり棒が破損してしまい、今回は終了となりました。修理ができたら、再度挑戦してみましょう。古い道具を上手に使うのは慣れるまでが難しいですね。

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Mさんお見事 クルリ!


 
昼食前には、畑の一区画で焼き芋も行いました。しっかりと燠火(おきび)を作ってから、掘りたての菊芋とYさんからお裾分けいただいたサツマイモをアルミホイルに包み、じっくりと焼きました。寒さに肩をすくめながら食べるホカホカの焼き芋はおいしかったですね!


午後は田んぼ作業。まずは水の張る田んぼに集合して、脱穀が済んで藁だけになった稲束を、1年間の感謝と共に区画へ振りまきました。文字にすると、たかが稲藁を田んぼに戻すだけですが、振りまき方にも思いをのせるのが自然農。丁寧に稲株の列に沿って並べて置くのもよし、ランダムかつ適度に散らしながら花咲か爺さんのごとく投げ撒くのもよし。1年かけて育ってくれた稲の命をまた来年の田んぼの命へつないでもらえるように、戻していきます。

稲藁を戻した田んぼから離れ、農具小屋の前に戻った後は、米作りのクライマックスともいえる「籾摺り・精米」作業を行いました。ほとんど全ての工程を人力で行っているつくし農園での農作業ですが、この籾を摺る作業は、電力に頼ることになります。とはいえ最新式の農機具とは程遠い、昔から使われている機械を使っています。この「循環式籾摺り精米機」で、収穫して脱穀した稲籾の殻を取り除き、ようやく食べるところまでたどり着くわけです。

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今年の米作りは、あるプレーヤーさんの言葉をお借りするならば「三重苦」に見舞われました。夏の水不足、ザリガニの被害、そしてスズメの大襲来。昨年までの収穫の喜びが嘘のように、散々な結果となりました。人によっては一粒の米も手元に残らなかったという、信じられない状況です。それでもなんとか収穫を手にしたプレーヤーさんの貴重なお米を、やっとのことで、精米まで。悲しいような、嬉しいような、なんとも複雑な今年の籾摺り作業となりました。なにはともあれ、完成です!!!

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ちなみに、籾摺りから出る籾殻や若干の米ぬかは、もちろん田畑に帰して来年の命の営みに繋げますよ。


日も暮れて、体が芯まで冷えた後は、毎年恒例の懇親会(忘年会)です。今年は少数精鋭の7名(プラス子供1人)での開催となりましたが、おいしい料理とアルコールに包まれて、自然農談義に花が咲きました。それにしても、作業の後にみんなで飲むビールはなんでこんなに美味しいんでしょうね(笑)。

今年度の一巡りも、あと来年の1月を残すところとなりました。暦はいったん新年を迎えますが、また来年の集合日で皆さんにお会いできることを楽しみにしております。
posted by 雑草屋 at 02:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月18日

10月集合日の様子

つくし農園プレーヤーの皆様

まずは台風の影響につきまして。田んぼのネットの一部に「めくれ」や「寄り」が出ていますが、プレーヤーさんが事前に張っていましたネットは今日の時点では大きな乱れはないようです。主に被害があったのは実習区画のようでした。大きな被害がなくほっとしています。

それでは先日行われました、10月集合日の様子をお伝えします。

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当日は小春日和、というよりも各地で真夏日を記録する一日。今月から1時間遅れてスタートとなった10時のころにはギラギラとした陽射しが降り注ぎ、陽気を楽しむというよりも、暑さに驚きながらの実習となりました。

夏に作付けした秋ジャガや大根も順調に芽を伸ばし、9月に撒いた種も一斉に芽吹いて間引きが必要なころになっています。刈り草の下からは、カラスノエンドウなどの冬草(自然農では、秋から春にかけて成長し夏に枯れる雑草を冬草と呼んでいます)がそろそろと発芽し、何もしないながらも季節が順調に巡っていく様子を見ることができます。栄華を誇っていた虫たちもようやく勢いをしずめ、畑全体が晩秋へ進んでいるような感じにさせられます。10月に入れば、エンドウマメやソラマメ、麦類の種まきがスタートします。昨年この時期に播種したことで本格的な寒さの前に大きくなってしまい冬越しできなかったというプレーヤーさんの経験談なども聞きながら、これから1ヶ月の間で「ずらし播き」をしながら時期を分けることにし、まずは第1弾の種まきをしました。

