雨が心配された集合日でしたが、本降りすることもなく、時には晴れ間ものぞくいい気候の1日となりました。それでは集合日の様子を振り返ってみましょう。
午前中はサツモイモの実習を中心に、小麦や豆の収穫・種取りについて、また季節の草との付き合い方について作業を行いました。勢いが増す雑草は、その種類や性格によって対応も見方も様々です。作物の生育を妨げない限りは、光合成で畑を豊かにし、虫の食べ物や棲みかとなり、過度の乾燥から土を守り、また時には豪雨から土壌の流出を守る、万能で大切なパートナー。そんな目で見てみると、またひとつ自然農の楽しさが増すかもしれませんね。種播きシーズンもそろそろひと段落。集合日では伝え忘れましたが、インゲンや大豆、小豆などの他にも、雑穀などもまだ播けますかね。夏本番を迎える前に、もうひと作業、したい季節ですね。
本日の集合日にもお目見えした白テントの下でお昼休みをとった後は、田んぼでの実習です。田植えを2週間後に控えて、気になるのはもちろん、苗代の稲の苗たち。さてその様子は・・・?
言葉と写真でお伝えするのは限度がありますので多くは語りませんが、実習での苗代は、5割が残念な状況、3割がほぼ無残な状況、残り2割がなんとか順調な状況と言えるでしょうか。その代わり(と言って良いとは思いませんが)、数名のプレーヤーさんの苗代は、素晴らしい状態の箇所もあり、甘い見方ではご協力をお借りしてなんとか全員分の苗を確保できるか、もしくは終盤に知人を頼りに苗行脚を慣行することになるかもしれませんね。さてさて、どうなることやら。
苗代作業と、畦や周囲の草刈りを済ませた後は、実験として空きスペースにヒエの種を播いてみました。収穫時期の害鳥とされるスズメの、米よりも好物なのがヒエだということはよく言われております。そんな農民の知恵を活かし、スズメちゃん用のヒエ畑を今年は用意してみようという試み。いただきものの数年前の種なので、発芽も含めてどうなることかわかりませんが、試行錯誤は農作業の楽しさの重要なポイントのひとつ(笑)。こちらものんびりと様子を見ていきたいと思います。
※今回も写真の提供はyamaさんから。いつもありがとうございます。