畑実習では、3月4月などに播種した作物などの雑草管理、枝豆の種蒔き、苗の移植などを行いました。雑草が作物を覆い隠すような場合、そのままにしては日陰になったりして生育が悪くなりますので周囲の草を刈ります。その際に、作物以外の草を全部刈らずに(例えば畝の片側だけなど)適度に雑草を残しておくとよいでしょう。虫の棲家を残してあげたり、作物の急激な乾燥を防いだりなどの意味があります。
夏野菜の種蒔きは、既にピークを迎えています。ナス科、ウリ科はそろそろ終わり、トウモロコシや枝豆、インゲンなどは時期をずらしながらもう少し蒔けますね。畝を上手に計画して、夏野菜の収穫を目指しましょう。
また昼休憩の前に、各区画の周囲の草を共同作業で刈りました。つくし農園の周囲は、耕作放棄地もあれば生産畑もありお隣さんとの境界の草管理はとても大切な農作業のひとつです。ともすれば、除草剤だって撒かれることもあるこの世界、各プレーヤーが責任もって担当箇所をこれから草管理して頂く事になります。合言葉は、「自分の前に周囲を草刈り」ですよー♪
今月の集合日は、春の大風で倒壊したテントに代わって、お知り合いからお預かりしているガーデンパラソルがお目見えしました。いつものつくし農園とは雰囲気が違う、微妙におしゃれなナチュラルガーデン(?)なテイストの昼休みになりました。やっぱり日陰はこれから不可欠ですね。
午後の作業は田んぼでの苗代作りを行いました。4月に播種した苗床の確認と、追加の苗代作りです。結論から言うと、4月に作った苗代は、発芽はほぼ未確認、スズメの被害は重症、という状況でした。しかもほぼ全部の苗代で(涙)。厳重にしたつもりのネットの被覆も、どこからか知れずに侵入して種籾を啄ばんでしまっています。幸いなところ、気温のせいか被せた土が厚かったせいか発芽が遅れていて蒔き直しがしやすいので、食われた箇所のみにもう一度種を降ろして対応をはかることにしました。
また、田んぼと同じ低い場所に、追加で苗代を作る事にもしました。プレーヤーさんが個人区画で作った同様の苗代が発芽がよく、マネしてみたわけです。畑苗代は水分が多くない分、根張りのよい苗が育つメリットが、田苗代は早い発芽や苗の早い成長などがメリットとしてあげられると思います。両方ためしてみるのもいいかもしれませんね。またこの時期に播く種籾は、発芽を促進させるために前もって水に漬けたりなどして芽だしをしておく方がよいと思います。
さてさて集合日から一週間ほど経ちまして、一気に暖かさが増したようで、苗代には発芽の確認がチラホラできるようになってきました♪ 来月は雑草取りですね。それを過ぎればいよいよ田植えです。今年もいよいよ盛り上がってきました〜。