自然農の田んぼでは、「持ち出さず、持ち込まず」の原則に従い、肥料の類を極力控えます。その代わり、脱穀し終わった稲藁のうち、来期の農作業に利用する分を2〜3割ほど保管して残りは全て田んぼに返します。そこで育った稲藁をまたその田んぼに返すことで、必要以上に田んぼの恵みを外に持ち出さないようにするのです。また、地力の足らないような田んぼでは、必要に応じて米糠などを振り撒くことも必要になってきます。この辺りは、取り組む人それぞれの心の持ちようにもよってくるかもしれません。
とにもかくにもここでの自然農はこの冬でお別れです。次の場所で、もう一度田んぼとの会話をスタートさせることになります。楽しみであり、大変でもありますね。
さて、集合日では脱穀、籾摺りの他にも田畑の整理をプレーヤーみんなで行いました。田んぼでは当日まで稲を干していた稲架を分解して撤去を。畑では、初春に大工事して設置した竹垣の解体を行いました。プレーヤーの口々には、作るのはあんなに大変だったのに、壊すときのなんとあっけないものか、という言葉が飛び交い、ちょっとした寂しさも覚える作業となりました。直接の農作業ではない、こうした仕事も、自然農スタイルの一つの醍醐味でもあります。
みんなで一緒に稲木を運びます♪ メンバーで鎌文字を作りました!読める??
午後の遅くには、つくし農園や雑草屋の畑で、菊芋と里芋を収穫しました。自然農でも十分に(むしろ勢いが増す??)生育をみせた芋達に、自然農の可能性を期待させる芋掘りとなり、来季に向けて益々やる気をみなぎらせて、参加したプレーヤーで山分けいたしました。
今月末の週末には、いよいよ引越し大掃除! 2月9日には、2008年度のつくし農園がスタートします!!
今年度1年間、本当にお疲れ様でした〜!!