5月の集合日は、曇天と寒気と午後からの降雨に見舞われた集合日となりました。天候のせいか参加されたプレーヤーも少数でしたが、その分ホットな集合日となりました♪ 以下、集合日の様子をご報告いたします。
午後からの雨量を考慮して、午前中に畑の実習と田んぼの実習を両方することにしましたが、懸念したとおり午後深い時間には雨足が強くなってきました。午後も作業された皆さんは大丈夫でしたか?
実習の内容は、午前に予定通り行うことができました。畑では、勢いが増してきた雑草との付き合い方や、苗の植える際の注意、サツマイモの植え方などを実習しました。雑草への処し方は、来られなかった方も多かったのでもう一度簡単にご説明します。
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自然農では、雑草を敵とみなしません。言葉では簡単ですが、いざ行う際にはどのような点に気をつければよいのでしょうか?まずは、雑草の役割を考えてみましょう。
1.肥料分
雑草が育ち、適時に刈ることで、肥やしになります。雑草が育たずに野菜だけ育てるのでは、畑の外にエネルギーを持ち出すばかりで増えることができません。
2.虫の住みか
雑草が生い茂ると、色々な虫が畑に住むことができます。野菜だけの畑には、その野菜を好む害虫が極端に増えることがありますが、植生が多様な雑草が生えていると、益虫も増え、バランスの整った畑に近づきます。また、土の中の昆虫や微生物も、多様な草が生えることで豊かな生物環境が作られていきます。
3.マルチ
勢いの雑草を刈り、その場に敷いてあげることで、土を裸にせず、保湿、草の下の雑草抑制、などのマルチに似た効果ももたらします。乾燥した日が続く時、草のある箇所と土が剥き出しの箇所での保湿加減には雲泥の差があります。
こうした雑草の役割を頭に描きながら、刈り過ぎず、伸ばし過ぎない雑草管理の仕方をご自分の中に取り入れていってみてください。 ちらほらと、雑草が伸び過ぎている区画、土が丸裸の区画など、目にする様になってきました。もちろん自然農にルールはありませんが、何かありましたら個人的にでも構いませんのでご質問、ご連絡くださいませ♪
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さて実習に話をもどします。苗の移植については、晴天時には暑い日中は避ける点、水分が足りないときには水を補給してあげるなどのお話、サツマイモは、植え方を3種類ほどをお話しました。つくば市では多くの農家さんは5月中に芋を植え終わる様子がみられます。おそらくこの地域の適期がそうなのかもしれませんね。
田んぼの実習は、苗代の雑草とりを行いました。田んぼに皆で移動してすぐに、思わぬハプニングに遭遇しましたが、それはまた最後にご報告。先月播種した苗代ですが、気温の影響か、発芽は先週くらいからとなりました。そのため稲の苗も5割程度はまだ発芽したて、もしくは発芽前であり、覆土した土からの雑草のほうが勢い良く発芽していました(笑)。ここで気を抜くとその後の雑草とりが大変になるため、やはりこの時期に一度雑草をとる必要があります。プレーヤー個人で苗代を作っている方は各自での対応となりますが、実習苗代のほうは、雑草屋と集合日のプレーヤーだけでは取りきれませんでした(涙)。週末に来られる方でお手伝いいただける方、各土日に夕方の1時間ほ
ど草取り作業しますので、鋭意ご参加お待ちしてます♪
また各区画、早春に刈った田んぼに草が生えだしています。来月の集合日までに、一度各自の区画を草刈りすることをオススメいたします。草刈りを済ませたら、6月の集合日(6月7日)に春刈った草を田んぼに戻す作業をします。(集合日でも構いませんが、苗代の雑草とりも必要ですのでご注意ください。)宜しくご確認ください。
さてさてオマケのお話。みんなで田んぼに移動すると、あるプレーヤーの苗代の網に、獲物(いや守り神?)が掛かっていました!
なんと全長1mのアオダイショウ! 網に複雑に絡まって息も絶え絶えの彼(彼女?)でしたが、プレーヤーの皆さんの暖かい心により、網をカットして優しく丁寧に救助完了♪ 無事、茂みの中へお戻りになられました。蛇は古くから各地で水の神様として祀られる生き物です。つくしの田んぼもご利益あれかし、と願わすにはいられない出来事でした。
さて、来月の集合日は6月7日(第1土曜日)です!お間違えのないようご注意ください。 また、田植え集合日は6月21日(第3土曜日)です。いずれも前泊、翌泊可能ですので併せてご予定してくださいね〜。
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アオダイショウ君、とんだ災難でした。