2016年04月23日

点まき/条まき2/長ネギの移植 ─4月共同作業日【清明】の様子(畑編)

こんにちは、雑草屋の嫁です。先日のお花見、楽しかったですね♪
4月16日(土)に行われた共同作業日の様子をご報告します。春の作業はたくさん!この記事では畑編として、「種まきの仕方 点まき編」「種まきの仕方 条まき編2」と「長ネギの移植」を詳しくお届けします。
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4月7日の新月から22日の満月に向けて、前半は葉物・穀類、後半は果菜類・豆類の種まきに向いていると言われます。この日は果菜類をメインに種まきしてゆきました。

●種まきの仕方 点まき編
自家採種1年目のトマトの種を蒔きました。昨年の試みとして枯れ草を厚く敷いた元大豆畑の畝に、ノコギリ鎌の先を使って丸く地面を出します。
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鎌の先を少し土に刺し入れるようにして、雑草の根を切ります。大きな根が出てきたら取り除きます。

土の表面を手で平らに均します。
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種を保管する際、変色していない優良な種だけにしておくと、春の種まきが楽ですね・・・。黒い種は使いませんでした。
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丸く土が見えているところに種をおろしていきます。
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購入した種なら発芽率がある程度保障されているので3〜4粒まきですが、自家採種で発芽率が不安なため、5〜6粒にしておきました。
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やっと畑じゅうに茂ってきた青草をかけます。枯れたら程良く日光が種に届くよう、細長いツンツンの葉っぱがおすすめです。
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●種まきの仕方 条まき編2
トマトの畝の片側に、バジルをまくことにしました。これは昨年の実習畑で育ちの良かった組み合わせ。コンパニオンプランツの本などでもよく紹介されていますね。

まずはすじ状に地表を出し、鎌で雑草の根切りをしておきます。特に雑草エリアと種まきエリアの境界線は、縦に深く鎌を入れて、しっかり根切りをしておくと後の雑草管理がしやすくなります。
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いったん鎌の背と手の側面を使って地表を平らにならしていきます。これは前回の条まき編では鍬を使いましたが、鍬がない場合や、少ない面積で作業する場合は、このようにノコギリ鎌1本だけでも均すことができます。
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改めて地表の根切りをします。斜めにスジを入れるように切ってゆき、目立つ根は取り除きます。
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根切りの途中、モグラの穴を発見しました。モグラ穴はひととおり潰すのも対応のひとつですが、そうすると別のトンネルを掘るべく、新たに縦横無尽に穴掘りが敢行されてしまいます。

そこで、既存のモグラトンネルはそのままにしておく作戦を取りました。トンネル部分に種まきしないよう、目印に草をかけ、種まき続行です。手で地表を軽く押さえるようにして平らにします。
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パラパラと種をまいてゆきます。
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種と同じくらいの厚さに土をかけます。奈良の川口さん方式で、隣の畝の側面中央あたりを鎌で水平に切り、少しめくりあげて土を取り出します。これは雑草の種が入っていない土を得るためです。
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両手ですり潰すように細かくしながら、全体に土をかけてゆきます。
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発芽に必要な条件は、光・湿度・温度。土の乾燥を防ぎ、適度な湿り気と程良い日光を確保できるように青草をかけます。ここでも幅広の葉っぱは避けます。
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このほか、昨年のモロヘイヤの枯れた幹を利用して、きゅうりを植えました。初期のつるの巻きつき先はモロヘイヤにおまかせして、春の農作業を少しでも軽く・・・というわけです。こちらも点まき。
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自家採種2年目のきゅうり。このところのつくし農園では、やっときゅうりが実るようになってきました。少しずつ豊かになっているのを感じますね。
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●長ネギの移植
長ネギも太く育ってきたので、移植することに。月の満ち欠け理論では満月から新月に向かう時期の後半、4月末から5月初旬が球根や移植に向いているようですが、比較にもなりますのでやってみました。

水戸地方の在来種という赤ネギは、つくし農園でもよく育ってくれました。
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まずはズボッと引き抜いて、1本ずつに分けます。これまでは根はそのまま、先端のネギ坊主は付け根で切って、ネギ内部に雨水などが入って病気にかかることのないように・・・という移植方法を取っていましたが、今年はずいぶん違いました。

根っこはおおまかにハサミでちょきんちょきんカット。移植したら新しい根が出るから?だそうです。そして、ネギ坊主はこんなに大胆にカット!どうも、ワケギは収穫をした後も無事に伸びてくるのと同じで大丈夫らしい、とのことですが、やっぱりドキドキします。
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移植先には竹を深く挿して穴をあけます。大きく土を掘り返すことなく長ネギを移植できる、とても自然農的なやり方ですね。先を尖らせた竹がおすすめ。
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長ネギの太い部分は土の中で日陰になってできるので、穴の深さは調節します。用意した長ネギをすとんと入れて、おしまい。ちょっとユーモラスな眺めです。
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こちらはエンドウの畝。竹と麻紐、藁で支柱を用意しました。
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エンドウの茎から伸びる巻きヒゲがからんでいけるように、稲藁を束ねたものを吊るして支柱にしています。蔓性の植物は、作物の特徴に合わせて支柱を設置することも必要です。
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こちらはじゃがいもの様子。実習畑では植付けを3度に分けて実施しましたが、2月下旬に植えた分は早くに芽を出したあと、一度霜にやられて芽が枯れていました。
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とはいえ、まるまる1個植えをしているおかげで、芽は複数。このあと新たな芽が出てくる可能性も高いので、見守っていきましょう。

3月中旬と3月下旬に植えた分は、発芽のタイミングが霜を免れたようで、芽も元気でした!
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畑編は以上です。このあと、田んぼ編に続きます。

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posted by 雑草屋 at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(16年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする