2014年02月27日

2月集合日の様子

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小松です。

雪による順延が2週続いた後の22日、ようやく2014年度の最初の集合日が開催されました。
順延の甲斐あって、当日は心地よい晴天となり、穏やかな気候に包まれました。当初予定していた8日と、翌9日には大雪に埋まった農園でしたが、翌週の荒天では雨となり、すっかり雪は洗い流されており、初春らしい枯れ草色の下にほんのりと芽吹きが見られます。
まずはつくし農園の恒例の年初行事。駐車場に集合し、近所の氏神様でもあります一ノ矢八坂神社に参拝しました。いつもながら、気持ちが引き締まりますね。

今月から新規で参加される方も2組加わり、さっそく2月の集合日がスタート。畑では、農園の簡単な紹介、自然農の概要について、そして当日参加されたプレーヤー全員の自己紹介を行いました。見学の方、初年度の方、ベテランプレーヤーさん、2014年もどうぞよろしくお願いいたします!

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【いよいよ2014年スタート】

さて実習畑では、畑の観察から。冬を越して春の訪れを今か今かと待ち望む作物たちを見て回ります。空豆やエンドウ豆は、大雪にもなんとか耐え、これから復活しそうです。籾殻を被せて寒さ対策をしていた大根は、上部がだいぶ傷んでしまっていました。続いては、春の訪れの前にしておきたい作業の一つ、畝の修復作業です。1年のうちに崩れてしまった畝のたて直しや、新しく区画を整理は、忙しくなる種まき作業の前にしておきたいもの。土を移動する場所をあらかじめ草刈りし、青草を土の下にしてしまわないようになど、いくつかのポイントを確認しながら、実習畑の一部の畝を作り直しました。

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 【畑の様子の観察】   【大根は残念に・・・】   【空豆は無事に元気】


最後に、エンドウ豆の種まきも実習しました。秋播きが基本のエンドウ豆ですが、播ききれずに余った種をこの時期に播いてしまいます。収量は秋播きに比べて劣りますが、少しずつ暖かくなってきた早春のうちにできる作業の一つです。確実に育てたい場合は、温室などでポット苗を育ててからの、3月以降に定植するのがいいようです。

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【エンドウの種まき実習】


実習後の自由時間では、各自区画での自由作業となります。今年から参加する方たちは、この時間を利用してご自身の区画決めを行いました。つくし農園の畑は、大きく分けて「寅の畑」「卯の畑」「未の畑」の3エリアに分けられます。それぞれのエリアに約40平方メートルの区画が区分され、好きな場所を選んでいただいています。区画それぞれが、昨年までの使われ方、日当たり、景色が異なります。一度決めた後も、区画があいている限り変更は可能ですが、手入れを始めるとそこで続けたくなるのが人情。最初に決めた区画でずっと続けられる方がほとんどです。最後はプレーヤーさん自身のインスピレーションで決断していただくことになりますので、皆さん慎重に畑を見て歩き、今年度から付き合いが始まる区画を決めていただきました。

お昼休憩前の共同作業では、先月からの持ち越し作業の刈り草堆肥づくりを行いました。つくし農園では、周囲の耕作放棄地の雑草を集めて、草堆肥をつくっています。基本的には無肥料での栽培を指針にしておりますが、畑の様子や作物に応じて、利用しています。例年、冬の枯れ草を刈って集めて置いただけの堆肥場を農園の片隅につくり、秋までそのままにしておきます。春夏秋の間に集めた草はすっかり量を減らし、しっかりとした草堆肥になるのです。

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【昨年の枯れ草堆肥場から】     【隣のシートに移します】
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【刈った草をかき集めて】     【踏み均していきます】 


理屈はさておき、草堆肥づくりの楽しさはもうひとつ。刈った草を集めると文字通り丘のように積みあがります。農園の周囲の草はイネ科のチガヤなど茎の細いものが多く、積み上げるとまるでそこは干草ベッド。嵩を減らそうと大の大人が足で踏み均そうとしても全然つぶれてくれません。そのフカフカの干草ベッドは、子供たちにとってはまるで遊園地のトランポリン。踏み作業に疲れて共同作業を終えた後には、刈り草ベッドで飛び跳ね、転げ周り、草に包まれるつくしキッズの笑顔が溢れていました。

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【跳ね回る!】


昼食後の実習は水田に移動して、田んぼ実習を行いました。まずはお話から。つくし農園独特の田んぼの特徴、これからの一年における稲作の進め方、昨年の課題点(水不足、ザリガニ被害、スズメ被害)などをお伝えしました。2月の田んぼの作業としては、苗代準備ができるのですが、折からの大雪の名残がまだ田んぼに残っており、水が多くて苗代作業はできません。共同作業を前倒しにして、毎年恒例の土木作業、「畦道の修復」に取り掛かることに致しました。

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 【田んぼの実習スタート】   【水がいっぱいの水田】

昨年にしっかり作った畦道も、1年使い続けてすっかり崩れてしまっています。ザリガニ、モグラ、雑草、踏み崩し、様々な要因は挙げられますが、気持ちのよい畦道を作ることで、気持ちがキリっと引き締まります。これから我々の通路となる畦道ですから、無駄なく、丁寧に、崩れにくい畦道になるように、参加者全員で一所懸命取り掛かります。麻紐を引いてラインを出し、そのラインに沿ってスコップを入れ、土を上げ、崩れている畦に盛り、均し、叩いて固め、水分を混ぜながら形を整えます。経験者も初心者も、額に汗、顔に泥、をしながらなんとか全工程の3分の1を終えることができました。これから3月の臨時集合日までの計3回で、今年お世話になる畦道をしっかり直していきたいと思います。

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【崩れた畦道を・・・】

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【全員で畦を直します】

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【見事完成!!】

いやあ、久しぶりの土木作業は身体にこたえますね! 
3月の集合日はなんと来週末の3月8日です。懇親会(飲み会)も控えてますので皆様ふるってのご参加をお待ちしております♪


・2014年度の集合日予定カレンダー ならびに募集要項
・つくし農園の見学・体験について
・自然農について
posted by 雑草屋 at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園風景(14年度) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする