2015年11月10日

稲刈り準備(干し場作り、稲架作り)の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
遅くなりましたが、稲刈り前に行っていた干し場作り&稲架(おだ)作りの様子をお届けします。

10月18日、田んぼプレーヤーの有志が集まり、干し場のネット張りをしました。前回集合日、みなさんと共同作業で作った干し場スペースに柱となる竹を深く立ててゆきます。
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田んぼと違って竹が刺さりにくいので、細いスコップや移植ゴテなどで深い穴をあけ、力いっぱい突き立てます。
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田んぼと同様にネットを張っていきます。
干し場はお米が密集し、時期的にもますますスズメに狙われるため、ちょっとお値段高めの、網目の小さなネットを張ります。(これでも命がけで押し入ってくるのです)
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地面ぎりぎりまでネットをピンと張ります。
このままでは地面すれすれの隙間が残ります。
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そこで、どんな隙間も残さないよう、刈り草を大量に積み上げます。
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これで、四方と上面をネットで囲んだ干し場が完成しました。
Mさん、Hさん、ありがとうございました。

そして10月26日には、稲束を直接かけて干すための稲架(おだ)を用意。
こちらは農作業体験の方と一緒に作成しました。

基本構造は3本脚で、両端の脚を組みたてます。ここには荒縄を用います。
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脚と脚の位置関係は、ハの字になるよう配置します。中ほどにも複数の脚を設けますが、それが2本脚であれ3本脚であれ、隣り合う脚同士がハの字に並ぶようにします。
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きちんと作れば、大人1〜2人がぶら下がっても大丈夫です。
(この竹はちょっと古くて割れ目が入っているため、ぶら下がらずにおしまいです)
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LONOFerのYさん、ありがとうございました。


このあと、31日の稲刈り集合日を迎えました。
その様子は追ってご報告いたします。


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稲刈り集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
10月31日の稲刈り集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。
※今回は「稲束の縛り方」について詳しくご説明します。

曇り空で肌寒い日でしたが、なんとか稲刈りを午前中に敢行できました。
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刈る稲束の目安は、女性の手で親指と人差し指で丸を作ったくらい。男性だと人差し指の第一関節と親指で丸にしたくらいで束にして、1束ずつ交差させながら刈っていきます。
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刈ってから干すまで、穂先に泥がつかないように注意します。

ズシリと重みのある稲を刈るのは嬉しいもの。
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一方、たくさんスズメに侵入された区画は「藁を刈ってる気分です・・・」という声も。スズメのしわざと思しき籾殻を、あちらこちらで見かけました。
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時折、稲霊(いなだま)にも出会います。かの有名な寺田本家さんでは、稲霊からとれた稲麹でお酒を作っているそうです。
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畦に植えた大豆は見事に熟し、はじけ始めました。こちらも嬉しいですね。
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●稲束の縛り方 (※一部の写真は別の日に撮影したものです)
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天日でじっくり干すためには、しっかり縛らなくてはなりません。
後で稲架(おだ)にかけて干すために、稲刈りした束は、3束ずつを1束に束ねてゆきます。

稲束を縛るのに使うのは、昨年の藁。
予めよく水につけておき、4本くらいを上下交互に揃えてまとめ、軽くねじって用います。
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交差するところでねじり始めます。結び目は作りません。
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なるべくしっかりねじります。
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ねじった部分はこのくらいになります。
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乾燥したら茎が細ることを考慮して、きつく締めあげます。
穂先を下にし、ねじり箇所を指先で強く持って立ちます。
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できるだけ稲穂を振り回さないように、稲束を竹とんぼの軸、持っている腕を竹とんぼの片翼のイメージで回します。稲束を包む円周が小さくなるよう、ねじりを内側に増やすイメージで、稲束と藁の隙間をなくします。
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ぎゅっと隙間が詰まったら、最後の仕上げへ。
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ねじり箇所を円周と稲束との間に差し込みます。
ちゃんと締まっていると、親指が痛くなるほど固いですが、グッと押し込みます。
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これで稲束の縛りが完成です。
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この束をどんどん作っていき、全て縛り終えたら干し場へ移動。
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稲束は左右を1:2に分け、向きを交互にしながら竹にかけてゆきます。
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1:2に割った稲束を交互にかけてゆくことで、上部・下部それぞれ4つの突起がある状態で組み合わさります。外側(1の部分)は雨に濡れやすいが乾きやすく、内側(2の部分)は密集してはいるけど雨に濡れない、総じて、全体が同じくらいに乾いてゆくことになります。
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ネットに侵入するスズメを想定して、今年は干した稲自体にも直接、ネットをかけます。花壇にも使っている、いただきものの寒冷紗がここでも活躍しました。
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最後に、おいしい持ち寄りランチで臨時集合日は終了♪
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参加されたみなさま、お疲れ様でした!そしてごちそうさまでした!


