Hさんの田んぼでとれた今年のハッピーヒルをバックに、昨年のハッピーヒルを炊いたおにぎりをパチリ。美味しかったですね〜!
●脱穀・精米の様子
12月から1月にかけての1ヶ月間、プレーヤーさんそれぞれのご都合に応じて脱穀・精米作業を行いました。今年は聴講生も、ご自身の田んぼで育てたというお米を持ち込んで、一緒に脱穀を楽しみました。
これが冒頭の写真にもあった、ハッピーヒル。ビルマ系の独特の穂のたっぷりと頼もしい様子は、夏の出穂から稲刈りまで、ひときわ目を引きました。
足踏み脱穀機を経て、藁に残るのは中身のない籾と茎葉たち。
「持ち出さず・持ち込まず」が原則の自然農では、食べる部分以外はもとの田んぼにお返しします。なるべくばらけるように、区画全体に均等に広げて撒いておき、翌年の恵みへとつなげます。
脱穀後はひと粒のお米もムダにしないよう、脱穀機の周囲を小さな箒で掃き、籾粒をきっちり集めます。
おおまかに大きな藁くずを取り除きます。ふるい網を使っても、手作業でざっざと取り払っても構いません。
その後、唐箕にかけて風の力で細かな藁くずや籾がらを吹き飛ばし、循環式精米器にかけて籾すりをして、やっと食べられるお米になりました。
今年の新米、みなさんもう味わいましたか?
この日は日暮れ間際まで作業が続き、暗くなる中で大慌てで片付けをしました。
●1月14日共同作業日の様子
畑実習では、霜枯れの進んだ実習畑から大根などを収穫しました。
共同作業は小屋の大掃除!でしたが、中身を出していて「何だか出入り口の床がベコベコする!」ということで調査したところ・・・建設当時はブロックの上に乗っていたはずの小屋が、吹き寄せる土と小屋内の重みとで、ずぶりと地中に埋まり、木材がボロボロに朽ちてしまっていることが分かりました。
なんとか床下にブロックを積んで応急処置を終えましたが、手前の板を引っ張ってみるとこの有様。
もうしばらく、だましだまし使っていければ・・・といったところです。
また、延期になっていた菊芋掘りも実行しました。
たっぷり収穫した菊芋は、プレーヤーさんにそれぞれ必要な分だけ持ち帰っていただきました。
生命力旺盛で毎年確実に収穫でき、生・焼き・蒸し・揚げ・煮る、どんな調理法でもおいしい菊芋は、強くおすすめしたい作物のひとつです。(ただし畝に植えると、どんどん増えて畑が占領されますのでご注意ください♪)
午後の田んぼ実習では、役目を終えた干し場を解体し、片付けました。強風の中での作業は大変でしたが、みなさんのお陰で無事、来年も使えるように資材をまとめることができました。
ふゆみず田んぼ?いえいえ、天然の沁み水による「天水田」です。冬空が映る姿も美しいですね。奥の方にはまだ片付けられていない鳥除けネットが見えますが・・・。
●1月28日共同作業日の様子
一年間の最後の集まり。翌年のための資材を刈り出しに出かけました。つくし農園で最も頻繁に使うのは、細くて支柱などに活躍する篠竹です。田んぼでも畑でも重宝するこの竹を、みなさんと一度に刈って束ね、保管しました。
毎年恒例、締めくくりは自然農野菜のけんちん汁です♪自然農のお米と、自然農野菜の完全自家製「ごはんの友」も数多く並びました。
里芋、菊芋を中心に、小さな人参なんかもゴロンと入れました。足りない野菜は、田んぼプレーヤーとして今年復活されたYさんのお店(近江屋商店さん)にて自然農野菜を購入し、使わせていただきました。
午後はゆっくりと自分の心に耳を傾けながら過ごす、ワークショップ形式での振り返りを行い、つくし農園の一年が終了しました。
2016年度プレーヤーならびに聴講生のみなさま、一年間本当にありがとうございました!
さて、2017年度の集合日は2月18日(土)、数日後です!参加予定のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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