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また、実習畑のアピオスも仮収穫。昨年の残り芋から勝手に生えて、ほとんど手入れもせずに放置して育てた、南米原産のアピオス。セイタカアワダチソウに絡まって伸ばした蔓が枯れて、収穫にはもってこいの時期となりました。適当に草を刈ってスコップを入れると、チガヤやセイタカの根っことともに、ゴロゴロと独特の芋が姿を現しました。自然農では、こうした手入れが少なくても育つ作物を適度に植えると収穫の楽しみが増えていいかもしれませんね。

お昼前には共同作業で草刈りをしましたが、あまりの暑さに雑草屋がギブアップ。普段の半分の作業時間で、今月はこれでいいです!と早めに切り上げることになりました。涼しい気候が続いたあとの30度は体に堪えましたね。

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午後は田んぼの実習。

お知らせでもお伝えしていた通り、田んぼはスズメに大襲撃を受け、先に鳥避けネットを張ったプレーヤーさん以外の区画は著しい食害をこうむっていました。改めて自然と向き合う大変さを思い知り、また同時に来年への大きな気づきを得ることもできました。それを踏まえて今後の稲作では、9月の集合日に区画に鳥避けネットを張ることが必須の作業になるかと思います。心に留めておきましょう。見事鳥避け対応されているYさんは、いよいよ今月下旬には稲刈りできそうです。Mさんの香り米もできるかもしれませんね。


さて、残念ながら種籾すらも心もとない田んぼプレーヤーさんの今年の救済措置として、冬の間の米作業の代替作業に「麦作り」を実施することになりました。詳しくは別途ご連絡しますが、10月の臨時集合日と11月の集合日を利用して、農園の空き区画に麦の栽培を行いたいと思います。対象のプレーヤーは、田んぼのプレーヤーさんとなりますが、畑のみのプレーヤーでもご希望の方がいましたらどうぞご参加ください。(種の量に限りがありますので田んぼプレーヤー優先とさせていただきます。ご理解ください。)本来、稲刈り、脱穀に費やす時間を、せっかくですから麦作りに使っちゃいましょう!

※「麦作り」についての追加記事はこちらから ⇒⇒ 「裸麦で挽回だ!作戦」 

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2013年09月19日

台風一過の様子

小松です。

さて、先日の台風ですが、つくし農園では幸いなことに、目立って大きな被害もなく過ぎてくれたようです。以下、簡単にご報告です。

田んぼには、今年はじめて(?)の水田らしい水面が確認できました。風による倒伏はほとんど見られませんでしたが、Yさんの神丹穂(かんにほ)が、一部、畦のほうに倒伏気味になっています。ただ、水面に直接触れるような箇所はどの区画も見られないようです。また、スズメ除けにキラキラテープを張られた方は風で外れてしまっていますので張りなおしが必要になると思います。

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畑では見落としがあるかも知れませんが、大きな被害のようなものは確認できませんでした。周囲の耕起地では土壌の流出などが目立ちましたが、さすが自然農の畝では、草を生やしているところの土壌流出などはほとんどありませんね。むしろたっぷりの雨を吸って、集合日以降で種を蒔いた箇所は軒並み発芽していま
したよ♪

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また、今回に関連した記事を個人Blogにもアップいたしました。
ご興味ある方はこちらもご覧ください。

 「野分」(個人Blog【毎日が「自然農」】より)

posted by 雑草屋 at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

9月集合日の様子

台風もなんとかやり過ごしたつくばから、9月の集合日の様子をお伝えします。

9月に入ってからのこのところ、涼しい日と暑さのぶり返す日が交互に訪れていた感がありましたが、集合日はスマッシュヒットでガツンと暑い一日。台風が近づいているせいもあってか、むんと南の空気が入り込み、蒸し暑く陽射しも強い、残暑の厳しい集合日となりました。

