2月の草刈りや畝作りを経て、いよいよ本格的に農作業のスタートです。春の野良仕事でまず始めるのが、ジャガイモの植え付けです。ジャガイモは彼岸までに植えろと言われるように、2月の下旬から3月の下旬にかけてがジャガイモ栽培のスタート時期となります。またそれに追うように、霜柱が立たなくなってくるこの時期、春野菜の種播きも一気に旬を迎えます。ホウレンソウ、小松菜、山東菜、ニラ、葉ネギ、ラディッシュ、大根、カブ、人参などなどあげたらキリが無いですが、いわゆる葉物は播くべし!といったところでしょうか。皆さんも農事暦を参考に、どんどん作付け計画を立てていってください♪
また、畝立てをしていざ種を播いたはいいものの、後になってどこに何を植えたかわからない!なんてことにならないように、ノートに畑の地図などを書いて、いつどこに何を播いたかチェックしておくのもポイントです。
集合日の午前中は、ジャガイモの種芋の植え方、春野菜の筋蒔きの仕方について実習を行いました。あれから10日後の今日の畑では、早速実習した大根が、発芽の様子を確認できましたよ! プレーヤーの皆さんの畑はいったいどうなってるでしょうかね〜。このところの雨天と晴天の繰り返して、随分と畑の緑が増えてきたつくし農園です。
午後は田んぼ作業です。3月は先日に引き続き、まずは草刈りを最後まで。びっしり生えた水草たちを田んぼの全域まで刈り進めました。続いては畦作り。もともと田んぼとしては随分の間放置されてきた土地ですので、土地はあれど区画がありません。畦がなければ隣接地との境界もなく水の差もなく、ただの湿地のままです。今年再スタートのつくし農園、境界ラインに紐を張り、シャベルで溝を切り土を掘り上げて、畦道を盛っていきます。人数が多いために男性陣女性陣に分かれて、男性(体力自慢組?)は溝掘りをガシガシと進め、女性(手作業組?)元からある土手際の草刈りを進めて田んぼの周囲をぐるっと整えることができました。
土を乗せたら踏み固める 綺麗なラインができました!
畦を作って田んぼの区画を決めて、まずは一安心。4月はいよいよ苗床作りです。
※この畦の境界ラインを後日修正することになりますが、その顛末は個人情報に関わることですので記述を控えます。
当日は朝から通じてあたたかな集合日となりましたが(もちろん花粉の飛散も悲惨でしたが…)、夕方には風も冷たくなり日が落ちる前にはすっかり体も冷えてしまいました。そんな体を温めてくれるのは、もちろん楽しい懇親会♪ 畑から歩いて移動できる近所の食事所(いわゆる、ふつうの、和食屋さんですね)に移動して、3年目のプレーヤーから初参加の皆さん織り交ざり、自然農やら四方山話を3時間、酔いどれもアルコールなしも関係なく、なんとも愉快な交流の場となりました。つわものは2次会に場所を移し、深い時間までどっぷりと♪ 翌日の朝陽がなんとなく黄色く見えたのはご愛嬌ですね。
さあ、いよいよ平成20年の自然農の巡りが動き始めました。何はともあれお疲れ様でした〜(笑)。