2015年09月04日

9月集合日のお知らせ

こんばんは、小松です。

すっかり朝晩の涼しさになれたと思っていたら、昨日今日とまた暑さがぶり返す陽気が戻りました。つくばの野原はコオロギなどの秋の虫たちが賑やかしくさせています。もちろん、自然農の田畑も、言わずもがなです。

畑の雑草はピークを越えたものの、野菜たちに負けじと勢いはもう少し続きます。この時期の草刈りを大切にしたいものです。8月の終わりに播種した種も、このところの湿気と天気で元気に発芽を迎えている様子もみられます。

田んぼでは、いよいよを咲かせ始めました。周囲の田んぼでは稲刈りがスタート。稲穂をご馳走にしていたスズメたちが、少しずつつくしの田んぼに狙いをつけ始めるころです。

昨年からの試みで、9月の集合日に、田んぼに鳥よけネットを張ってスズメ対策をすることになりました。

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(昨年の様子。万全を期したい方は側面までぐるっとネットでどうぞ)


対策無しで収穫を迎えることは、、、、収量ゼロを意味するかもしれません!!
市販の鳥除けネットでの対策になりますので、下記の注意点を参照の上、各自ご用意をお願いいたします。

古着と古帽子とハンガーなどがあれば、簡単な案山子(カカシ)も作れますね!時間があれば案山子作りも挑戦してみましょう♪

下記、集合日の概要になりますのでご確認ください。


=== 9月集合日の概要 ===========================
1.日時
 ・9月12日(土)午前 畑実習 9:00〜12:00
          午後 田実習 13:30〜17:00

 ★まだまだ日中暑いので集合時間は朝9時といたします。ご注意ください。
 ★テント準備ご協力いただける方は朝10分前にお集まりください。

2.内容
・午前…田畑実習(9:00〜12:00)
 >畑実習 (秋播き野菜実習「葉物、ニンニクなど」)
  (9:00〜10:00)
 >自由作業
  (10:00〜11:30)
 …共同作業(周囲の草刈り)
  (11:30〜 )

・昼食(12:00〜
 >種の交換会
 (昨年の余った種、自家採種、作業で余った種などを交換しましょう。)

・午後…(13:30〜)
 >田実習(田んぼの観察会、鳥害・台風対策、鳥よけネット設置)
  (13:30〜14:30)
 >共同作業(周囲の草刈り)
  (14:30〜15:00)
 >各自作業、案山子つくりなど
  (15:00〜)

3.用意について
・服装について
 ※日中はまだまだ暑くなります。
  熱射病対策など、各自ご留意ください。
 (1)長靴、地下足袋
 (2)作業着、着替え(日中は陽射しが強くなります。)
 (3)蚊はまだまだ多いです。携帯用蚊取線香などが便利です。
 (4)タオルなど

・農具
(1)ノコギリ鎌
(2)鍬
(3)園芸スコップ

 ★鳥よけネットは各自ご用意していただきます。ホームセンターなどで
 購入できます。一区画10m×4mですので、最低でもそのサイズを覆える
 ものをご用意ください。ネットを張る際に支柱となる竹竿なども必要です。
 農園にあるものを利用していただくか、強度に不安のある方は各自ご用意
 ください。


以上です。


・2015年度の集合日予定カレンダー ならびに募集要項 ・交通案内
・つくし農園の見学・体験について ・自然農について
・つくし農園で育てやすい野菜 ・自然農Q&A(いただいた質問に対して)
・雑草屋Facebook ・雑草屋ホームページ


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2015年09月18日

9月集合日の様子

こんにちは。雑草屋の嫁です。
9月12日の集合日に参加されたみなさま、お疲れ様でした。

集合日は涼しい風が吹き抜け、過ごしやすい一日となりました。
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畑実習では秋蒔き野菜の大根、ニンニクなどの蒔き方・植え方を実習しました。
大根は、ここ数年の共同研究で成果が確かめられつつある、草の厚敷きを採用して、植える箇所だけかきわけて種をおろしました。
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前回の集合日に種をおろしたニンジンは芽を出していますが、数がごくわずか。
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種まきの時点で人為的に水をかけた場合、ずっと水やりを必要とするのかもしれません。ただこのままでも地中の種はいつか発芽するとは思いますので、あまり気にせず。

先月地主さんにお返しした未の区画から、せめてもの遺産としてゴッソリ運搬してきた「亡骸の層」もご案内しました。何年ものつくし農園の積み重ねを、プレーヤーさんそれぞれの必要に応じて使っていただければと思います。
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共同作業では花壇や小屋周辺の草刈りを行いました。

田んぼ実習ではスズメ除けネットを張るはずが、見事に稲の開花と重なり、ネット張りは見送ることに。稲の開花は数日間しか見られませんが、とても可憐で美しいです。
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自然農のお米は倒れにくいですが、背の高い品種は倒れることもあります。
つくし農園で育てている品種で言えば、香り米と神丹穂の2つが背の高い品種。
稲穂が実ったあとに台風などで倒伏すると、お米が濡れる、土がつく、発芽してしまう等の恐れがあるため、倒伏予防の方法も実習しました。

稲は6つをねじりながら1つにまとめ、麻紐を使って優しく結えます。
こうすることでどの方向から力が加わっても倒れにくくなります。
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そのあとはみなさんの区画を見学して回りました。Hさんの田んぼは新しい品種にチャレンジ。畦豆も種まき後の最初の一ヶ月にしっかり草刈りをされ、見事な育ちぶりです。
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Mさんは例年通り、桑の木に近いほうがよく育ち、茂みに近いほうが育ちにくいとのこと。毎年の状態をよく観察しておられます。
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田植えの二週間後に草刈りができたかどうかで、田んぼの出来が左右されています。今年は難しかったと感じる方も、ぜひ来年に活かしましょう。

最後に共同作業として畦道の草刈りをして終了!みなさんお疲れ様でした!

