2月18日(土)の集合日はまず、年の始まりとして、氏神様である一の矢八坂神社へ参詣しました。畑に移動して自己紹介と農園の概要説明をしたあとに、みなさんの畑を見て回ることにしました。
曇り空で寒さがこたえる気候でしたが、野菜は元気に育っていました。
こちらはベテランMさんの畑の赤えんどう。
管理人も桑の林の手前を開墾して1年、色々と育ててきました。
写真手前はソラマメ。林で寒風を避ける作戦は成功しそうです。
寒さでロゼッタ状になっている、大根かな?
結球しきらなかった白菜です。
Aさんご夫妻の区画では裸麦が伸びはじめていました。
寒冷紗をかけて、葉っぱだけはよく茂ったという(聖護院?)カブ。
こちらは実習畑。わらをかぶせて霜から守った種取り用の大根。
成長が非常にゆっくりな長ネギ。
長ネギ・玉ネギを種から育てるのはまだまだ厳しいようです。
畑の見学会のあとは、春の種まきシーズンに備えて2月のうちに済ませておきたい、畝立て実習を行いました。
いきなり土を動かさないのが、自然農の原則。
種まきよりもちょっと前の時期には畝を整えておき、微生物の環境が落ち着いた頃に種まきを迎えることができるようにします。
自然に枯れ葉が積み重なるのをイメージすると、土と土の間に青草や枯れ草がサンドされるのは望ましくないとわかりますね。微生物のバランスを崩さないよう、畝の表面にある枯れ草をいったん脇にどけて作業開始です。
自然農の畝の作り方は、ちょっとユニークかもしれません。
畝間(通路)の土をスコップで掘り上げて畝に載せるだけなのです。
土の塊は、そのままにすると石みたいになるので、すぐにほぐします。
密集した根っこのかたまりくらいは取り除きますが、畝立ての段階では、草の根っこ全てを躍起になって取り除かなくても大丈夫です。
だいたい全体の土をならしたら、作業も終盤。
この上に、よけてあった枯れ草などを均一にかぶせておしまい。
畝の土そのものを耕すことなく、畝が完成しました。
お昼休憩を挟んで、午後は田んぼに移動しました。
田んぼの一年について大まかなお話をしてから、畦道の補修に取り掛かります。
一年の田んぼ仕事ですっかり崩れた畦道。
水管理をしない湿地であること、モグラが入ることなどで、慣行農の田んぼよりも畦道が崩れやすい条件がそろっていると思われます。
畦道も草を地ぎわから刈って(刈った草は田んぼへ)、田んぼの土をスコップで掘りあげて畦に塗りつけるのが基本です。
今年は田んぼの水が少なく、土が泥状でないために“塗りつける”とはいきませんでしたが、作業する側としては楽だったように思います。
2箇所の畦道を無事、補修することができました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした!
次回集合日は3月18日(土)。終了後に懇親会を予定しています!詳細は後ほどご案内しますね。
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