次回集合日は11月14日(土)です。ご参加お待ちしております♪


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2015年11月12日

11月集合日のお知らせ

つくし農園プレーヤーの皆様

小松です。ひと雨ごとに、が深まっていくような今日この頃です。
稲刈り集合日もあったせいか、あっという間の感じですが、今週末の11月の集合日をご連絡いたします。

田んぼでは、ほとんどの区画で稲刈りが済み、あとは稲架でじっくり干されるのを待つばかり。畑でも、夏野菜のほとんどは寒さで枯れが進み、いよいよ土の中の収穫物も掘り時期を迎える頃になりました。

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小豆はすでに収穫ピーク、大豆もいよいよ刈り始めを迎えますね。生姜、里芋、サツマイモ、落花生。実習畑でもいくつかの収穫を予定しています。共同作業では、毎年恒例の菊芋掘りを楽しみましょう♪


以下、集合日の内容をご確認ください。


== 集合日の概要 =============================
1.日時
・11月14日(土)午前 10:00〜12:30
          午後 13:30〜

2.内容
・午前…畑実習(10:00〜12:30)
 >秋実習(大豆収穫、根菜の収穫、晩秋の作業など)
  (10:00〜11:00)
 >自由作業
  (11:00〜12:00)
 >共同作業(菊芋掘り)
  (12:00〜12:30)

・午後…田実習(13:30〜16:00)
 >稲架かけ確認(刈り方、干し方、乾燥状態確認)
  (13:30〜14:00)
 >共同作業(畦豆の収穫、草刈り、ネット畳みなど)
  (14:00〜14:30)
 >自由作業
  (14:30〜16:00)


3.用意について
・服装について
 (1)長靴、地下足袋(田んぼは水が多いです)
 (2)作業着、着替え(夕方の冷え込みが厳しくなってきました)
 (3)タオルなど

・農具
(1)ノコギリ鎌
(2)鍬
(3)園芸スコップ
(4)菊芋用のビニール袋

=========================================

以上ご確認ください。


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2015年11月13日

集合日順延のお知らせ

小松です。

明日はどうやら一日が続きそうな予報です。
冷たい雨の季節という点と、実は小松家一同も体調を崩していることもあり、申し訳ありませんが、翌日15日(日)に順延したいと思います。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

※集合日の内容は前回のご案内通りです。日付けのみ1日ずれます。

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2015年11月22日

11月集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
雨で1日順延となって11月15日開催となった集合日。参加者は少ないものの、ゆっくりと田畑を見て回る贅沢な時間が持てました。ありがとうございました。

前日まで続いた雨で、稲架(おだ)が1つ倒れてしまい、その修復からスタートしました。
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水をたっぷり吸った稲束からは、ぽたり、ぽたりと絶え間なく雫が垂れています。稲架の一部に不安定なところがあったようで、雨で3〜4倍の重量になった稲束に耐えきれなかったと思われました。
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田んぼプレーヤーさんの中には、ご自分の稲束がどれかわかるように手作りの名札を下げていらっしゃる方も。区画近くの桑の木から作ったそうです。
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実習区画に使っていた鳥除けネットを丁寧に畳み、来年使うときにも困らないように片付けました。
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ずいぶん稲刈りが進み、水面が光るばかりとなってきました。
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まだ刈り終えていない管理人の神丹穂には、スズメやキジが集中しています。来年から、ネットのサイズはひと回り大きく、区画を側面まで隙間なく覆えるものにしなくては・・・