次回集合日は10月10日(土)です。ご参加お待ちしております♪


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2015年09月19日

スズメ除けネットの張り方

田んぼプレーヤーのみなさんが作業予定の「スズメ除けネットの張り方」についてご紹介します。

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9月21日(月・祝)に、ネット張りの実習をこぐま塾と合同で行います。
来られる方はどうぞご参加ください。

21日
 10時〜11時 雑草屋自宅で篠竹刈り(支柱用)
 11時〜12時 田んぼでネット張り実習

日程が合わない方の為に、以下に鳥除けネットの張り方をご案内いたします。
またその他の日程についてもご一緒できる場合もありますので
事前に小松までご連絡ください。

--------------
【スズメ除けネットの張り方】

(1)支柱立て

・高さの目安は稲穂から15〜20cm上の高さです。

・1区画につき6本以上立てます。四隅4本+長辺の中央に1本ずつ+αです。

・支柱となる資材は田んぼの休憩スペースに置いてある篠竹や、畑の小屋付近にある篠竹がお使いいただけます。強度に不安のある方は各自でご用意ください。
 ※田んぼの休憩スペースのブルーシートの中に保管してます。

・後述(2)の工程でペットボトルを使う方は、ペットボトルの口の直径より細 い支柱を選ぶといいでしょう。
・区画の四隅に立ててある目印の棒は、ネット張りの支柱としては使わず、通路分を確保する形で支柱を立てましょう。

・地面に対して垂直に深く突き立てます。難しい場合は予めスコップ(小屋にあります)等で下穴をあけてから立てると上手くいきます。

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(支柱が斜めになっていますね・・・)



(2)麻紐張り、またはペットボトル挿し

一人でも作業がしやすいように、昨年から新しい方法(ペットボトル法)が編み出されました。補足しながらご案内いたします。

・まず、各支柱の上部に外れないよう麻紐などを渡していきます。カーテンレールのようなイメージです。区画全体を四角に囲むだけでなく、筋交い(対角線上)にも渡しておきましょう。長辺中央の支柱を使い、区画を上から見たときに、×が縦に2つ並ぶ状態に張るなど、ネットが途中でたわまないように張るのがおすすめです。

・ペットボトル法は、各支柱に蓋をするようにペットボトルを逆さまに支柱に挿す方法です。底が立体的に丸くなっている、炭酸水などの容器が適しています。ネットがなめらかにすべることが肝心です。6本の支柱の先に逆さまに挿し、上記と同様に麻紐を渡します。

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(3)ネット張り

ネットは網目がスズメの通れないものを選びます。(45mm以内のものがおすすめ)
つくし農園に襲来するころのスズメたちは死に物狂いですので、網目に余裕のないネットがいいでしょう。

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スズメ対策の理想を言えば、上面だけでなく側面も4面すべて覆えたらやるべきです。それも考慮して、だいたい合うサイズを購入してください。基本的な田んぼの区画は、4m×10mです。(ぴったりのものはありません。帯に短しタスキに長し、といったところです。)
残念ながら自然素材の丈夫なものは簡単に手に入りませんので、化学繊維のネットを使います。

・袋からネットを出し、蛇腹折りの状態のままで区画の短辺にそろえます。ネットの束は畦道などに置きます。このとき長辺の側面も覆えるサイズであれば、その幅も考慮して配置してください。

・ネットの端を持ちあげ、支柱・紐・ペットボトルの上を通過させながら、区画の長辺を進みます。一度に一辺がうまくいかない場合は、左右を交互に進ませるとうまくいきます。

・ネットをかけ終えたら、各面のヨレをだいたい整えてから、支柱や紐にネットを固定していきます。20cm程度に切った麻紐を用意して、ネットと紐・支柱とを結びつけます。しっかり外れないよう結びますが、後で外すことも考えて、 結び方は注意してください。

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・スズメがネットに乗ったときに稲穂に届かないよう、風が吹いてもネットが稲穂につかないよう、ネットはピンと張った状態で固定します。中央の筋交い紐から先にネットと固定したほうが、やり直しが少なくて済むと思います。

・最後に足元も支柱とネットを固定して完成です。余ったネットは切ったりせずにそのまま束ねて残しておきます。

張ったあとも、時々見まわって、穴があけられていないか確認します。1つでも穴があくとそこからスズメが入り浸って食べ尽くしてしまうので、穴はこまめに 麻紐で補修します。
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ネット張りについては以上です。みなさん頑張りましょう!


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