暑さはしばしば届くものの、季節は着実に進んでいる田畑。秋は足が速いもので、種まき、定植、草刈り、収穫と目白押しの季節です。集合日の畑作業では、カブの種まきと玉葱の定植や夏野菜の育ち具合の観察、秋の虫の食害などについての実習を行いました。自然農では、春の雑草と秋の雑草の生育の違いも考慮して、種まきや草刈りの対応も変わります。夏草の勢いは今が盛りですが、これから生えてくる冬草の雑草は、春に生える雑草ほど強くありません。そこで播種時の草や土の動かし方を少し弱くします。また、太陽の陽射しもぐっと弱くなってきますので、種まき後に上に被せる草の量も控えめにします。この作業は、草葉に隠れて草芽を食べようとする秋の虫たちが集まりにくくするのにも効果があります。もちろん、区画によって違っている、生えている草や土の状況に応じながらとなります。

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実習の後は、暑さに負けずに自由作業。雑草屋はテントの下でひと休みするなか、皆さん精を出されます。昼休みの前にもう一度全員集合して、草刈り作業を行いました。真夏の間にわんさかと茂った農園周囲の雑草を、なぎ倒し、刈り倒し、きれいに整えることができました。草刈りはお手の物のプレーヤーさんたちも、服にひっついてしまう「萩」の種にはみんな唖然!昼休み中も、軍手や衣服についた種を取るのに一苦労だった共同作業となりました。


なかなか涼しくなってくれない午後、文字通り重い腰をあげて田んぼの実習へ。田んぼでは、いよいよ稲穂が色とりどりに花を咲かせ始めました。平均すると、例年よりも少し遅めの開花のようですが、早稲種を育てている区画では、そろそろ稲穂が垂れはじめてきました。草に埋もれて稲が消えてしまいそうな区画、ザリガニに襲われて半分以上被害を受けている区画、なんとか草刈りも頑張って分蘖もよくみられた区画と、今年は苦労が耐えないつくし農園ですが、なんとか秋を迎えようとしています。 今年はなんと言っても水が少なかったの一言に尽きます。花が咲いたら根っこを痛めないように草刈りにもあまり入らないほうが良いとされていますが、しっかり締まった土になっているため、開花時期を除けば少々草刈りに田んぼに入っても大丈夫かもしれません。 改めてではありますが、毎年毎年、発見と勉強の連続の自然農の田んぼであります。
台風対策は、なんとか来襲前に実習することができました。台風一過、まだ確認できていませんが、大きな被害がないことを願い明日確認してきます。また、鳥避け対策も静かにスタート。今年のスズメもどうやら手ごわそう。早め早めのスズメ対策を今年もしていけるようにしたいと思います。皆様気をつけて参りましょう!

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posted by 雑草屋 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月23日

8月集合日の様子

 夏真っ盛り、全国で記録的な猛暑につつまれた10日、8月の集合日を迎えました。毎年わかってはいるものの、集合時間の9時にはすでにカンカン照りの空。ねっとりと塗れた朝露も強い朝日によって乾き始めてきました。

 畑の実習では、まずは畑の観察。種から育てたキュウリがようやく蔓を伸ばし始めている様子や、日照りに生き残った里芋の小さな葉やサツマイモの蔓をかろうじて見つけました。この時期の陽射しは本当に強く、雑草のひと刈りひと刈りで畝の乾き方に影響します。刈りすぎて大地を乾かすことなく、伸ばしすぎて作物を覆い隠すことなく、程よい草の管理が真夏の自然農のポイントのひとつとなります。 また秋野菜の作付けもいよいよ始まりました。必要以上に肥料分を与えない自然農では生育期間が十分ではなく、育ちにくいとされる秋ジャガ芋も、少しずつ豊かになってきた畝に今年は植えてみます。また、真夏の日照りでの発芽が心配ではありますが、大根の種まきも実習いたしました。昨年大根を見事に育てたHさんが欠席されていたのでつくし農園での大根成功の秘訣を聞くことが出来なかったのが残念ですが、今年は雑草屋でも豊作を目指します。

