2008年10月30日

10月集合日の報告

なんとか今月中にまにあった!
先日行われました10月の集合日についてご報告します。

まずは午前中の畑作業から♪

秋が深まりをみせる10月は、いよいよ来春の収穫を目指しての種蒔き作業が始まります。えんどう豆、空豆などはこの時期から種を降ろして、一度発芽した後で冬を越し、翌春に収穫を迎えます。葉物類もこの時期播くものは冬を越して春を迎えてから収穫できるものがほとんどになります。実習では、えんどう豆、空豆、ほうれん草、そして小麦の種蒔きを行いました。コオロギなどの秋の虫も一ヶ月前に比べると随分減ってきましたが、まだまだ雑草に隠れて若芽を狙われることも多いので幾分上に掛ける草を減らしておきました。集合日の一週間後には、豆類や小麦は元気に発芽が見られていました。植物たちも嬉しい季節なのかもしれません。もう少し、11月までこのシーズンが続きます。

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畑の草が、萎れ始めていますね。


お昼を食べて、午後は田んぼの実習です。

早稲の古代米、黒米や神丹穂が、そろそろ稲刈りシーズンを迎えてきていますが、集合日では稲刈り前の最後のちょっとしたお手入れを行いました。背の高い長幹種や、鳥などの影響で稲穂が倒れ始めた稲株が現れはじめましたので、そうした株を支え合わせて倒伏直し、予防をしました。自分の区画とお隣さんの区画では倒れ方や栽培種が異なるため、何も言わずともプレーヤー同士が助けあいながらの作業となりました。

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神丹穂も見事にクロスさせました。   倒れた箇所をみんなで協力。


また今年初めての地域ですので、心配しすぎてしすぎる事がないのが鳥害への懸念です。農業資材の鳥除けネットをかけるかどうか、集合日のギリギリまで悩みましたが、当日もプレーヤーの皆さんにも相談して、ひとまずネット無しで乗り切ってみることにしました! ただ何もしないのも不安だし、なにより面白くない(笑)ということで、雑草屋の実習田に、鳥除けの糸を張る事にしました。この糸はいわゆる綿製のたこ糸で、ホームセンターの農業資材コーナーにも置いてあるものを使用しました。覆う周囲に竹竿や枯れ枝を支柱として立て、できれば30cm幅に縞模様的に張っていきます。実習では初トライでしたので60cm幅の仕様になりましたが、果たして効果は出るか否か??人間様の目では凝視しても見つけにくい細い糸ですが鳥にはどう映るのやら。一説には目に見えない糸が翼に不意に当たる事を嫌がることで効果を発揮するという事です。

また、糸を張る一方で、もう一つの古来からの知恵、案山子作りも行いました。雑草屋の古着に、古くなったプレーヤーの麦藁帽子、新聞紙の頭、カラフルなアフロかつらなど、それぞれ持ち寄った素材を利用しながら、竹竿で骨組みを組むことにしました。作り始めるうちに自然にチームが分かれだし、そのうちチーム対抗の案山子コンテストへ。アフロヘアーで天を指差すフィーバー案山子や丁寧に枯草で髪型を整えた案山子など、計4体が完成いたしました。4体それぞれ田んぼの各所に配置して、あとは鳥の監視をお願いするだけ。こちらも果てさて、効果はあるや否や?

最後に、稲木を組んで稲架(はぜ、はざ、ほだ ※地域によって呼称あり)を作りました。初めての方はもちろん、経験者でも1年ぶりの作業とあって、真剣に手本を真似て挑戦にかかります♪ 組み方の詳細は昨年までの記事によりますが、「やり直し〜!」の声にも負けずなんとかまずは二本を組み終えました。残るは11月の集合日以降、稲刈りを進めながら再度行って行く予定です。

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見事に4体並びました〜♪   なんとか稲木も立ちましたね。




夕方まで晴れと曇りの間をいったりきたりの空でしたが、いざとなれば月より団子の精神で、十三夜の月見会も開催しました。畑の枝豆をうんさかと刈り採り、畑作業の終わったプレーヤーから豆取り作業を手伝ってもらい、後はカセットコンロにかけた大鍋で茹で上げるだけ!♪ 合間に、畑の隅のススキとセイタカアワダチソウとサトウモロコシなどを刈って束ねて土(笑)に活けて雰囲気も出してみました。月が雲に隠れての闇夜の月見会のスタートでしたが、ビールと枝豆が進むなか、ようやく雲の合間からお月様が顔を覗かせると歓声がおもわずあがりました。持ち寄りやお裾分けの料理も美味しくて、なかなかワイルドでしたが存分に豆名月を楽しむ事ができました。 さあ、11月は秋の懇親会です!



写真提供 by yamaさん
posted by 雑草屋 at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(08年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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