この日はプレーヤーさんがご家族で参加されたり、OGさんや見学者の方も家族連れでいらして、にぎやかな集合日となりました。ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした!
畑では、まず実習畑の様子を見て回りました。枯れ草を厚めにかけておいた空豆は、湿気がたまって凍りやすくなったのか、はたまた雑草の体温がなくて寒さに負けやすいのか、枯れていました。一方で枯れ草がほどほどで生き残った空豆は、なんとか春を迎えることができました。撒き時から越冬の手入れまで、やはり空豆は毎年試行錯誤です。
カラシ菜は、気温が緩んで甘さが薄まった印象。皆で食して、その変化を味わいました。
次に、ジャガイモの種イモを植える際のコツなどをお話して、実際に植えていきました。種イモは小さいものはそのまま、大きいものは切って使います。芽が頂点から螺旋を描いて位置していることを意識しながら、縦に切ります。1つあたり芽が3つ以上あるように、また真横に切らないように気をつけて切ってください。切り口は生傷のようなものですから、陽にあてて乾かすか、草木灰をつけたものを植えるようにします。
植える場所にモグラの穴が見つかることもよくあります。モグラの通り道を確認して、避けて別の場所に植えるようにします。モグラはジャガイモを食べませんが、モグラ穴を利用してネズミが食べにきます。穴を踏み潰し続ければ、モグラが根負けして地中深くや別の場所を掘るようになる、とも聞きますが、今のつくし農園にはエサのミミズがたくさんいるため、まだまだモグラがたくさん集まってきます。モグラ対策も楽しんでみてください。
カブの種おろしも行いました。ノコギリ鎌の背で土が見えるようにならし、表面に鎌先を入れて、軽く既存の雑草などの根切りをします。
種をばら蒔きした後は、雑草の種の混じっていない土をかけるか、鎌の背で斜めに筋を入れるようにして、土をかぶせます。最後に周囲の刈り草を振りかけて完了。この刈り草が土の水分蒸発を防いでくれます。
つくし農園で育ちやすい作物(大豆、ジャガイモ、米、菊芋、ネギ・ニラ・にんにく類、生姜など)、育ちにくい作物(果菜類、さつまいもなど)についてお話したあと、雑草管理によってどこまで畑の雰囲気が変わるかを見て回りました。強力な印象の雑草(チガヤやススキ、セイタカアワダチソウ)が繁りやすい畑でも、こまめに手入れをされると柔らかい、優しげな雑草(ハコベ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ)が地面を覆うようになります。
ベテランプレーヤーのMさん曰く「夏は2週間放っとくと雑草がえらいことになる」とのこと。みなさんそれぞれのペースで週末農を楽しんでいきましょう。
畑の共同作業は、3月恒例のネット貼りを行いました。隣接する芝農家さんが、雑草の豊かな自然農のつくし農園に(ご厚意で)除草剤をかけてくださることのないよう、布を張っています。過去は自然に還る麻布を、ここ2年は受託栽培で廃棄となったマルチクロスを活用して作っています。
花壇作戦もそろそろ始動ですね。花壇のように綺麗な花やハーブ類を目に付くようにあからさまに育てることで、「除草剤散布したら悪いな」という気持ちになってもらえないかという、「花で懐柔作戦」。既に花が咲いているポット苗、お値段お手ごろな苗、おすそわけ苗など、大歓迎です♪また、ご自分の区画にチューリップやスイセンの球根がありましたら、(この春は枯れるかもしれなくても)花壇に移植してくださると助かります。
お昼は子供たちが総勢9名!風は強いけれども、賑やかに過ごしました。おすそわけのスープがとても美味しかったです。OGのOさん、ごちそうさまでした。
午後は田んぼへ。まず共同作業の畦道の補修に取り掛かりました。今回は東の長い畦を、半分まで直すことができました。例年より崩れが少なく、作業がしやすかったかと思います。続きは次回28日(土)の臨時集合日に頑張りましょう!
OGのOさん、見学のAさんのご主人が子供たちを見て下さり、近隣公園や田んぼで思い切り遊ばせてもらっていました。ありがとうございました。天然の雨水だけで営むつくし農園の田んぼで、泥んこと戯れる子供たち。気持ちよかった?
夜は雑草屋宅で懇親会。ナチュカフェのオードブルに舌鼓を打ち、皆さんが持ち寄ってくださった美味しいお酒で日本酒祭りと相成りました。OBのIさんが参加してくださり、また、OBのYさんからも差し入れが。みなさんお一人お一人のお話に盛り上がり、お酒も進み、2015年度も面白いつくし農園になりそうな予感と共に夜が更けてゆきました!
次回集合日は、3月28日(土)の臨時集合日です。田んぼ仕事を終えたら、一緒にのんびりお昼を食べたいですね〜。ご参加お待ちしております!
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