 8月は日中の作業が危険な時間となるため、田んぼの実習も午前に行いました。田んぼでは田植え後の苗が着実に分蘖(ぶんけつ:稲の茎が分かれて茎の数をどんどん増やしていくこと)を進めています。梅雨の雨に恵まれなかった田んぼにはほとんど水がありませんが、土の表面が雑草に覆われているために過度に乾燥してひび割れるようなことはなく、土を手にとって握るとスポンジをしぼったようにじんわり水が残っています。とはいえ、今年の水不足は大問題。梅雨の最中からも含めてほとんど満水になることがなかった田んぼは昨年までとは大きく雑草の生える様子が変わり、草刈りが例年以上にがんばらないと雑草に覆われてしまう勢いです。また、区画の一部には稲の株元がざっくりと切り込まれて稲が消えてしまうエリアが出現。例年には小規模だった、ザリガニの被害が目立っています。おそらく予想では水がほとんどたまらない今年の水田でドジョウやタニシなどの餌が激減したために、ザリガニの対象に稲が選ばれたのではないだろうかと考えています。草刈りを程よく行っている区画では、鳥に見つかりたくないためかザリガニの被害が目立たず、草刈りが追いついていないような区画で特にこの被害が多くなっているようです。さあ、今年のつくし農園の米の収量にどれほど影響が現れるのか今からとても心配な事象が発生してしまいました。

 実習の後も気温はさらに上がりましたが、出席したプレーヤーの皆さんたちは元気に自由作業。熱中症対策は各自しっかりされていますが、油断は禁物、数十分に一度は日陰に入って休みながらも、汗にまみれながらも作業をされていました。共同作業は、全員で隣接する民家の生垣の刈り込み作業を行いました。区画の一部は民家の裏手の畑を借りており、一年の間に生垣の木はどんどん大きくなってきます。そのままにしておくと通路の歩行がままならないほどに繁茂するので、定期的に通路に覆いかぶさろうとする枝葉を落としていく必要があります。皆様ご協力ありがとうございました。

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さて、昼休みの後は午後の「意見交換会」。13時〜16時まで、簡易テントの下、少人数でゆっくりと「自然農」について想いを巡らせました。基本的にはフリートークですが、全体的な進行を雑草屋が行い、沈黙や相槌などの制約にとらわれないルールを決め、「話す・聴く・気づきのワークショップ」の要素を取り入れながら行いました。 会話の内容をすべて書き起こすことはできませんが、「なぜ自然農を選んでいるのか」、「土が豊かになるとはどういうことか」、「家庭ででる卵の殻を畝に戻すことは自然農的か」「鳥や兎など獣害との付き合い方は」などなど、参加された方々それぞれに意見を重ねることができました。16時も過ぎる頃にはテントの下を涼しい風が抜けるようになって意見交換会も終了。三々五々の解散となりました。 真夏の茹だるような午後、時おりの風に助けられての3時間は、時間以上に密度の濃い交流会になったように思います。暑い中、出席された皆様ありがとうございました。
posted by 雑草屋 at 15:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

7月集合日の様子

少し遅くなりましたが、7月集合日の様子をお伝えいたします。
7月6日土曜日の集合日は炎天下での作業となりました。参加されたみなさま、お疲れ様でした!

午前中は畑の実習。実習畑では大豆、里芋、サツマイモ、トマトにカボチャ・・・野菜たちが空梅雨を乗り越え、たくましく成長していました。

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日射しが強まるこれからの時期は、水分の確保が肝心です。自然農の畑では基本的に水分を降雨に依存していますので、夜露をたくわえ地面の乾燥を抑えてくれる雑草の存在が重要になってきます。株元の草を刈り、そのまま乾燥を防ぐように株元に置いてゆきます。

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この草の陰に、、、、、、里芋が隠れていました!!

畑の生態系に急激な変化を与えないこともポイント。虫たちの居場所を奪いすぎないよう、適度に残しながらの草刈りを心がけます。


お昼前には畑の観察会を実施。プレーヤーさんの区画を見て回りました。
通常の貸し農園であれば「どれだけ収穫できるか」がゴールになりかねませんが、そこは自然農のつくし農園。みなさんそれぞれに工夫を凝らし、自然農の過程そのものを楽しんでいる様子が印象的でした。

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他の方の区画を見るのはとても参考になりますね。


あまりの暑さに、昼の共同作業はスキップ。
うだるような昼をやり過ごし、午後の田実習へと進みました。

田植え集合日から2週間経った田んぼは・・・雑草がかつてない勢いで伸びていました(汗)。今年は水が張らず、ベテランプレーヤーNさん曰く「水がいかに雑草を抑えていたかわかった」とのこと。苗が溺れる心配がない代わりに、例年以上に草の抑え方に頭を使う年となりそうです。

雑草屋は夏の日中作業なんて暑くてとてもできませんが、プレーヤーのみなさんは元気に丸一日作業されていました。いやはや脱帽です。(とはいえ熱中症にはくれぐれもご注意を!)

