10月31日の稲刈り集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。
※今回は「稲束の縛り方」について詳しくご説明します。
曇り空で肌寒い日でしたが、なんとか稲刈りを午前中に敢行できました。
刈る稲束の目安は、女性の手で親指と人差し指で丸を作ったくらい。男性だと人差し指の第一関節と親指で丸にしたくらいで束にして、1束ずつ交差させながら刈っていきます。
刈ってから干すまで、穂先に泥がつかないように注意します。
ズシリと重みのある稲を刈るのは嬉しいもの。
一方、たくさんスズメに侵入された区画は「藁を刈ってる気分です・・・」という声も。スズメのしわざと思しき籾殻を、あちらこちらで見かけました。
時折、稲霊(いなだま)にも出会います。かの有名な寺田本家さんでは、稲霊からとれた稲麹でお酒を作っているそうです。
畦に植えた大豆は見事に熟し、はじけ始めました。こちらも嬉しいですね。
●稲束の縛り方 (※一部の写真は別の日に撮影したものです)
天日でじっくり干すためには、しっかり縛らなくてはなりません。
後で稲架(おだ)にかけて干すために、稲刈りした束は、3束ずつを1束に束ねてゆきます。
稲束を縛るのに使うのは、昨年の藁。
予めよく水につけておき、4本くらいを上下交互に揃えてまとめ、軽くねじって用います。
交差するところでねじり始めます。結び目は作りません。
なるべくしっかりねじります。
ねじった部分はこのくらいになります。
乾燥したら茎が細ることを考慮して、きつく締めあげます。
穂先を下にし、ねじり箇所を指先で強く持って立ちます。
できるだけ稲穂を振り回さないように、稲束を竹とんぼの軸、持っている腕を竹とんぼの片翼のイメージで回します。稲束を包む円周が小さくなるよう、ねじりを内側に増やすイメージで、稲束と藁の隙間をなくします。
ぎゅっと隙間が詰まったら、最後の仕上げへ。
ねじり箇所を円周と稲束との間に差し込みます。
ちゃんと締まっていると、親指が痛くなるほど固いですが、グッと押し込みます。
これで稲束の縛りが完成です。
この束をどんどん作っていき、全て縛り終えたら干し場へ移動。
稲束は左右を1:2に分け、向きを交互にしながら竹にかけてゆきます。
1:2に割った稲束を交互にかけてゆくことで、上部・下部それぞれ4つの突起がある状態で組み合わさります。外側(1の部分)は雨に濡れやすいが乾きやすく、内側(2の部分)は密集してはいるけど雨に濡れない、総じて、全体が同じくらいに乾いてゆくことになります。
ネットに侵入するスズメを想定して、今年は干した稲自体にも直接、ネットをかけます。花壇にも使っている、いただきものの寒冷紗がここでも活躍しました。
最後に、おいしい持ち寄りランチで臨時集合日は終了♪
参加されたみなさま、お疲れ様でした!そしてごちそうさまでした!
次回集合日は11月14日(土)です。ご参加お待ちしております♪
・2015年度の集合日予定カレンダー ならびに募集要項 ・交通案内
・つくし農園の見学・体験について ・自然農について
・つくし農園で育てやすい野菜 ・自然農Q&A(いただいた質問に対して)
・雑草屋Facebook ・雑草屋ホームページ