この秋は雨が降ったり止んだりでなかなか皆で揃っての稲刈りとはならず、プレーヤーさんそれぞれが個別に稲刈りを済ませる年となりました。
それでも初めての稲刈りを迎えるプレーヤーさんには、なるべく管理人と予定を合わせて稲架(おだ)の説明をさせてもらいました。しっかりとお米が乾く干し方の秘訣を理解していただけたかと思います。
お米を干すための干し場は、今年も鳥除けネットで完全防備。(しかし11月上旬にはこのネットをスズメが体ごと穴にぶつかり、無理矢理に突破してお米をついばんでいる様子が確認されました。来年はもっと細かい目のネットにするべきでしょうか・・・)
奥のMさんのお米には、スズメがネットを突破して侵入した場合に備えて最後の防御ネットがかけられています。
味が良いからか、特に古代米は鳥よけネットを張ってもなおスズメのターゲットとされ、稲刈りをするタイミングが少し遅れるとここまでスカスカになっていました。
Hさんのハッピーヒルが奥の稲架にズシリと架かっていきます。今年は管理人も種を分けてもらってハッピーヒルに挑戦。福岡正信さんが開発したというこのお米。育てやすいだけに、味を確かめる日が待ち遠しいです。
一人、また一人と稲刈りが済み、水が空を映しています。湿地を利用した天水田ならではの、稲刈り後の風景です。
最後に残された区画を健気に守るカカシの姿。今年はたくさんのカカシで田んぼが賑やかでした。
今年は苗代も順調で、多くの区画で大きい苗を1本植えすることができました。また、夏場の水不足もなく、ザリガニの被害もほとんど見られませんでした。
例年なら9月上旬の周囲の稲刈りによって9月中にいっきにスズメの被害が進むところ、今年は偶然にも9月上旬から中旬にかけて雨が続き、慣行農の田んぼの稲刈りが遅れたことで、つくし農園の稲刈りにも猶予がありました。
さらに、温暖な秋のためか、早くに稲刈りを終えた田んぼでは切り株から蘖(ひこばえ)が伸びて再び稲穂をつけ、11月になるとスズメの被害が再び分散されたような印象があります。
農園としてはなかなか集まっての作業とはいきませんでしたが、ずっしりと充実した稲穂に、感謝の気持ちを抱かずにはいられません。
稲刈りを終えたみなさん、お疲れ様でした!
11月19日(土)の共同作業日は、残念ながら雨のため開催できず、次回の共同作業日は12月17日(土)。終了後は忘年会です!みなさまのご参加をお待ちしています。
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