それから畑に移動して、実習畑から根もの野菜の収穫をしてみました。
数日前の試し掘りでは豊作だった落花生は、ネズミにあらかた食べ尽くされていました。
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麦は各種、順調に育ってくれています。
霜が降りるようになったら数回、麦踏みをします。
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試みとして、畝直しも兼ねて20cmほど土を起こした畝に植えたサツマイモは、しっかり大きく育っていました。嬉しいですね。
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こちらは草の中に直接植えつけたサツマイモ。ありのままのつくし農園の土の状態としては、まだ実りは小さいようです。
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10月下旬に一度下りた霜で枯れたはずのジャガイモが、いつの間にか復活していました。秋ジャガ収穫となるでしょうか?
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秋蒔きの葉物野菜にカブ、大根などが、次々に芽を出しています。
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適切な時期の間引きがいかに大切かを示す面白い畑を、プレーヤーのMさんが見せてくださいました。

右端はきちんと間引きをしたところ、右から2番目の列は間引きを全くしなかったところ。奥のほうは後から間引きをしたところなど、実験的に1週間ごとに作業をずらして結果を比べておられました。
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間引きはつい億劫で後回しになりがちですが、こんなに生育に差が出るなら、やはり適切なタイミングで間引こうと思いますね。

葉物野菜と柔らかい雑草たちが、ふわふわと生い茂る様子。
とても自然農らしい、美しい眺めです。
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9月蒔きの野菜たちはすっかり大きく育っていました。
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Mさんは、枯れたトウモロコシを空豆の支柱として活用するそうです。
素敵ですね!
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水菜も旺盛に茂っています。
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いろんな野菜がイキイキと育っている畑を見ると、元気が湧いてきますね。
周辺のプレーヤーさん達の区画もひととおり見学させていただきました。

立派なカブ!
こんなに見事に育ったカブは、管理人も久しぶりに見たそうです。
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こちらはずらりと並ぶジャガイモ。
秋ジャガが待ち遠しいですね。
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生姜の生育状況は今ひとつ。草刈りに手が回らなかったためと思われます。
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毎年、種おろしの時期に悩む空豆。種まきが遅れた実習畑では発芽して間もなく、この時期にこのくらいですと、冬を越すにはまだ小さいようす。この秋のあいだにもう少し生育して、寒さ対策などして春を迎えられといいですね。
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時期をずらしながら種をおろしたり、品種を複数にしてみたり、みなさん工夫しながら秋蒔き野菜を育てていらっしゃいました。


それぞれの作業をするべく、集合日は早めに終了となりました。
参加された方、お疲れ様でした!

次回集合日は11月28日(土)臨時集合日です。

終日脱穀作業を予定していましたが、先週の集合日が順延だったこともあり、希望者及び参加者がいらっしゃいましたら、午後に畑の実習を行いたいと思います。ご参加お待ちしております♪


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2015年11月23日

11月臨時集合日のお知らせ

つくし農園プレーヤーの皆様

こんにちは、小松です。

家の前の山桜の葉が、ここ数日で一気に散り始め、道端に落ち葉が降り積もる頃になってまいりました。紅葉の見ごろも近づいてきましたね。

先週の集合日は、開催日が変更になったせいか、出席できた方が少なく、ごくごくアットホームな一日となりました。小松家の体調も万全でなかったこともあり、午後は自由開催でしたが、この度はご心配とご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。

さて、今週末の臨時集合日についてご連絡いたします。

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終日脱穀作業を予定していましたが、先週の集合日が順延だったこともあり、希望者及び参加者がいらっしゃいましたら、午後に畑の実習を行いたいと思います。変則的ですが、どうぞよろしくお願いします。


・11月28日(土)
  …田実習(脱穀、唐箕、籾摺り、稲藁戻し)
  (10:00〜11:00)
  …自由作業 ⇒ 夕方まで順番に作業
  (11:00〜)

  …昼食(12:00〜)脱穀作業の合間に各自自由に

  …畑実習(畑の様子観察、手入れなど)※希望者のみ
   (13:00〜14:00)


脱穀作業は、お米の乾燥状況にもよりますので、当日脱穀するのが望ましくない場合があるかもしれません。その場合は、12月の集合日や、別途個別に対応させていただくことになりますがご了承ください。

脱穀機、籾摺り機などの準備の都合もありますので、28日に作業を希望される方は必ず事前にご連絡ください。


※作業中、天候によっては手足が冷えますので暖かい服装、特に足元の防寒などにご注意下さい。


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