こんにちは、雑草屋の嫁です。5月9日(土)は新規プレーヤーさん3組、新規聴講生1名を迎え、賑やかな集合日となりました。参加されたみなさん、お疲れ様でした!
畑実習では、里芋・生姜を植えました。
里芋は葉が大きくなり育てやすいですし、
生姜はつくし農園でも比較的よく育つ作物のひとつ。この時期に植えておくと楽しみが増えますね。
有機栽培と慣行農、2種類のトマトの苗を植え、ズッキーニの種まきをしました。
種から植えるか、
苗床で育てて移植するか、
購入苗を植えるか。どれが育ちやすいかを試すのも面白いですね。どうしても育ててみたい野菜なら、適期に畑に種をおろして、保険で苗床でも種をおろして、そのどちらもうまくいかなかったら苗を買ってきて植える、というのもいいと思います。
実習畑では、落ちたムカゴから芽生えた
山芋のつるに支柱を作って育てることにしました。山芋を植えて増やす場合は1〜2年で山芋が収穫できるようですが、ムカゴからの繁殖では3〜5年かかるそうです。気長に待ちましょう。
スナップエンドウが膨らんでいました。あとひと息で収穫です。
じゃがいもの芽かきも行いました。
芽かきをするのは慣行農では当たり前ですが、自然農では必ず必要とも言えず、(本などを見る限りは)奈良の川口さんも芽かきはしていないそうです。プレーヤーさんからも「今年は芽かきをせずにたくさん
光合成をしてもらおうかと思う」といった試みが聞かれ、夏の収穫でどんな結果になるのか楽しみです。
共同作業は竹の運搬。長い孟宗竹を手分けして担ぎ、小松宅から畑まで運んできました。おかげさまでテント用の支柱がリニューアル♪
つくしテントに歴史あり。過去の記事を読んでいただくと、テントに愛着がわくかもしれません。 ⇒
白テントについて ⇒
テント復活♪お昼は車座になって四方山に語らいました。子どもたちの交流も微笑ましく、今年のつくしキッズも賑やかになりそうな予感です。
田んぼ実習では、苗代の様子を確認しました。例年より稲・雑草ともに伸びがゆっくりだったため、大きな葦を切った以外は、来月の田んぼ実習へ持ち越しとしました。
自由作業の時間には、新規プレーヤーさん用の
苗床を作りました。
自然農では、苗代も草の生えた田んぼの中に作ります。
まずは、苗代にしたいエリアの草刈り。土が出るくらいまでノコギリ鎌で刈ってゆきます。
四隅に棒を立て、四辺の目安をつけてから、残っている大きな雑草の株元を刈ります。
スコップで周囲の土を掘っては乗せ、掘っては乗せ、土のかたまりをスコップや手で砕きます。湿っているうちは扱いやすく感じる土のかたまりも、乾けば
石のようにカチカチになるため、なるべく丁寧に。
どんどん土のかたまりをほぐしつつ、大きな草の
根っこを見つけては、苗代周辺にできた溝に落とします。このとき、根っこをポイとそのへんに投げてしまうと、将来田んぼにする場所に根を張ってしまうので、必ず溝(水に浸かり続ける場所)に入れます。
別の場所から土を運んできました。
草の種の入らない土、というのが肝心で、そのためには地表の草の種をできるだけ避け、スコップで深く掘り、深いところから土を持ってくる必要があります。
草の根を除き、土を手で細かく砕いては、ふるいで苗代全体に土をかけていきます。どのくらい細かくするかですが、
種籾が土の小さなかたまりの間に落ち込んでしまうとうまく発芽できない、そこから考えるとわかりやすいそうです。
ふるいは網が交換できるようになっていて、網目の大きいもので土をふるったのち、細かいものに換えて再び細かな土をふりかけます。この工程を丁寧にすることが、稲の順調な発芽を支えるようです。
田んぼの一角では衝撃の光景が・・・
Mさんが丹念に研いだ草刈りホー(写真奥)で、田んぼの休憩スペースの草をかなりのスピードで刈ってくださいました。自然農の本で時折見かける
草刈りホー。立ったまま稲の間の草刈りができるもので、間近に威力を見せてもらいましたが、これはすごい!です。道具の手入れが丁寧だと、素晴らしいパワーを発揮しますね。MさんNさん、ありがとうございました。
共同作業は畦道の草刈りを行いました。草の根っこは畑の土を耕して柔らかくしてくれます。つまり、
畦草を放置すると、大事な畦道が柔らかくなって崩れてしまいます。ですので、自然農でも畦草はきちんと刈ります。
自生する
セリに気づいて収穫したり、プレーヤーさん同士で色々にお喋りしながらの共同作業タイムとなりました。最後までみなさん、お疲れ様でした!
次回の集合日は
6月6日(土)。みなさんのご参加お待ちしております♪
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