灼熱の昼間を過ぎ、涼しい夕方。
いかに作業効率が高まるかを実感した集合日でした。

 昼間の1時間 = 夕方の4時間    ←こんな感じ。


水曜日と木曜日には、平日プレーヤーのMさんが猛暑の中、田植えを慣行! 見事に田植え完了されました。暑い中本当にお疲れ様でした♪

田植えに草刈りに、引き続き頑張っていきましょう。
posted by 雑草屋 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月25日

田植え集合日の様子

6月22日土曜日の田植え集合日にいらした皆様、本当にお疲れ様でした!つくし農園の田植えが本格的に始まりましたね。今年は6年目にして初の”水の張っていない状態”での田植えを迎えることとなりました。

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実習では苗の移動、草刈り、目安棒や田植え紐の準備、田植えを説明しました。

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雑草が茂って草原のような田んぼを草刈りし、苗代からとった苗を1本1本植えてゆきます。実習田では刈った草を帯状に丸め、後日の草刈り管理をしやすいように工夫しています。各区画、そうした辺りもみなさんそれぞれに工夫されているようです。

実習後は夕方までプレーヤー各自の田んぼでひたすら草刈り、田植え、田植え。普段は畑のみの参加で今回田んぼ実習を見学されたOさんは、午前中いっぱい実習田で雑草屋と共に田植えに汗してくれました。また、田植え初挑戦のYさん親子は実習田でしばらく田植え作業をやってみて、コツを掴んだところでご自分の区画で実践です。午後遅くには雨模様となった今年の集合日、皆さん雨ニモマケズ、遅くまで田植えを進められていました。早朝からすでに草刈りを済ませている方、前回の集合日から田植えを開始された方もいるので、つくし農園の田んぼは十人十色。今年の収穫が、今から楽しみです。

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田植えの目安は「梅雨が明けるまでに植え終わる」です。特につくし農園の水田は天然の沁み水のみですので、梅雨が明ければ水位が下がり、根づきが悪くなることが考えられます。皆さん張り切って田植えを進めてまいりましょう。
また、田植え後の雑草管理は、田植え後2〜3週間以内に一回が理想的です。来週の7月集合日でも様子を見ることができると思いますが、各自草刈りに入るタイミングを見計らって、適度な草刈りを心がけてください。

夕方の解散後は、雑草屋自宅にて恒例のキャンドルナイト。夏至の翌日に開催した今回も、夜は19時を過ぎてもまだ明るく、普段あまり意識することのない空の明るさを感じながら宴が始まりました。

ファミリー参加が半数を占め、例年になく爽やかで健全な雰囲気(笑)。ろうそくの灯りに子供たちも穏やかな気持ちになったり、眠くなったり・・・いつもと違う発見があったようです。ナチュカフェさんの美味しいオードブルに加えて、Aさんご一家からお手製のベーグル・おにぎり・ひよこ豆のフムスまで差し入れをいただきました。各自が持ち寄った酒とつまみも楽しみながら、プレーヤー同士の交流を深めた夜でした。

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posted by 雑草屋 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

6月集合日の様子

雨も明け方に止み、気持ちよい天気で迎えた6月の集合日。
背丈を増した雑草の中での作業、皆さんお疲れ様でした!

午前中は畑で作業。まずは畑実習です。

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勢いを増した雑草を刈り、らっきょう、空豆、トマト、里芋などの手入れの仕方や、自然薯・えんどう豆を支柱に巻き付かせるなど、この季節の各野菜の管理のコツを確認しました。
また、自然農の畑で最も育ちやすい大豆・小豆の種まきを説明。天敵のキジ対策として、実習畑ではネットを張りました。皆さんもそれぞれに工夫して、共にキジと戦いましょう!

