11月8日に行った、2週間前の集合日では、まだまだ元気なトマトやジャガイモの姿があっただけに、秋の深まりの早さには驚かされます。さてさてそんな秋の真ん中の集合日の様子を振り返っていきます。
11月はいよいよ稲刈りシーズン本番。10月後半から少しずつ刈りだしたプレーヤーさんもいますが、多くの皆さんはこの日に収穫を迎えることになりました。稲刈りということか、お手伝いさんから見学者までいつもよりなんだか人が多い感じです♪
4月の種蒔きから半年以上、ようやく稲のひと巡りが次の命に移ろうとするちょっと手前、穂軸が3分の2ほどが枯れ色になった頃が刈り時と言われています。天然の湿地での稲作りの為、他ではなかなか味わえない水の入った水田での稲刈り。稲穂に水がつかないよう(乾燥に影響します)、稲穂を直接土の上に置かないよう(精米時に土や石が混じってしまいます)、刈った稲の置き場所も工夫が必要です。土手に近いプレーヤーは土手に枯れ草を敷いて、土手から離れているプレーヤーは、板材と竹竿で急造の置き場を作って対応しました。
片手に一掴みほどのまとまりを交互に重ね、三つのまとまりをを束ねて稲架がけの一束に。束ねる素材は去年の稲藁。1年に1度の機会なので、昨年のコツを思い出しながら苦戦しつつもなんとか干し終える方や、全然うまくいかずに紐に切り替える方、やはり稲刈りにもそれぞれ個性が表れます。
皆さん真剣な表情です! 刈り時を覚えましょう。 天日干しで旨味が増す♪
文章ではなかなか実況しにくいのでこれ以上は割愛します!だって実際やらないと結局わからないですからね。
なんだかんだと稲木の植えに次々を干し進める途中、鳥避けとして糸張りの実習もやってみました。ポイントは、稲の10cm先を30cm間隔程度でぐるりと廻らすこと。この糸で稲を厳重に守るのではなく、見えないくらいの細い糸に羽が触れて鳥が恐がって近づかない、というのが糸の趣旨。糸派やネット派、葦でのオブジェも出現。これでスズメも恐れをなすといいけど。
ちょっと遅めのお昼の後は、晩秋の畑作業へ。シーズン最後の種播き、エンドウや空豆の発芽の観察、糠の補い方などを実習しました。10月とはまた雑草の様子が変わり、生い茂っていた夏草が枯れて倒れるのを待つだけとなったこの季節は、種播きの際にもそっと倒してあげるだけで自然に横になるのでその中に種を播くこともできます。コウロギを恐れて草をどかして種蒔きした畝も、そろそろ寂しくなった土の表面を枯れ草で覆ってあげるのもいいかもしれませんね。
夕方暗くなるまで作業をした後は、貸し切りバスを手配して、つくば市内の田舎料理屋さんへ移動して懇親会を行いました♪ 当日遊びに来た見学者もお招きして、鍋にビールに日本酒に、自然農の話を肴に参加者一同大いに盛り上がりました。酒の席での話の内容は?そんな無粋なことは記事にはしませんので悪しからず〜。
※田畑のphoto by yamaさん