新しいプレーヤーが10名近く参加となりました集合日、2月とは思えないような陽気に包まれた一日となりました。まずは今年1年のご挨拶にと、一ノ矢八坂神社に集合して参拝をいたしました。始まるにあたってのちょっとしたスイッチですね。どうぞこのひと巡りも、豊かなものになりますように。
畑の一角に集合してつくし農園のご挨拶と自然農の概要の説明を簡単に行い、まずは畑の実習です。2月にできることは農作業としてはあまりないようにも思えますが、田んぼも畑もできることは色々あるものです。とくに種播きシーズンを迎える3月以降にはなかなか時間の取りにくい、畝作りや畝直しなどを行うには良い季節です。
さてさてまずは実習。自然農のイロハのイ、畝作りを行いました。手順は実際の実習で覚えていただくとして、ここではポイントを補います。
・土を動かす時に、掘り上げた土を草の上に乗せない。
・移動した土はむき出しにせず、草(場合によっては糠を少々)を被せておく。
・お隣さんとの境界線はまっすぐきれいに。
開園以降、畑や田んぼが引越や拡張を迎えるつくし農園は、2月といえば、新規開墾の月です。今年もプレーヤー増加を予定して、新たに「未の畑」を開墾いたします。雑草がボウボウに繁茂した畑の草刈りからのスタートです。こうした作業はとにかく、大人数で取り組むのが肝。区画に関わらず、全員参加で行います。農とは、一人で向き合うものである以上に、周囲との共同の取り組みもとても大切なこと。文句言わずにしっかり草刈りしましょう!!
終わるかな〜、などと初めのころにはボヤキも聞こえていましたが、済ませてみればこのとおり。見事に刈り終えることができました。それでも30名ほどでの草刈りは約1時間を費やすことになりました。なかなか強敵でしたが、草刈りしながら隣のプレーヤーと挨拶したり話したり、こうして自然に会話が進んでしまうのも、共同作業の良いところなのです(笑)。
「未の畑」を刈り終えた後には、それぞれの区画の溝や畝の修正作業を行いました。昨年から使ってるうちに(もしくは最初から)お隣さんとの境界線がずれたり広がったりしますので、この時期にしっかり直して1年を過ごしていただきます。新規プレーヤーの方は、つくし農園の地図を見ながら畑を散策。今年のひと巡りを過ごす自分の区画を慎重に選びます。たった今開墾した畑もよし、昨年からの区画で空きが出たところで始めるもよし、皆さんやはり目が真剣です。それぞれの畑の特徴を見聞きして、争いもなく(笑)、それぞれがご自分の区画を選ぶことができました。
さあ午後、田んぼ作業。うーむ、疲れましたね(笑)。何から書けばいいものやら。お昼を終え、道具を皆で運んで田んぼの周りにあつまり、昨年の稲作りを終えた水田を眺めながらこれからの田んぼでの自然農のお話を。またこうして早春に田んぼの前に立ち、また季節に応じてお米の一生に向き合えるのは、なんとも嬉しい気持ちにさせられます。
さあ2月は、昨年まで畑地として小高くなっている箇所を人力で掘り上げて、田んぼを拡張する、一連の作業です。皆さん、素人、週末百姓。それでも地主さんの言葉「頑張って土動かして広げたら十分田んぼとして使えるよ」との言葉を頼りに、今年のつくし農園はいつにもましてハードな土木作業となりました。
まずは今年お世話になる農園区画全体を皆で草刈り。畑でしっかり経験済みの皆さん、進むスピードが順調です。ざっと刈り終えた刈り草を低いエリアに除け、いよいよ土を動かします。増やす田んぼの部分の土を掘り上げ、まずはその土を一輪車で運び畦道を補強します。ひとまずの目標は増やしたい田んぼの掘り上げと、畦道の完成ですが、今日の作業でどこまで進むでしょうか。
途中にひと休憩を挟んで予定より30分を過ぎた16時半まで、30名の精鋭が試行錯誤で進めた結果、うーむ、なかなかうまくは進みませんでした(笑)!それにしても、皆さん本当によく頑張りました。普段スコップなど持つこともないご婦人方、一輪車を押すなんて小学生以来かもしれない男性陣、それぞれに楽しみつつ(そんな余裕なかった??)力をあわせて作業を行いました。予定通りにはいきませんでしたが、3月もあります♪ 体も作業も慣れてきます♪ 春の終わりにはどんな田んぼが完成してるか、
実に楽しみです。3月も、頑張りましょう!!!
all photos taken by yamaさん