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空豆はもうすぐ採り時    自然薯も蔓を伸ばします   大豆の鳥避け対策

共同作業では、畑の周囲やあぜ道の草刈り。みなさんで取りかかるとあっという間に終わりました。今が盛りの桑の実を全員で楽しんで、そのままお昼休みへ。
桑の実は甘みたっぷりジューシー♪お子さん達はずーっと食べていて、お顔がドラキュラ状態でした(笑)。

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午後は14時から田んぼの実習を行いました。

田植えを控えた苗代は、稲以外の雑草をハサミでちょきちょき切ります。とても細かい作業ですが、田植え後の雑草を減らす大切なひと手間です。苗床から、よく似たイネ科を2つ取って「稲とヒエ、見分けられますか?」と手渡すと、熟練プレーヤーさんたちは口々に「毛があるほうが稲」。さすが!赤米では茎の色まで似てきて見分けが大変ですね。慣れるまでは、草丈や葉の形状が明らかに稲と異なるものをカットしていきましょう。

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午後はすっかり晴れ上がりました   苗代の雑草を切るのは一苦労

共同作業の草刈りでは、田植えの時期をどうするかという話題で盛り上がりまし た。自然農での田植え経験者メンバーの見解は

 A)本格的な梅雨を迎える前に田植え
  ・・・足元がしっかりしていて植えやすいが、梅雨入り後、苗の水没リスク有
 B)梅雨シーズンを迎えてから田植え
  ・・・苗の水没リスクは減るが、田んぼに水分が増えるため作業の疲労増
とのこと。今年も皆さん、試行錯誤での田植えとなりそうです。

次回、6月22日(土)は毎年恒例の田植え集合日&キャンドルナイトパーティー!皆さんのご参加をお待ちしております♪



※田植えについて予習されたい方、キャンドルナイトパーティーが気になる方は 過去のBlog記事をご参照ください。

2008年
http://tsukushi-nouen.seesaa.net/article/103488343.html
2009年
http://tsukushi-nouen.seesaa.net/article/122190131.html
2012年
http://tsukushi-nouen.seesaa.net/article/278033410.html



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2013年05月31日

今日の農園風景

雑草屋です。

いまさらながらの今年からの試み。農園での様々な出来事、風景を、気ままに、ランダムにお届けしていってみようと思います。写真有り、1行のみもあり、出来る範囲で載せていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

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5月30日

雨が降ったり止んだりの本日、昨年までのプレーヤーだったUさんが遊びにきました。 

昨年利用されていた区画は、既に今期新しいプレーヤーさんが担当中。実は昨年から区画に張ったままになってしまっていた鳥よけの麻布を外しに来てくださったのでした。ちょうど一年ほど前に張った麻布シートは草や土に埋もれて半分ほど分解が始まっていましたが、丁寧に外してくださったので再利用できるかも、と雑草屋に譲っていただくことになりました。

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草に埋もれた麻布をはがして、、、    綺麗にまとめてくれました。


田んぼの区画もぐるりと懐かしんだところで雨も強めに。帰りに雑草屋の家に寄っていただき、昨年収穫した赤米(まだ籾摺りできていません(汗))をお持ち帰りへ。持ち帰った後は、家で保管していつかの時に備えての種籾にしたり、また遊びに来られる際に雑草屋の手動籾摺り機で籾を取ったりと、マイペースで楽しまれるとのことです。

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5月31日

雨上がりの今日は、夕方にTさんが来訪。5月から途中参加されているIさんですが、ご近所住まいの利を活かして、区画はほぼ草刈りを終えています。お見事。

そんな中、なんとTさんの区画の茂みからキジの巣が発見されました。茂みをかき分けるとそこにはなんと、9個ほどのキジの卵が! 触ると、ほのかに暖かく、親鳥の体温がまだ残っていました。食べるか食べないか、はTさんにお任せすることにしましたが、一度見つかった巣には、親鳥はもう戻ってこないかもしれません。

※農園では、以前にも同じような出来事がありました。
  2006年の様子は<こちら>から。
  2008年の様子は<こちら>から。

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いったいこの茂みのどこに?   近づいて近づいて、、、   キジの卵を発見!!!!


こんな光景を目にするとついついセンチメンタルになりますが、これから播き時を迎える大豆(枝豆)には天敵中の天敵、ベストオブ天敵です。まいた傍からほじくり出して種を食べてしまう厄介者。そんなやつらが畑の真っ只中にいるということが判明致しましたので、皆様是非ともキジ対策をお忘れなく。


posted by 雑草屋 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(13年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする