こんにちは、雑草屋の嫁です。7月4日(土)の集合日の様子をお届けします。
畑は雑草が勢いを増し、ジャングルのようになってきました。
畑では大豆、小豆、ササゲなどの種まきがそろそろ終盤戦。豆類はつくし農園で比較的育ちやすい作物。一年目の方は7月中旬頃には種まきが済んでいるといいですね。ただし収穫にあまり固執せず、挑戦する楽しみもお忘れなく。つくし農園で育てやすい野菜を参考に、お手持ちの自然農の書籍などと照らし合わせながら、色々とチャレンジなさってください。
畑実習では、まず実習畑の作物を見て回りました。
トウモロコシは、充分に生育しきらないうちに花を咲かせる株もちらほら。種の選び方によっても、開花の時期が異なることもあるようです。プレーヤーMさんは、在来種や固定種、自然農の種などを吟味して順調に育てられていました。こうした違いの観察も、自然農の楽しみの一つかもしれません。
ズッキーニも花が次々と開きはじめました。雨が続くと受粉がうまくいかないことが多いようですが、今年はどうなるでしょう。
きゅうりも順調に育っていました。
サツマイモの苗が根付きました。
アピオスの花は濃厚な南国果実のように、強く甘い香りを放っています。
里芋はやっと葉柄が長く伸びてきたので、土寄せを行いました。
トマトは支柱を用意しました。
できればこの写真よりも底面を広めにしたほうがよいとのこと。
伸びてきた本枝を支柱に麻紐で結えます。8の字結びにして余裕を持たせます。
…と説明している最中、ポキンと本枝を折ってしまいました!
幸い、わき芽をかいてなかったので、下のわき芽から成長してくれそうです。
支柱はもう少し大きくなってからでよかったようですね。
モロヘイヤの種をまいた畝では、モロヘイヤの発芽が確認できました。
それよりもカラシ菜のこぼれ種から立派な葉が茂っていますね。
こちらは大豆を植えた畝です。
大豆は雑草管理が大切で、草に覆われているとそれだけ虫たちが集まり、
葉っぱや茎を食べられやすくなってしまいます。
ですので、なるべく風通しのよい状態を保つとよいとされています。
ここも草刈りが必要ですね。
とはいえ、虫たちの棲みかを考慮して、一度に畝全体を刈ってしまわず、畝の両側を刈って中央を残す、畝の手前半分を刈って奥は残す、などを日をずらしながら行うのが理想です。
実習畑をひと巡りし終えてからは、プレーヤーさんのQ&Aタイム。
ジャガイモの葉が黄色く枯れてしまったというTさんの畑を見に行きました。
土を掘ると、ちゃんとジャガイモが育っていました!良かったです!
同じTさんの畑で目を引いたのが、こちら。
ラディッシュが種をつけたのだそうです。みんなでまだ青い莢を摘んで味わってみると、辛みのある大根おろしのよう。このままでお洒落なおつまみになりそう、と盛り上がりました。
Tさんのジャガイモから派生して、雑草屋の育てているジャガイモ畑で収穫をしてみることに。実習として特別に雨上がりの土から掘りましたが、できるだけ晴れが続いたときに掘るのが良いそうです。
掘り上げたジャガイモは、少しの間お日様にあてて表面の湿気を充分に乾かしてから保管します。日光にあてたままにすると緑化してしまいますのでお気を付け下さいね。
地上部の茎がまだ残っている(目に見える)うちにジャガイモを掘ると収穫しやすいとのことで、実習後の自由作業時間にはジャガイモを次々に掘り上げるTさんの姿がありました。
雨もぱらつくため共同作業(花壇の草刈り)はなし。
お昼休みをたっぷりとり、午後は雨の中、田んぼ実習へと移りました。
集合日直前の雨で、ついに、たっぷりと水の張った田んぼの姿を見ることができました。田植えはやりにくくなりますが、水不足はひとまず解消でしょうか。
身勝手なもので、背丈の低い苗を植えたところは、今度は冠水が心配になってきます。田植えがまだ残っている方は、目安棒のライン(植える列)は踏まず、間だけを歩くようにして作業されると、足跡で深さが増すことが避けられ、苗の背丈の心配が減るかと思います。
畦道には田植え集合日に植えた大豆がぴょこぴょこと葉を広げていました。
「畦豆(あぜまめ)」という言葉があるくらい、田んぼの畦と大豆は昔からの組み合わせだったようです。
田植えから2週間もすると、雑草が稲の背丈に追いつき始めます。
稲を倒さないよう、刈らないよう、気をつけながら雑草だけを刈り、再び俵状にまとめたものをくるりと返します。こうなってみると、田植え前の草刈りがいかに楽だったか実感されることと思います。
共同作業では畦豆(大豆)の周囲の草刈りを行いました。よく育ちますように!
雨の中、手早く作業を終え、早々に自由作業(解散)となりました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!
次回集合日は8月8日(土)です。
みなさんのご参加お待ちしております♪
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